こちらに「なぜ別府は豊富にお湯が湧き出るのか?」について書かれています。
http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/05/10/1030.html
実は、別府は南北の断層に挟まれた、地溝(ちこう)と呼ばれる地形になっており、このような場所は火山活動が盛んなのです。さらに別府の街は、火山灰や火山岩が山の斜面を流れる火砕流によって出来た火山性の扇状地なのです。火山灰や火山岩でできた扇状地は水はけがよく、雨水などはすぐ地中に入り、豊かな地下水となります。
実は、日本一の湧出量の秘密は、火山活動の熱と火山性扇状地が生み出す豊富な水だったのです。
このページは既に読んでいましたが、「なぜ」が分からなかったのです。
http://www.geocities.jp/yayo11261126/spa2.html
地表から雨水が染みていくときに様々な成分と溶かし込みそれが泉質となるようです。
それなので、源泉の場所が違うとその泉質も微妙に異なります。
また別府温泉は火山性温泉ですが、ひとくちに火山性といっても
URLにあるとおり、火山ガス加熱型温泉、熱水(希釈)型温泉、蒸気加熱型温泉などがあり
それにより成分も変わってくるようです。
温泉と言っても、様々な出来方があるんですね。
大分県温泉管理基本計画
http://www.pref.oita.jp/10550/onsen/info/keikaku/keikaku1.pdf
9ページに以下の記載があり、以降に図説もありました。
(1)別府市内の温泉
別府市の温泉の源は、西方背後の鶴見火山群
の地下に存在する食塩型(Na-Cl型)の熱水であ
り、その温度は250∼300℃、塩化物イオン濃度
は、1,400∼1,600mg/Rと推定されている。熱水
の水そのものは天水起源であり、市北部の亀川
断層及び南部の朝見川断層に沿って海岸方向に
流動し、低地に至って扇状地に溢れ出す。この
道程での沸騰、浸透水による希釈、岩石との化
学反応等により、多種多様な水質が形成される。
複合要因の結果みたいですね。
大分県の他の温泉についても触れられていて、興味深いです。
別府に住んでます。
どうしてあのように様々な泉質の温泉が湧き出ているのですか?
>別府八湯は、鶴見岳地底付近から堀田・観海寺・別府・浜脇のエリアの地下を流れる、「南の温泉脈」。
硫黄岳の地底付近から鶴見・鉄輪・柴石・亀川の地下を流れる「北の温泉脈」。
硫黄岳の表面近くの地下水が噴気に当てられて熱水になる「塚原・湯山・明礬」エリアに大きく分かれている事が理解できます。
「南北の温泉脈」でも、100度以上の湯の出てくる沸騰泉の多い、鉄輪・鶴見・観海寺などでは食塩泉が多く、温度が下がるに従い、地底の成分等の影響を受け、様々な種類の泉質に分かれて行く事が解ります。海に近くなると海水の影響からか、また食塩泉が増えますね。
別府温泉だけでも、田の湯近辺や北浜旅館町は重曹系が多いけど、流川近辺の深さの浅い湯では、重炭酸土類系が多くなると言う傾向が見られます。
塚原(強酸性)や湯山・明礬は、温泉の生成のメカニズムが他の地域と異なり、火山性のガスの成分が非常に多く溶け込んでいるので、特異な泉質を有するんだなと、考えられます。
別府八湯は、このように多様な泉質に恵まれている世界でも類を見ない地域であり、それは、遥か昔に地下に浸透した雨水が、大地のエネルギーを存分にもらいながら、山から海に地下を流れる過程で、様々な変化を遂げているものが沸き出して来ている訳です。
別府八湯温泉道の温泉本に別府の泉質が書いて区分されて
紹介されています。HPにマップもあります。
http://www.coara.or.jp/~sanken/onsendo/maps.html
ちなみに、別府の川では温泉が大量に流れ込んでるため、
グッピーが生息しています。
子供が網を持ってすくっている光景が見られます。
どうして場所によって違いがあるのかよく分かりました。ありがとうございます
湧出量が多くて枯れないのかなというのも気になっていました。火山とそれによってできた地形の賜物なのですね。ただ種類の多さについてもう少し詳しく知りたいです。