IT会社のマーケティング担当です。
中小企業診断士という資格に興味をもっています。
本などで読む限りでは、あまり興味がもてなかったりするのですが、
実際に資格取得のスクール(TAC)にかよっている先輩などの話を聞くと、授業はとても興味深いし、実務に活かせそう・・という話もききます。
実際にはこの資格はキャリアアップや実務上の役立ち具合はどうなのでしょうか?
ご存知の方、教えてください。m__m
会計士や税理士と異なり、法的に独占できる業務がないのでそれだけでは食べていけないと思います。
http://www.j-smeca.or.jp/about/SU0601.html
銀行、会計事務所、コンサルティング会社、あと一般企業であれば会社の信用調査などに関連する部署に勤めているのであればそれなりに使える資格だとは思いますが。
あと、資格をとる際に試験ではなく中小企業大学校で取得をするほうが人的関係が広がるのでそのほうがいいという話もあります。もっとも、これをやるのはお金がかなりかかるはずですが・・・。
資格を取っても中小企業診断士には独占的な仕事が保障されるわけではないので、独立にはむかない資格です。
7割くらいの方は所謂“企業内診断士”です。ある程度の規模の会社で、経営の中枢で活躍したいと考えられているのであれば、挑戦して損はない資格だと思います。昇進にも転職にも有利です。ただ、苦労の割にはお金に結びつかない資格だと言われています。
資格のための勉強は、広くて浅い知識とは言え、経営全般について学ぶわけですから、「経営についてはよく分かっていうヤツ」という評価が社内的には定着するはずです。それよりもご自身の成長にきっと驚かれるはずで。会議での言動や立ち振る舞いが明らかに変わってきますので。
例えば、ある経営課題のブレストを行っていたとすると、その経営課題がどの経営レベルの階層で起こっているのかをたちどころに理解し、証拠に基づいた意見、多彩で鋭い切り口の問題解決の提示をできるようになります。仕事のやり方まで含めた能力開発、「使用前-使用後」の大きな違いを実感できるはずです。
7年目でマーケ担当ということですが、財務会計や人事労務、またご専門のマーケティングを勉強し直すのも、年齢的にちょうどいいタイミングかもしれませんね。
MBAという手もありますが、いろいろ制約があるなかで勉強されるかたにはお勧めです。
詳しくいろいろ教えていただいてありがとうございます。
独立をするつもりはあまりありませんが、このままだと社内的にも同じような役回り・ポジションが続くし刺激がないなぁ・・と感じています。社内でより存在感を発揮できる人間になりたい、ということであれば、目指してみる価値はありそうですね、、
独立準備中の中小企業診断士です。
上のお二人は、診断士での独立に対し否定的な見解のようですね。
わたしもこの資格を取る前は同じように考えていました。
また、世間的には上のお二人のような考えが多いと思います。
しかし、実際に取得したあと、様々な機会で診断士で独立している方と知り合い、お話をしましたが、思ったよりも高収入の人がたくさんいます。
もちろん資格を生かすも殺すも本人次第ではありますが、独立しても充分ニーズはあると思います。
独占業務がないことがあげられていますが、それほど気にする必要もないと思います。
そもそも、その仕事にどれだけの市場があるかのほうが重要です。
また、診断士資格をもっていれば公共診断の仕事ができます。また、診断士のネットワークからも仕事がきます。基本的に企業はどこの馬の骨ともわからない人間にはコンサルを頼まないので、これは、コンサルで食べていくのに相当なメリットになります。
また、診断士資格じたいネームバリューが高いわけではありませんが、診断士をもともと知らない経営者でも国家資格であることを説明すれば興味をもつ人もいますね。やはり資格の威力はあると思います。
ただ結局は、本人の能力が一番大切です。IT業界のマーケティング担当というのが、いったいどれくらいのスキルかわかりませんが、もし、これまでのスキルに自信があるならば、相乗効果でかなり威力を発揮すると思います。逆に、まともな実務を積んでいなければ物の役にも立たない可能性もあります。
実務+診断士ではなく、実務×診断士というイメージで考えてもらえればいいと思います。
URLはダミーです。
ご丁寧にありがとうございます。