「ひかえ」は、「控え」という動詞の語幹だと思うのですが、それでは、「おろう」とは何でしょうか?
「おろう」の品詞と意味を教えてください。
「居ろう」=「居る」+「う」です。
「居る(お-る)」は動詞、その場を動かずに居る、じっとしているの意味です。
例えば、「下にお-ろう」もそうです。
「う」は命令・勧誘を表す助詞です。
例えば、古い表現では「早く持って来-う」、新しい表現でも「登ろ-う」というように使います。
「居ろう」は「そこにじっとしていろ」という意味になります。
「居る」は、ラ行変格活用の「居り」とは異なるのでしょうか。
ラ行変格活用であれば、ら・り・り・る・れ・れと変化するようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E8%A1%8C%E5%A4%89%E6%A0%B...
古語で居ろうと変化するのか、疑問が残っています。
「う」に勧誘の他、命令を表す意味があることは知りませんでした。ありがとうございます。
もとのカナ使いは「おらう」です。未然形「ら」+「う」です。
チナミに「う」は助詞ではなく助動詞です。
正確には「う」でなくもともとは「む」です。未然形に付きます。
意味は上のかたのおっしゃる通りです。
細かく言うと、
一人称に付くと「…したい」「しよう」と、意志や希望をあらわし、
二人称に付くと今回のような催促や命令、
三人称に付くと、推量の意味になります。
近未来の、あり得ると思われる事実を表現する助動詞、ということです。
「ひかえおらむ」が「ひかえおらう(音はひかえおろう)」と変化した、
ということです。
↓ダミーです
かな使いとしては、「おらう」ということだったんですね!
どうもありがとうございます。
「居る」の活用形かな、とは私も予想しましたけれど「居ろう」だと、勧誘の意味になりませんでしょうか?
場面からは、助さんや格さんは命令しているのですが、命令形で「居ろう」が有り得るのか、まだ疑問が残っています。