「はてなの○○さん。」part27
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抱負・得意分野:何事も中途半端な私ですが、読書とか歴史とか好みます
質問者(私)は…回答者の質問には なんでも 回答します。
・早い話が、はてな版「生協の白石さん。」です。
・ネタでもマジメな質問でもOK。
・質問終了時、『回答者の中から次の質問者を指名』して250ポイント支払い、その他の回答者には1ポイント支払います。(250ポイントはバトン替わりです)
・はてなへの5%、およびその他の回答者へのポイントは質問者が負担。
・回答数が1件のまま7日過ぎた場合、バトンはその時の質問者のものになります。
・「のっかり」分は質問者に任せます。
回答者(みなさん)は…質問者に聞いてみたいことを なんでも 質問して下さい。
・基本的に1ポイントしか入りません。
・誹謗・中傷や個人情報に関する質問はナシで。
・[重要]次回の質問者に指名された場合、それを拒否しないで下さい。
・次の質問者に選ばれたら速やかに質問を行いましょう。
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>>~<<の間はテンプレです。「抱負」だけ入れ替えて、次の質問者もコピペして使ってください。
・関連キーワード「はてなの○○さん」参照のこと。
歴史に残る芥川賞作家は?
もともと流行りのものに背を向けてきたので、受賞して脚光を浴びた作家のものを読んでいません。指で数えられる程度しか読んだ記憶がありません。
でも、開高健は、「裸の王様」がすごくよかったので、かなりたくさん読みました。今となっては過去の作家で、若い人には、誰よそれ…な存在だと思います。
古井由吉もたくさん読みました、やはり芥川賞選考委員として名前が知られる程度なのかなと感じます。
これは読んでおいたほうがよいという、お勧めの作家がいたら教えてください。
ちなみに、それほどの読書家ではありません。うちから出てきた3冊本はサリンジャーでした。
読書の達人goldwell様に質問します!
私、子供が生まれてから全く読書をしなくなってしまいまして。
元々はそこそこ好きなほうで、週末は本屋さんに行って物色したりするのも好きだったりしたんですけど、今はもうパッタリです。
というのも、子供をお風呂に入れて寝かしつけするのが日課なんですけど、それが終わるとなんかもうグッタリしちゃって何も手につかなくなっちゃうんですよねぇ。
そんなグッタリ感を吹き飛ばす、またはグッタリ感なままでも読書する気になる方法を教えてください!!
Beiriiさん、すごい反応の速さです。これは通常の3倍(goldwell比)の速さです!
質問立てても半日はのんびりできると余裕かましていたgoldwellもびっくりです。
早速の読書関係の質問、ありがとうございます。
育児に追われる毎日では、ゆっくり家で本を読むのもままなりませぬ。
ええ、ええ、同じような立場ですのでよくわかります。
私の場合は、通勤時間が長いので電車の中での読書が一番多いですね。
あと仕事をサボ・・・ゴホンゴホン、ビジネスの合間の息抜きに喫茶店で、コーヒー片手に文庫を手にして、古今東西の人類の歴史に思いを馳せたり・・・。
家でも週刊誌とかコミックを読むことがあるのですが、娘(2歳児)が大人しく一人で遊んでいるばかりではないし、お風呂とか歯磨きとか色々とやることがあるので集中できません。
娘が起きている間は、集中して読みたい小説などは最初から諦めています。
おっと、これでは答えになりませんね。
「グッタリ感なままでも読書する気になる方法」については、part19はてなのrikuzaiさんが名回答を寄せてくださいましたので、こちらを引用させてもらいます。
http://q.hatena.ne.jp/1161187744#a624773
私は「グッタリ感を吹き飛ばす」ためにどうすれば良いかを考えてみます。
ポイントは二つ。
本屋でブラブラして気長に本を探すのも楽しいことですね。
でも今ではなかなかそれができないご様子。
ではBeiriiさん自身がどういった本を読んでみたいか、曖昧でもいい(例:ジャンルや作風など)のでまずは考えてみてください。
そして人力検索で質問して募集してみましょう。
はてなには、本当に幅広い読書家なユーザーがいるので、きっと多くの作品が集まるでしょう。
そこでお終いにしてしまったら意味が無いので、集まった中からリストを作ってはてなダイアリーに載せ、ついでに簡単でもいいからレビューを書いてみます。(この際、購入は本屋よりamazonとかTSUTAYAのようなネット注文の方が便利です)
