ゆっくり書けば、周りの方からは綺麗な字だと言われるのですが、急いで書くと異常なまでに字が崩れて読めなくなってしまいます。子供の頃からだったのですが、これまではなんとか切り抜けてこれたので、それほど気になりませんでした。しかし、最近論文形式(長文)の試験を受ける機会が非常に多くなり、周りにはアドバイスできるような方もいないため、真剣に悩んでいます。
ここ1年ほど、ペンを変えたり、書写を継続的に行うなど、自分なりに努力してきましたが限界が見えてきたような感じがします。現状、400字の文章を書き写すのに16,17分かかるのですが、あと5分は縮める必要があります。
速度向上の近道になるのなら・・・と思い、速記について調べたり、硬筆でも習おうかと考えたこともありますが、それでは解決できない問題だろうと考えています。筆記速度は身体能力や運動神経が関係しているという話も聞きますが、何か有用な情報がありましたら、教えて下さい。よろしくお願いします。
速く書くことの学習
http://tb.sanseido.co.jp/kokugo/kokugo/column/calligraphy/bn/020...
速く書くための「運動能力」は、速書練習によって向上していきます。速書練習のポイントを紹介しておきましょう。
「メモ」など具体的な場面を想定して、速く書くことの必要性への理解を図ること。
授業の最初の5分間を練習にあてるなど、継続的に行うこと。
個人の目標を立てるなど、個人差に配慮すること。
書く分量(文字数)か書く時間を毎回一定にして、伸び具合をグラフにするなど 成果が確認しやすいようにすること。
速くても雑であっては意味がないので、行書の学習との連携を図るように配慮すること。(楷書で行う場合も読みやすく整えてという点に配慮すること。)
やはり、練習と慣れみたいですね。
何点か参考にできそうな回答がありました。
そこそこの速度で字をきれいに書くということ自体に関しては、(たまたまですが)過去の質問の回答内容を実践してきたこともあり、対応できているのかな感じました。
ただそこからさらに、論文試験などの特殊な状況を前提に、筆記速度を上げていくということには上手く対応できていないため、もう少し情報を集めてみたいと思います。
ご回答ありがとうございました。
何かの本かテレビ番組で精神統一とか心を静めるとかすると、字がきれいになるとかいってました。般若心経の写経とか仏教関係の鍛錬を積むのが効果的だそうです。私も幼いころは達筆なほうでしばしばほめられてたくらいですが、今ではまったく乱雑で、心の廃れも関係あるのかなと思っています。
試験中などは難しいかもしれませんが、書写の練習の際に参考にさせていただきたいと思います。ご回答ありがとうございました。
実際に「書くトレーニング」については、もう色々見ておられると思います。
知る人ぞ知る的に、「利き手の筋トレ」みたいなトレーニング方法があります。
一度、お試しになられると良いかと思います。
詳細については、突拍子も無い変な方法と感じる方も多いと思うので、
違和感が無ければ、ご希望により説明します、ということにしたいと思います。
是非お願いします。実際、速度を上げて練習する度に、ペンを持つ手の力のコントロールに苦慮しておりますので。よろしくお願いします。
以前、私は高い筆圧を下げたいと思っていました。
その為には普通のペン習字では役に立たないと思っていたところ、変な道具を使って手の筋肉をトレーニングするところから始めるペン習字を見つけました。3万円くらいだったと思いますが、申し込んでみました。取り寄せて使ってみたら、道具を使わなくても手軽にトレーニングできることに気がつきました。
今では名前も忘れたくらいの大したことがない方法でしたが、トレーニングすると確かに書き良くなったのです。
面白くて利き手と逆の手で試してみたら、正しいペンの持ち方ができるようになりました。それ以上練習しなかったので、字自体は下手ですが、今では箸は両利きです。
それでは始めましょう。
自分の筋肉や筋の様子を常に気にしてください。
手首や手、指が少しでもつる感じがしたら、その時点でストップしてください。
秒数や回数はあくまで目安です。
1.準備運動
手を軽くブラブラ・・・という感じで振ります。
手を軽く握って、首を回したりする要領で、手首を前後・左右に曲げたり、回したりします。
手を軽く開いて、同じようにします。
あくまで準備運動なので、前後左右は往復で1回、回すのは1回転で1回として、
それぞれ1・2~8、2・2~8の2カウント程度にしておきます。
2.親指・人差し指・中指のトレーニング-1
ペンを持って下さい。
ペンを手のひら側に一杯に引く、逆方向に一杯に押す、という運動を往復1秒程度の速さでして下さい。
この時、他の指が同時に動いても気にしないで下さい。
最初は20~30回もやれば十分だと思います。
3.薬指・小指のトレーニング-1
軽く拳を作って下さい。親指で人差し指と中指を軽く押さえます。
薬指と小指を手のひら側に縮めてから、逆方向に一杯に伸ばしす、という運動を往復1秒程度の速さでして下さい。
ただし、爪で痛くない程度にして下さい。
これも最初は20~30回もやれば十分だと思います。
-最初のうちは、ここら辺で、1~2分休憩して下さい-
4.1.のストレッチング版
1.の準備運動を筋を意識しながら行います。
手の握る開くは1.より強めにします。
曲げる角度は、痛気持ちいいとか痛いという感じの寸前までの角度をつけます。
速度は遅くなります。
前後左右では最深角度に達するまで1秒程度にして、6~8秒程度姿勢を維持し、1秒程度かけて戻します。
回転では最深角度に達するまで1秒程度にして、6~8秒程度で1回転し、1秒程度かけて戻します。
最初のうちはそれぞれを2回もやれば十分だと思います。
・・・どうです?変でしょう?
