小生はリテール部門の銀行員ですが、ニーズが高まっているというより、日本は個人金融資産が1400兆円もある、且つそのほとんどを富裕層が保有しているとの事から、収益源をそこに求めている為と思います。個人富裕層へのコンサルティング業務への依存度を高めるためにわざと『コンサルティングニーズが高まってきている』と噂を高めている気がしますよ。もう一つは、現在 政府の財政難ですが、コレを打開するには政府がインフレを行えば解消できるのですが、【個人の資産が政府に移るのと同じ効果になる】
これを阻止する為に各金融機関が個人のみなさんへ働きかけているのではないかとも思えます。なかなか日本の富裕層は古い方が多いから、気が付いている人は、少ないと思います。むしろ銀行員が気付かせるといった感じです。
団塊世代が定年を迎えるに当たり、退職金などを手にすることで
高額の個人金融資産を保有する人口が高まるために、
金融業界ではこの層を「マスアフルーエント」と呼んでいます:
http://www.nri.co.jp/opinion/chitekishisan/2004/pdf/cs20040803.p...
上の回答者がおっしゃっていることと重複するかもしれませんが、
「リテールでのコンサルテーションニーズが高まっている」というのは
売り手の理屈であって、マスアフルーエント層の意識と需要を掘り起こす
業界主導の潮流かと僕も思います。
一方更なるリッチ層は「新世代富裕層」と呼ばれ、
この人たちは金融リテラシーも高く、金融機関におけるコンサルテーション
サービスには懐疑的であるという定義がされています。
この層を研究した本が最近刊行されました:
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4492653880
これを見てゆくと、単なるコンサルテーションというよりは
コンシエルジュ的な「つかず離れず」のスタンスが大事なような気がします。
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