そうやって自分だけの読書記録を作ると、後々参考にもなるし、意外と励みになります。
ちなみに私が参加している100冊読書グループでは読書記録に特化したダイアリーが利用できます。
例) http://book100.g.hatena.ne.jp/goldwell/
ここでは参加メンバーは、一年間での読書数の目標を決めて、それに向けて日々読書に励んでいます。冊数は各自無理のない数でいいので、20冊とかでも全然構いません。私は無謀にも100冊にして、かなりやばい状況です。
まぁ、何か半強制的な手段のような、宣伝のような感じになってしまいましたが、私の経験上からでした。
うーん。通勤とか仕事の合間とかで時間がとれないと、なかなか難しいですねぇ。
もっとも子供は手のかかる間が一番可愛いと申しますし、読書時間が取れないのも今だけなんで我慢も仕方無い?(私もPCゲームの時間はほぼ皆無になりました)
何か答えになっていないようで済みません・・・。
来週グァムに行くんです。
そこでグァムの歴史(?)を一発かましてください。
(ここはネタでもいいです。)
そしてご近所さんへのお土産は何がいいか決めて下さい。
(これには真剣に答えていただけるとありがたいです。本気で決めてもらうつもりなので)
いらっしゃいませ、Harabushiさん。
この寒い時期の日本を離れてグァムですかぁ。羨ましい。
実は私、海外旅行はまだしたことないんですよ。旅行で海を越えたといったら、せいぜい津軽海峡か瀬戸内海。
いやまぁそれはともかく、グァム島の歴史ですか。
ふとグァム島で思い出しましたよ。
昔、提督の決断を日本軍でキャンペーンゲームをプレイしますと、開戦当初、まずもってマリアナ諸島の中で唯一アメリカ領土であるグァム島が目障りなんですよね。
同じアメリカ領であるフィリピンなどと比べて、駐屯戦力は少ないし、資源は無いしで占領してもいいことはあまり無いのですが、放置しておくとトラック-マリアナ-本土への連絡が遮断されて、まさに喉にささった小骨のよう。ひとまず攻略するしかない。
もしアメリカ軍でプレイした場合でも、日本に近すぎるし、開戦当初は日本軍は鬼のように強いので、戦力が整うまで待つしかない。その結果捨ててしまうのです。
あー、いきなりマニアックな話で申し訳ありません。
要は、なぜ太平洋戦争前の時代に、マリアナ諸島は日本の委任統治領となったのにグァム島だけアメリカ領だったのかが気になったわけです。
元々マリアナ諸島を植民地化していたのはスペインですが、米西戦争で敗れた結果、グァム島をアメリカに割譲、その後残りの島々はドイツに2500万ペセタで売却されています。
そして第一次世界大戦にて連合国側の一員として参加した日本はドイツ領であったグァム島以外のマリアナ諸島を委任統治領としたわけですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%8...
当時のことを詳しく記した資料は見つからなかったので、ここからは推測ですが、米西戦争当時はマリアナ諸島といえども人口も多くて西洋風の施設が集まったグァム島が主要な島で、他は大して価値がなかったのでしょう。2500万ペセタという値段はちょっと前のレートでいうと1750万円くらいでしょうか。時代的に正しい価格ではないと思いますが、まぁ格安物件だったということでしょうね。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題でしたね。お土産の件。
行ったことが無いので見当つけずらいですが、昔から良い土産の選び方というのは、自分が欲しい物を買えと言います。
また相手のこともよく考えて選ぶのも大事です。
例えば恋人とか家族に渡すのならば、多少値が張っても良いものを、となりますが、ご近所さんですと高すぎるのはかえって気を遣わせてしまうのでマイナスです。
またご近所さんごとに家族構成とか好みも分かれるので、記念品も難しいですね。
無難なのが食べ物のような気もします。
ネットショップより探してみました。
こちらは同じチョコレートでもいるかの形が可愛いですね。セットで買うと少し値引きされます。
海外のチョコレートは甘すぎて・・・という場合はこちらも良さそうです。ココナッツの香りのソープは使ってみたいです。
それから、いろいろ見ていたら、グアム近くのポナペ島原産の胡椒がなんか評判良いらしいですね。
こちらのお店で紹介されていました。まさに特産品という感じで珍しくて良いのではないでしょうか。
http://www.0141banzai.jp/toriyose/archives/012000/012021/
如何でしょうか?ご参考になれば幸いです。
なんでも聞いてよろしいのですね?(笑)
