今日の日経朝刊に、「円相場、綱引き鮮明に」とのタイトルで、日本の個人投資家の証拠金取引が活発になる一方、欧米ヘッジファンドは「円借り取引」を巻き戻しをしていると書いています。そして、個人投資家の証拠金取引の残高は矢野経済研究所によると約5千億円で、一方、円借り取引の規模は財務省の渡辺財務官が「数十兆円になる」との見方を示したそうです。
欧米ファンドと証拠金取引の規模や投資家の種類を比べれば、欧米ファンドがやっている「円買い」が優勢になるのは目に見えています。事実、日経NETは、「海外市場で円高が進みやすい地合いが当面続きそうだ」と結んでいます。
そこで、現在の円高は、どのくらいのレベルまで行くと思いますか。円ダービーの予想を聞かせてください。
コメント(1件)
実は、「はてな」で「円キャリートレード」の質問に回答して、FTが「借りていた円資金を返済する為、円を買い戻す動きもありうる」と書いていましたので、円高になるだろうと思っていましたが、これほど早く円高になるとは思いませんでした。3月1日のWSJの記事の影響かもしれません。日経は、為替ネタに関する限り、FTやWSJに較べると数日情報が遅れるようです。官庁(財務省)からの情報を頼りに書いている限界かもしれません。
http://q.hatena.ne.jp/1172236368