会社を設立しようと考えているのでいろいろ知っておきないとおもうのですが、株に関する事がが良くわからないので教えてください。

利益が計画通りに出てからの話なのですが、株主への配当は何%位が普通なのでしょうか?
また、先日はてなで別の質問をした際に現在は株の額面はなくなったとの事ですが、この場合配当は出資した金額に対して配当すればよろしいのでしょうか?それとも持株数に対して配当すればよろしいのでしょうか?1株あたりの価格は出資者によって異なる事を想定しています。

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  • 終了:2006/11/29 04:21:50
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ベストアンサー

id:zumig2 No.2

回答回数32ベストアンサー獲得回数5

ポイント50pt

配当の方法をあらかじめ定めた特別な株(種類株)を発行していない限り、配当はすべての株主に対して「1株あたり○円」と平等でなければなりません。

出資した際の株価や出資額にかかわらず、1株あたりの権利~配当を受ける権利や議決権など様々です~はすべて(種類株でない限り)、平等にしなければなりません。

これを「株主平等の原則」といいます。株式会社制度の根幹となる考え方です。


で、いくらが適当かという点ですが、これが難しい。


以前は、未上場中堅企業の配当は「配当率10%程度以上なら優良企業」といわれていました。

しかし、株式に額面がなくなったのに伴い、昔ながらの「配当率」(1株あたり配当金額÷額面)の考え方はなくなりました。

とはいえ、現在「エンジェル」として活躍しておられる方々の多くは長きにわたって「配当率」の世界で育った方々です。

難しいことを言わず「配当率で10%にしました」としたほうが、素直に喜んでいただけます(私の実体験)。

いちばん安く増資したとき(設立時を含む)の1株あたり払込金額が5万円だったとしたら、後で入ってきた人たちの1株あたり出資金額に関係なく「1株5,000円」を配当するというわけです。

この方法は、地方の中堅企業ではいまだによく使われています。


難しいことを言うとすれば、現在使われているおもな指標は2つですので、それらを加味して考えることになります。


【配当性向】 その期の配当金額÷当期利益金額

毎期の利益を積み上げて会社の内部留保をつくっていく過程で、その一部を社外に流出させるのが配当です。

その考え方をもとに、「もうけたお金を社内・社外にどう配分しているか」を見るのが配当性向です。

配当性向が高いのは株主にとって短期的に有利である反面、社外流出が大きいため企業の安定性が損なわれるおそれがあります。


【配当利回り】 1株あたり配当金額÷1株あたり出資額

これは株主の側から見る考え方です。出資した金額に対して年率いくらの利回りで返ってくるかを見る指標です。

1株あたりの出資額が違えば、配当利回りは株主ごとに異なります。


経営者であるあなたの立場から見ると、利益が出始めても片っ端から配当で出て行ってしまうと会社が安定しないので、当面は配当性向を抑えたいですよね。

また、出資するエンジェル投資家の方々も、「当面は企業の財務基盤を固めるため配当性向を○%に抑制したい」と言えばわかっていただけるものです。

配当性向については「どれくらいが適切」といわれる数値はありません。低ければ低いほど会社の安定性向上に有利、というだけです。


いくらくらいが適切かを計るには、「配当利回り」が適しています。

エンジェル投資家の多くは、定期預金よりも高い配当利回りになれば「エンジェル投資をしてよかった」と思う傾向にあります。

現在の低金利時代、年1.5%回ればかなり有利な定期預金です。したがって、2~3%の配当利回りになれば、十分喜んでいただけます。

1株あたり出資金額のいちばん高い出資者さんから見て配当利回り2%になるように1株あたり配当金額を決めるのが、最近の未上場企業でよく使われる方法のひとつです。

id:cocchi

配当利回りと言う事で考えれば良い訳ですね。

大変参考になりました。

2006/11/29 04:20:27

その他の回答1件)

id:mnby No.1

回答回数241ベストアンサー獲得回数15

ポイント35pt

普通は保有株数に応じて配当します。

「1株に対していくらの配当金」ということです。

上場企業では、税引後当期利益の20%台を配当にまわすのが平均的だとおもいます。

ただし、未上場企業の場合、企業の今後成長のための投資を考えて配当しなかったり、逆に株主に還元しようと多く配当したり、柔軟に考えて問題ありません。

株主、経営者の納得できる割合にすべきです。

id:cocchi

御回答有り難うございました。

2006/11/29 04:17:57
id:zumig2 No.2

回答回数32ベストアンサー獲得回数5ここでベストアンサー

ポイント50pt

配当の方法をあらかじめ定めた特別な株(種類株)を発行していない限り、配当はすべての株主に対して「1株あたり○円」と平等でなければなりません。

出資した際の株価や出資額にかかわらず、1株あたりの権利~配当を受ける権利や議決権など様々です~はすべて(種類株でない限り)、平等にしなければなりません。

これを「株主平等の原則」といいます。株式会社制度の根幹となる考え方です。


で、いくらが適当かという点ですが、これが難しい。


以前は、未上場中堅企業の配当は「配当率10%程度以上なら優良企業」といわれていました。

しかし、株式に額面がなくなったのに伴い、昔ながらの「配当率」(1株あたり配当金額÷額面)の考え方はなくなりました。

とはいえ、現在「エンジェル」として活躍しておられる方々の多くは長きにわたって「配当率」の世界で育った方々です。

難しいことを言わず「配当率で10%にしました」としたほうが、素直に喜んでいただけます(私の実体験)。

いちばん安く増資したとき(設立時を含む)の1株あたり払込金額が5万円だったとしたら、後で入ってきた人たちの1株あたり出資金額に関係なく「1株5,000円」を配当するというわけです。

この方法は、地方の中堅企業ではいまだによく使われています。


難しいことを言うとすれば、現在使われているおもな指標は2つですので、それらを加味して考えることになります。


【配当性向】 その期の配当金額÷当期利益金額

毎期の利益を積み上げて会社の内部留保をつくっていく過程で、その一部を社外に流出させるのが配当です。

その考え方をもとに、「もうけたお金を社内・社外にどう配分しているか」を見るのが配当性向です。

配当性向が高いのは株主にとって短期的に有利である反面、社外流出が大きいため企業の安定性が損なわれるおそれがあります。


【配当利回り】 1株あたり配当金額÷1株あたり出資額

これは株主の側から見る考え方です。出資した金額に対して年率いくらの利回りで返ってくるかを見る指標です。

1株あたりの出資額が違えば、配当利回りは株主ごとに異なります。


経営者であるあなたの立場から見ると、利益が出始めても片っ端から配当で出て行ってしまうと会社が安定しないので、当面は配当性向を抑えたいですよね。

また、出資するエンジェル投資家の方々も、「当面は企業の財務基盤を固めるため配当性向を○%に抑制したい」と言えばわかっていただけるものです。

配当性向については「どれくらいが適切」といわれる数値はありません。低ければ低いほど会社の安定性向上に有利、というだけです。


いくらくらいが適切かを計るには、「配当利回り」が適しています。

エンジェル投資家の多くは、定期預金よりも高い配当利回りになれば「エンジェル投資をしてよかった」と思う傾向にあります。

現在の低金利時代、年1.5%回ればかなり有利な定期預金です。したがって、2~3%の配当利回りになれば、十分喜んでいただけます。

1株あたり出資金額のいちばん高い出資者さんから見て配当利回り2%になるように1株あたり配当金額を決めるのが、最近の未上場企業でよく使われる方法のひとつです。

id:cocchi

配当利回りと言う事で考えれば良い訳ですね。

大変参考になりました。

2006/11/29 04:20:27

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