あの、掃除がめちゃくちゃ苦手なんです。物がとにかく多いのですが。特に本が。片付けようとして途中で力尽きてまた最初から繰り返しているのですが。
一気にばーんと片付けられる、もしくは捨てるのを決意する、捨てる物と捨てない物を分類する方法はないものでしょうか。
本は絶版の物が多いし、読まないものは捨てろといいますが実は繰り返し読んでいるのです、、。
angelorphanさん、いらっしゃいませ。
>なんでも聞いてよろしいのですね?(笑)
はい、とりあえず何が来ても受け止める覚悟はあります(笑)
本の整理問題については私も他人事ではありません。何となくangelorphanさんとは気が合いそうです。
ちなみに私の書籍整理方法としては、
ダンボール箱の本は3~6ヶ月に1度くらいで廃品回収か、古本屋に出します。
し・か・し、そうやってお暇を出される本は全体の1%くらいなので、増える一方です(^_^;A
既に本棚の限界を超えてあちこちに積んである状態なので、何とかせねばとは思っておりました。
どんな住宅事情か存じませんが、よほどの豪邸とか大地主でない限り、本好きであれば皆似たような悩みをもっているかと思います。
どうしても捨てられない。しかしこれ以上書籍を置くスペースが・・・という場合。
資金があれば、トランクルームがお薦めですね。
http://www.good-trunkroom.com/
すぐ読まない古書や全集みたいなのは本棚ごと移動してしまえばすっきりです。
ただ、地域によって料金が高かったり近くになかったりするので、合うかどうか・・・。
私以上の濫読家である母は、全く違う方法ですね。すなわちリサイクルです。
文庫ですと、古本屋に出しても二束三文の価値。ちょっとでも汚れたり日焼けしていると引き取ってもらえません。
ならばと数ヶ月ごとにたまった本を図書館に寄付してしまうのです。
そうすれば、他の人に読んでもらえるだけでなく、自分もまた読みたい時に借りに行ける(ちゃんとあればの話ですが)。
実家の近くの図書館では、母はすっかりお得意さんらしいです(笑)
あとこれは私自身が前からやりたいと思いつつ、着手は先延ばしになっているのですが・・・。
蔵書のデータベース化です。
最近知ったのですが、今じゃバーコードリーダーを買って、あとはフリーソフトでデータベースができるらしいですね。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se291600.html
その作業を行っている過程で、手元に残すか残さないかの見直しができるのではないでしょうか。
一旦全ての本をダンボールなどに入れ、データベースに入力が完了したら片っ端から本棚に並べていく。
とてつもない作業になりそうですが、私もこの質問を機会に少しずつやってみようかなと思ってみたり・・・。
goldwell様に質問です。
goldwell様は占いを信じますか?
私は、小学生の頃(かれこれ二十数年前…)に占いにはまっていたイヤなガキでした。
その頃、ホロスコープ(西洋占星術)のブームがあり、子供ながら高い占いの本を買い、電卓と定規を使って、ホロスコープを
書いて占ったものです。
その当時は、夢も希望もある純粋な少年?でした。
しかし、どう間違ったのか、いまだに独身で青い鳥も運命の糸も見えません(笑)
月日は流れ流れて、もはや中年を迎え、占いなぞ信じない、ヘンクツなオッサンになってしまいました(涙)
前置きが長くなりましたが質問です。
現在の占いは主に統計学を用いて行う科学的占星術(西洋占星術などですね)が主流になっていてそれなりに信用できる様な気が
しています。
しかし、「血液型占い」だけは信用できません。
人間の血液型は特殊なものを除くとA・B・O・ABの4種類しかありません。
4種類で人間の本質が決められるかというのが、ヘンクツはオッサンの考えでございます。
goldwell様は、「血液型占い」についてどう思われていますか?
よろしくお願い致します。
Yoshiyaさん、いらっしゃいませ。
中国において実在が確認されている最古の王朝である殷(いん)(紀元前1600年頃 - 紀元前1046年)においては、祭政一致のお国柄ゆえに甲骨による占いが国の重要な仕事でした。
甲骨を焼いてできたひび割れの見方によって、多数の解釈方法が決められていたようです。
でも面白いのは、国の行事や自然災害を占った時に、凶が出たら前提条件を変えて吉兆が出るまでやり直したりしていたそうで、「占いの意味ないじゃん!」って気がします。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E9%AA%A8%E6%96%87%E5%AD%9...
