街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!“イエ・ルポ”とは、実際に見た家、聞いた話、または自分の家の、ユニークな住まいの工夫やアイデア、習慣や出来事などのエピソードをミニルポ感覚で書き込んでもらう家ルポタージュ・コーナーです。
〈今週のお題〉を見て、みなさんが知っている面白いイエの話を教えて下さい。
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イエ・ルポ #008 THEME「語り継ぎたい家族&ペットの珍事件」を教えて下さい
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http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20070119
※今回の「いわし」ご投稿は1月24日(水)正午で終了とさせて頂きます。
野菜から青虫が出てくることはよくありますが、それを育ててしまった人は日本広しといえどもmomokuri3さんくらいではないでしょうか(笑)。普通は気持ち悪がって葉っぱごと捨ててしまうところですが、何と羽化して旅立ちまで見送られたとは!きっといつか「蛾の恩返し」で不思議ないいコトがあるにちがいない!?心和ませて頂きましたー。もしかして、「野菜から出てきた虫を育ててみる」っていうサプリもアリなのかも!?ですね^^。
〈ハザマ〉
白菜をむいていたら、小さな虫が出てきました。この虫にとっては白菜の中が母親のお腹の中と同じだったのだろうと思うと、そのままゴミのように捨ててしまうことができなくなりました。
白菜の葉っぱと虫を入れ物に入れておいたら、虫はよく葉を食べ、大きく育っていきました。それから虫は色が変わり、動きが鈍くなっていきました。弱ってきたのか、サナギになるのかとハラハラしていると、そのうち糸で体を固定しはじめました。
サナギになった虫は、しばらくずっと音沙汰なしになりました。生きているのか死んでいるのかわかりません。でもちょうど日曜日に羽化が始まりました。サナギの殻を割って綺麗な蝶が……違います、蛾でした。小さな可愛い蛾がよいしょよいしょと這い出してきました。くしゃくしゃの羽根がしばらくするとピンと伸びて、立派な蛾になりました。
そして初飛行。ひらひらと私の周りを飛び回り、壁にとまりました。外はいい陽気になっていたので、窓を開けてそちらに誘いました。
蛾はしばらく窓のそばをひらひら飛んでいましたが、そのうち風に誘われるように、窓の外に飛んでいきました。長い間ありがとう、元気でなと手を振りましたが、もう蛾の姿は見えませんでした。
白菜から出てきた小さな虫ですが、ひとときの家族の一員でした。