国会議員の秘書はどんなお仕事をするのでしょうか?

以前とある議員の事務所でインターンシップをさせてもらったのですが、相当な激務でした。会期中か否か、選挙が近いか否か、その秘書が政策秘書か公設秘書か、あるいは私設秘書かにもよりますが、あくまで一つのケースとして書きます。

朝はまず議員を迎えに行き、そのまま始発の出る頃から駅で挨拶。

それが終わると議員と政策秘書、国会担当の秘書は国会へ。国会では政策を考えたり議員の代わりに会議に出席したり訪問者の応対をしたりと、いろいろやることがあります。

一方、議員が国会出席中は地元秘書が選挙区を守らなければなりません。議員の代理として、支援者回りや国政報告会のセッティング、パンフレットのポスティングやポスター貼りまでやります。もちろん訪問者にも適宜対応します。

こういう用事は相手が時間を選んでくれないので、食事時だろうが夜だろうが関係なく呼び出されたりします。自分で車を運転しなければならないので酒は禁物、食事が食べられないというのもありえない話ではないです。もちろん事務所は日曜も開いているので休みではありません。だから休みのないところはないでしょう。

それから、体力だけでなく精神力も必要です。多くの支援者に頭を下げる毎日ですし、責任も重大です。そして、議員が選挙で落ちたら一緒に失業です。将来のことなどいろいろ心配が募るものです。上下関係も厳しいですし。

どこもこうだというわけではないですし、当時は選挙が近かったので仕方がないのでしょうが、それにしても大変は大変です。日本はアメリカなどと違って議員一人に対して秘書が三、四人のところが大半です。だから一人当たりの負担が大きくなってしまうのでしょうね。