殷のあとの王朝・周の時代になって、政治と神事がある程度切り離されても、祭礼専門の官吏が置かれていて、外交・内政の重要な判断の時、王の諮問に答えてしばしば占っていたとか。
そこで本当に優秀な官吏は、王の真意というか希望を見こしてそれに沿う占い結果(または解釈)を出せる能力を持った人物だったらしいですね。
長くなるのでこのへんで歴史的なことはやめますが、要は人間の意志だけでは如何ともしがたい偶然の出来事とか自然界の動向を占うといった形で、占い自体は人類の営みと同じくらい古くからあったということですね。
私は、宗教もそうですが占い自体は特に関心は持っていません(まぁ色んな意味で夢見ていた10代前半あたりまでは別でしたが)。
でも占いも宗教も、それが歴史上どんな影響を果たしてきたかを知ることは、とても面白いなぁと思います。
現実に、いい歳した大人が「今日のラッキーカラーは黄色だから、黄色いバッグなのぉ~」とか、「人が集まる場所に行けば、意外な出会いがあるんですってー!」とか言っているのを聞くと「馬鹿じゃん!」って思いますが、さすがに口には出しません。
考えてみれば「織田信長が本能寺で敗れていなかったら、日本はどうなっていたか」とか「ミッドウエイ海戦前に日本海軍が偵察をもっとしていれば、むざむざ空母を4隻を失うこともなかったのに」といった歴史if的な妄想抱くのも、占いに熱中するのも関心が無い人からすれば同じレベルなのかもしれませんし。
好きな人は好きでいいんじゃないですか。ただそれを人に押し付けたり、前世がどーの、内臓の病気がどーの言ってお金を絞るとるような行為は許せません。
またしても前置きが長くなってしまいました。血液占いですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E6%B6%B2%E5%9E%8B%E6%80%A...
こちらを見ますと、一口に血液占いと言ってもいろいろあるんですねぇ。
科学的なことはよく知りませんが、身近なところで言うと、私の父がA型でして几帳面で真面目な性格。母がB型で細かいことは気にしない豪傑タイプです。そういう意味では血液型による性格判断って意外と合っているのかなぁと子供の頃は思っていました。
しかし私と妹と従弟、そして妻がAB型でみんなで全然性格違います。
AB型はAとBの特徴を持ち合わせるので複雑だとか酷い時は二重人格だと言われますが、何言ってやがんでい!って感じです。誰だって複雑さは持ちあわせているだろうに。人間、そんな簡単に分類できるわけないって気がしますね。
血液型の性格分析に関しは、まぁ思い当たるところもあるかもしれないけど、あまり当てにできませんね。
======================
Yoshiyaさんからのっかりいただきました。
ありがとうございます。
それなのに返答遅れてすいません。
何だかこの質問を立ててから急に仕事が忙しくなってきたような気がすんですけど・・・。
ちょっと変り種の質問をしてみたいと思って色々考えていたんですが、
せっかくなのでやはり本関係の質問を。
最近静かに↓こんな本が人気です。
絵本からうまれたおいしいレシピ子どもと一緒にごはんづくり (e‐MOOK)
かわいい映画のかわいいレシピ。 (ワニムックシリーズ (91))
ざっくばらんに言うとフィクション作品の中で登場したお菓子やお料理を実際に作って食べちゃおう!という趣向です。
「ぐりとぐら」の作った大きなパンケーキが食べたかった私としてはいい時代になったものだと思うわけですが、
ここで質問。
goldwellさんが今まで読まれた「フィクション小説」に出てきた、
「是非実際に食してみたい!」と思う料理を教えてください。
ちなみにこの手の本は圧倒的に絵本や児童書から引用されているので、
今回は絵本・児童書は除外ということでお願いします。
できそうなものはチャレンジしてみたいと思うので、
本自体のご紹介と、できればどの辺りに出てくるかまで教えていただけると嬉しいです。
では楽しみにしています~
rikuzaiさん、いらっしゃいませ。
「「フィクション小説」に出てきた、「是非実際に食してみたい!」と思う料理を教えてください。」
とてもユニークな視点ですね。
