ドコモもＡＵもいなくなる。

携帯電話もPCも、今日、区別ができないくらい機能、性能を持っています。技術面とビジネスモデルとでは、対応が違うと思います。Skypeが生き残れるか、発展するかは、技術的な面が大きいでしょう。DocomoやAUがどうなるかは、ビジネス面から考えないといけないのではないですか。

今日の携帯電話にWindowsを搭載することが可能なことは、PHSには、Skypeができる状況まできています。IP電話も可能になっています。使用者の要望、通信業者の認識、電話器の製造者の企画によっては、現在のPCなみの機能を持つ携帯電話器、システムは、技術的には可能です。

一方、ビジネス面で携帯電話会社は、どのような料金体系で利益をあげるかが、企業存続の鍵になります。NTTのように固定電話を光回線の導入でひかり電話を普及させたいと考えているでしょうが、使用者が、そのように理解してくれるか、大きな問題でしょう。

通信には、常にインフラ、通信手段が必要です。そして、通信手段は、国の許認可事項です。政治問題でもあります。

安くて便利で高速な通信方法が認可されれば、従来の通信方法は、衰退していくでしょう。

総務省の一言で、Docomo、AUが赤字会社になれば、莫大な利益を独占的に占有する会社にもなると思います。技術的に問題が解決されても、政治、権益が解決されなければ、変化は、あまり大きく起きないと思います。

携帯電話の技術情報は、あまり公開されていませんが、公開されれば、海外の企業も携帯電話市場に参入してくるかもしれません。通話料が無料になれば、料金の課金システムは、不要になり外からみればSkypeとどこが違うのだろうと間違うくらい、携帯電話もPCSkypeも同じものに見えてくるでしょう。また、実態もサーバーの管理者が違うだけくらいの差しかないかもしれません。

勿論、これらのことは、Docomo、AUも承知してるので、生き残り、企業の存続を掛けて権益を守るでしょう。

そして、どちが勝つかは、使用者の数が決めるのかもしれません。ISDNとADSLの戦いの結果をみれば、NTTが守ろうとしたISDNの悲惨な結末になったのも当然のことではないでしょうか？