変な方法だと思うし、長くなるので、お邪魔になってはいけないから、今日はこれ位にさせてください。
続きをお知りになりたいときは、その旨、おっしゃって、「一人当たり2回まで回答出来ます」の制限を外してください。
その場合は明日にでも続きを書きますから!
それでは!
ご回答ありがとうございます。確かに聞きなれない訓練ではありますが、それほど時間がかかるようなことでもなさそうなので、書写と並行して試してみようと思っています。
回答に関しては、回数の上限を修正しましたので、問題ないと思います。また、暫く回答は受付可能な状態にしようと思っています。お時間のある時にまたご回答の続きをお願い致します。
詳しいご説明ありがとうございました。
お待たせしました。
続きをどうぞ。
5.親指・人差し指・中指のトレーニング-2
手を軽く握ります。
少し開いた人差し指と中指の爪の辺りを親指で軽く押さえます。
この3本の指を軽く弾く感じ(汚い例えですいません……鼻糞飛ばし……みたいな……)で開きます。
他の指の爪付近を親指で押さえる~弾く、を1秒に2回程度の速さで繰り返します。
最初は20~30回を目安にして下さい。
6.薬指・小指のトレーニング-2
手を軽く握ります。
少し開いた薬指と小指の爪の辺りを親指で軽く押さえます。
この3本の指を軽く弾く感じで開きます。
他の指の爪付近を親指で押さえる~弾く、を1秒に2回程度の速さで繰り返します。
これも最初は20~30回を目安にして下さい。
7.クールダウン
準備体操と同じです。
……と、こんな感じになります。
それぞれのトレーニングは
2と3が遅筋(力をコントロールしたり発揮したりする筋肉)を鍛え、
5と6が速筋(速さを出す筋肉)と筋を鍛え、
4が筋肉と筋の柔軟性を確保する、
という意味があります。
スポーツに例えれば、
この運動は筋トレですから、
通常の書写トレーニングは、基本練習
論文作成は、練習試合、
という感じの位置づけで考えてみると、この運動の意義が理解し易いと思います。
既にご理解されている通り、この筋トレは「実にシンプルで簡単」です。
すぐにどうすれば、自分の必要な部分をより強化できるか、という事が分かってくる筈です。
回数を増す、運動強度を増す、2~6をローテーションとして繰り返す、など、ご自由に工夫なさって下さい。
今回はこれでおしまいと致しますが、何か追加で疑問などが有りましたら、直接お問い合わせ下さい。
はてなでは「ポイント送信」で1ポイント送るにすれば、2ポイント掛かりますが、特定の相手にメールを送ることができます。別途質問を立てるより安いです。私は「ポイント・ゲッター」ではないので、これでもOKです。お返事は同様に「ポイント送信」で差し上げますから、メールアドレスは不要です。何かの都合ですぐのお返事が無理でも、最悪でも1~2週間程度見ておいて下されば、なんとか大丈夫でしょう。
こんなことで私は商売をしているわけではありませんから専門的なアドバイスはできないかも知れませんが、体験談の一つとして、疑問の解消につながるお話ができるかも知れません。
この運動を行うときは、くれぐれも筋肉と筋を痛めない様に筋肉と筋に集中して下さい。
試験合格など、幸運をはてなの果てからお祈り致します。
では!
詳細なご説明ありがとうございます。やはり時間を取らずどこでもやれるのがいいですね。書写一辺倒になりがちな訓練にもバリエーションが増えて、半分楽しみながら取り組めそうです。
文章でのご説明でしたが、ある程度各トレーニングのイメージは掴めましたので、あとは自分でいろいろと試行錯誤していく中で、ものにしたいと思っております。なんとか効果を得られるよう、これからも努力して行きます。
まだ効果が得られた訳ではありませんが、はてなを利用しなかったら得ることのできなかった貴重な情報を教えていただいたと感謝しております。簡単なご挨拶で恐縮ではありますが、本当にありがとうございました。
やはり地道に訓練を続けた方が良さそうですね。独りよがりになっていないか気にはなっていましたが、教えていただいたポイントを参考にしたいと思います。ありがとうございました。