料理自体は、一人暮らししていたこともあって、今でも休日になれば、多少自分でも料理します。現実にお店で食べてみたことがあるものを作ってみたいとは思うものの、食材を揃えるのが面倒で実際にはなかなか手が出ませんね。
実際のところ、フィクション小説に出てくる料理シーンはたくさん見ているはずですが、「これ食べてみたい!」というくらい印象に強く残っていないんですよね~。駄目ですねぇ、男は。それとも私が単に無粋だからか。
歴史関係で探せば王宮料理の類は見つかりそうですが、いくら美味しそうでもいざ実際に作る場合に食材探しに困難を極めそう・・・。
そこで一晩寝て思い出しました。
佐藤大輔『皇国の守護者』8巻のP212~に出てきた。鯛めしみたいな料理です。
もともとは漁船の中で漁師たち食べていたが賄いらしいですけどね。
料理の記述だけを引用します。
新城は魚の身を親指で押し、そのみっしりとした弾みを確かめた。身の締まった冬物の頬白鯛。
頭にわずかな白さがあるおかは透き通った薄紅に染まり、宝玉のようにきらきらと輝いている。かれは包丁を立ててあて、手早く鱗をとってしまった。
(中略)
内臓を綺麗にとり、包丁の刃を入れて、勢いよく三枚におろした。頭を兜割りにし、骨と一緒に煮立たせてある湯へ放り込む。
湯に潮と刻んだ背州葱をざっと入れ、鍋の蓋をしめた。
「半尺ほどで火からあげろ」新城は命じた。自分は身をやや薄めにおろしはじめる。けして手早いとは言えないが。それなりに慣れた手つきだった。頬白鯛の桜色がかった身がきらきらと光る刺身ができあがった。
新城は粗引きにした茶胡麻とともに刺身の半分ほどを大鉢の中にざっとあけた。溜醤(たまり)を小鉢に三杯ほどかけ、かきまぜる。刻んだ香草を少量、散らしてやる。
(中略)
まず汁椀にしろくなった鯛兜と一緒に汁を注ぐ。
(中略)
潮の香り、鯛骨と残った身から出た味がからみあった、見かけよりひどく贅沢な味わいに舌が驚く。
(中略)
骨を片付けると新城は全員の飯椀に飯を少なめに盛った。大鉢を示す。
「身を適当に飯の上に載せてください」
新城は例を示すように、飯の上に溜醤(たまり)と胡麻であえた刺身を三切れほどのせた。かれは汁鍋から汁をすくい、それを飯にかける。
飯から潮の香りと香草、胡麻の香りが入り混じったものがたちのぼる。潮の香りは弱く、ほんのちょっとした味付け程度だった。
「あとはわかりますね?行儀悪くたべるだけです」
えーと昔の日本をモデルにしたような異世界ファンタジーにつき、食材は架空ですが、現実のものでも代用できそうです。
実際に探してみると、鯛めしのレシピは一緒に炊き込むらしいですが、こちらによると、伊予水軍の海賊たちが船の上で食べていた方法に近い気がします。
海無し県出身の私からすると、すごく魅力的な食べ物に感じます。
うーん、食べたい(´ρ`)
「そろばん」、これをやると頭の発展にもよいとは言われていますが、やはり電卓の前には消え去る運命でしょうか。
(ほろびのはてな・シリーズ)
Sibazyunさん、いらっしゃいませ。
そろばんですか。
小学校の頃、近所のそろばん教室に通っていましたが、見事に遊び場と化していましたね。
そろばんを転がして悪友と競争して、先生に怒られた記憶があります(笑)
私などより一世代上で、ちゃんとそろばんを習得していた人などは、暗算する際にそろばんをはじく手振りで3桁以上の計算もできてしまうので、すごいなと思ったことがあります。
私自身は、計算関係はまったくの苦手だったので、真面目にやろうとする気が起きなかったのもありました。
それでもちょっとした暗算は、仕事にしろ何にしろ付いてまわるものです。
本当に簡単な計算ミスで、泣くこともあります・・・。
だから、そろばんで暗算能力を高めるのは、本当は色々と役立つことなんでしょうね。
ただ、今時の小学生がどうなのか詳しく知りませんが、これだけコンピュータが身近になった今、そろばん教室へ通うより、英会話とかパソコン教室の方へ行ってしまうような気がします。
でもちょっと調べてみたら、12/1の産経新聞の記事にて、そろばん人気が復調の気配だとか。
頭の老化防止の為に、高齢者向けに見直されているらしいですよ。
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/trend/061201/trd061201010.htm
