ちなみに。 河出書房新社の発行する文芸雑誌『文藝』の新人賞「文藝賞」に2年前15歳中学3年生の少女が受賞しました。 この『文藝』という雑誌は日本を代表する文芸誌であり、「文藝賞」はここ10年あたりは受賞者は10代後半~20代前半が目立っています。
話題づくり、本来が新人のための登竜門だという側面もあると思いますが、時代の閉塞感がそうさせている面もあるかと思います。
新しい風俗の担い手はいつの時代であっても若い人たちだし、そうした人たちの感覚で書かれたものを読んでみたいという欲求が、全般に蔓延しているようにも思います。
また、価値の多様性により、世代や所属団体を越えて万人が納得する象徴的なものがなくなった今、半径5メートル以内のものを題材にするのは必然だと思うのですが、そうなると、若い人たちにも書けるものが出てくるのでは、とも思います。その意味でも、卑近な題材ではなく、大きなお話を書く作家の登場を期待したいものです。
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話題づくり、本来が新人のための登竜門だという側面もあると思いますが、時代の閉塞感がそうさせている面もあるかと思います。
新しい風俗の担い手はいつの時代であっても若い人たちだし、そうした人たちの感覚で書かれたものを読んでみたいという欲求が、全般に蔓延しているようにも思います。
また、価値の多様性により、世代や所属団体を越えて万人が納得する象徴的なものがなくなった今、半径5メートル以内のものを題材にするのは必然だと思うのですが、そうなると、若い人たちにも書けるものが出てくるのでは、とも思います。その意味でも、卑近な題材ではなく、大きなお話を書く作家の登場を期待したいものです。