古くても良いものは、時に見直されることもあるようです。そんなに見捨てた世の中ではないってことですね。
友達の年上の男の子に「かわいい」と言い続けていたら嫌われてしまったようです。コンタクトがとれなくなりました。
というわけで、この状況を打開できそうなおすすめ図書を教えてください。いや本読んでる場合じゃないだろというつっこみはなしで。
書籍整理法は役に立ちそうですが、すでに山脈ができあがってるわたしのアパートでは効果が薄そうです。同じ本が三冊出てきたときは自分の脳みその所在を問いたくなりました。
ier135さん、いらっしゃいませ。
>友達の年上の男の子に「かわいい」
ですか。何歳くらいかわかりませんが、年上なのに「男の子」というあたりに、そういう風に容姿や仕草が見えるわけで、たぶん言っていたのはier135さんだけじゃないかも。
たまたま一度言っただけでなく、「言い続けていた」わけですから本当に嫌だったらもっと早く何らかのリアクションが出たような気がしますし、一概に嫌われてしまったのかどうかは判断しにくいですね。連絡がとれないのは他に理由があるような気もしますが・・・。
学生時代の友達に、後輩女性から「かわいい」と言われて単純に喜んでいた奴もいました。
あ、でも気になる女性から「かわいい」は、男として一人前として見られていないと、へそ曲げる場合もありえますし、難しいですねぇ。
ところで現在、私の持っている本で恋愛物はほぼ皆無と言っていいほどで・・・。学生時代に買った本が残してある実家に行けばあるかもしれませんが。
ある程度、男性心理がわかって、かつ面白い本を探してみました。
映画がお好きのようですので、まずはSF&ホラー&第二次世界大戦の要素を盛りだくさんにしたこのエンターテイメント小説をば。
男性心理として、主人公・グロスマイスターの行き方を見ると、男とは見栄と誇りでできているといると言っても過言ではないのでは、と思える箇所ですね。同じ男として見ても、かっちょ良すぎます(笑)
映画で有名なので既読かもしれませんが。
タイトル作もそうですが、平凡で人から侮られがちな人生を生きていそうかと思いきや、実はひたむきに自分を磨いていて、隠れた特技を持っていた男達の話です。
短編でそれぞれまとめてあるので読みやすいですが、ややパターン化のきらいもなくはないです。
江戸時代初期、夢の無い平穏な暮らしよりも異国での刺激や冒険を求めてイスパニアに渡った奥州武士の男の話。剣の腕は一流なのに、惚れた女と親友の頼みには弱くて、不器用な生き方しかできない主人公がなんともいいです。
ちなみに今年の7月に読んだ時のレビューがこちら。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20060725
どういった本がお好みかわからない(というか自信が無い)ので、3冊チョイスしてみました。如何でしょうか。
既に持っていた本を買うとは私も経験あります。
私など三分の一くらいまで読んで、「あ、なんか前に読んだことあるなぁ」とやっと気づくくらいのぼけっぷりをかましたことありますが、同じ本を3冊も買ってしまうとはier135さんもなかなかの大物ですなぁ( ̄ー ̄)
歴史に残る芥川賞作家は?
もともと流行りのものに背を向けてきたので、受賞して脚光を浴びた作家のものを読んでいません。指で数えられる程度しか読んだ記憶がありません。
でも、開高健は、「裸の王様」がすごくよかったので、かなりたくさん読みました。今となっては過去の作家で、若い人には、誰よそれ…な存在だと思います。
古井由吉もたくさん読みました、やはり芥川賞選考委員として名前が知られる程度なのかなと感じます。
これは読んでおいたほうがよいという、お勧めの作家がいたら教えてください。
ちなみに、それほどの読書家ではありません。うちから出てきた3冊本はサリンジャーでした。
>もともと流行りのものに背を向けてきたので、受賞して脚光を浴びた作家のものを読んでいません。指で数えられる程度しか読んだ記憶がありません。
同志booboo_002どの、よくぞいらっしゃいました!
いやぁ、参りましたね。
さっき芥川賞受賞作品一覧をざっと見たのですけど、読んだことあるのが一冊も無いんですよ。一冊も!
この時点で、「本を好みます」などと書いたことを後悔しました。
ちなみに直木賞の方を見てみたら、読んだことがあるが10冊くらいありました。
と言っても、受賞時期とは全く関係ない時に読んでいるんですが、結果的にいえば私は直木賞受賞作家の方が好みのようです。
芥川賞に関して、作品は別として読んだことのある作家で探せば、丸谷才一・五味康祐・松本清張・井上靖・火野葦平ですねぇ(最近の作家は全然ないや)。
「歴史に残る芥川賞作家は?」に答える資格など無いのですが、あえて答えれば、いつまでも読み返される作家として松本清張を選びましょうか。
>これは読んでおいたほうがよい
というのは実は難しいのですよ。
人それぞれの好みとか状況にもよりますし。
「○○といった条件で面白い本はありますか?」と聞かれれば出しやすいです(ただし、私自身の読書歴に偏りがあることは確かなので、出てこない場合もあります)。
と、これでは回答にならないので、何とか考えてみましょう。
私の経験で、読書家でない妻とか友人に薦めてみて面白かったと言われた小説です。
このあたりから入って、お気に入り作家を見つけてみてはいかがでしょうか。
正直、長いです。でも前半の長さを堪えることができればこそ、最終巻でググーっときます。実は他の作品はあまり知りません。
ご存知、司馬さんですが、歴史物に興味無い人にとって、読んでみれば歴史を面白く感じさせられる作家の有力候補のような気がします。
これと『時をかける少女』みたいなジュブナイルが読みやすいのですけど、個人的に好きなのは、昭和年代に書かれたドタバタ劇やブラックジョーク物です。
個人的には『戦国自衛隊』が一番好きですが、妻がこのシリーズにはまったそうなので。
宮部さんは時代劇ものもいいけれど、現代物の方が万人向けかな。あと『レベル7』とか。最近ファンタジーで話題ですけど。
SF出身の人なんですけど、戦記でもミステリーでも何でもござれってぐらい多才な作家ですね。
>もともと流行りのものに背を向けてきたので、受賞して脚光を浴びた作家のものを読んでいません。指で数えられる程度しか読んだ記憶がありません。
同志booboo_002どの、よくぞいらっしゃいました!
いやぁ、参りましたね。
さっき芥川賞受賞作品一覧をざっと見たのですけど、読んだことあるのが一冊も無いんですよ。一冊も!
この時点で、「本を好みます」などと書いたことを後悔しました。
ちなみに直木賞の方を見てみたら、読んだことがあるが10冊くらいありました。
と言っても、受賞時期とは全く関係ない時に読んでいるんですが、結果的にいえば私は直木賞受賞作家の方が好みのようです。
芥川賞に関して、作品は別として読んだことのある作家で探せば、丸谷才一・五味康祐・松本清張・井上靖・火野葦平ですねぇ(最近の作家は全然ないや)。
「歴史に残る芥川賞作家は?」に答える資格など無いのですが、あえて答えれば、いつまでも読み返される作家として松本清張を選びましょうか。
>これは読んでおいたほうがよい
というのは実は難しいのですよ。
人それぞれの好みとか状況にもよりますし。
「○○といった条件で面白い本はありますか?」と聞かれれば出しやすいです(ただし、私自身の読書歴に偏りがあることは確かなので、出てこない場合もあります)。
と、これでは回答にならないので、何とか考えてみましょう。
私の経験で、読書家でない妻とか友人に薦めてみて面白かったと言われた小説です。
このあたりから入って、お気に入り作家を見つけてみてはいかがでしょうか。
正直、長いです。でも前半の長さを堪えることができればこそ、最終巻でググーっときます。実は他の作品はあまり知りません。
ご存知、司馬さんですが、歴史物に興味無い人にとって、読んでみれば歴史を面白く感じさせられる作家の有力候補のような気がします。
これと『時をかける少女』みたいなジュブナイルが読みやすいのですけど、個人的に好きなのは、昭和年代に書かれたドタバタ劇やブラックジョーク物です。
個人的には『戦国自衛隊』が一番好きですが、妻がこのシリーズにはまったそうなので。
宮部さんは時代劇ものもいいけれど、現代物の方が万人向けかな。あと『レベル7』とか。最近ファンタジーで話題ですけど。
SF出身の人なんですけど、戦記でもミステリーでも何でもござれってぐらい多才な作家ですね。