どう思います?
引用とかURL提示のみでも構いません。
ある本に対する言及に,書評的な部分と感想的な部分が共存することはありうるでしょうね。目指す方向は違うと思うけど,現実の書評等をみれば,明確に分けるのは難しい。
その本の内容を紹介するか否かという所ですね。
両者の境界線を厳密に引くのは無理かも知れませんが、基本的には、感想は読んだ結果、その人が得た感覚・感情の表明で、しかもその根拠を提示する義務はありません。法に触れるとかそういう場合はともかく、何を言おうが読んだ人の自由で、原理的には良い感想も悪い感想も存在しません。
書評、とりわけ学術的書評では、そもそも「感想」を含めることが不可とされます。少なくとも「感想」はそうと分かる形で分離することが求められます。書評で求められるのは(1)その本の内容を整理して、どういう本なのか他人に分かるように紹介すること。(2)その上で、その本の論理や著者の主張の可否を、証拠を提示した上で論理的に判断することが求められます。書評の対象がおとぎ話であってもそうです。よって、書評の場合は、その本の内容を正しく理解し・分析できているかが問われるので、良い書評と悪い書評の区別が存在します。
ま、新聞の書評とかは字数の制限も厳しいので、分析よりも紹介が主になるなど、やや異なってきますが。
大雑把な分類ですが、自分がその本について書いた文章を、
「誰かに読ませる」事を意識して書いたものが書評
「読み手に配慮しない」で自分が思った通りの事を書くのが感想
といった風にわけて考えてます。
書評のほうが政治的な印象を持ってます。
と言うような認識ですが、ほぼ同じ。
書評は本の紹介です。他者を意識し,誰かにその本を読んでもらうために書く。一方,感想は自分が読んだことの表明,もしくは感じたことを書き残す備忘録に近い。相手がいるかいないかの問題ですね。
書評と、感想の間には境界があるのでしょうか。。
書評:雑誌なんかに載せるための、読んで面白いように推敲されている、商業ベースの意見/
感想:素直に自分が思った事だけ書いた、第三者が読んで面白いかどうかは考えてない文章
、という気がする。
書評はその本の構成とかを深い部分まで分析し、評価し、価値の相対化を行うこと。
感想はその本に込められたメッセージに対し自分がどう思ったのかを表現すること。
なんか曖昧で不透明な書き込みですいません…。
ソースは自分です。
感想は自分の思ったこと。
書評は他人が思うであろうこと。
つまり主体が誰になるかっていうことだと思います。
書評・・・・・・・新刊の書物や雑誌の内容を紹介し、その内容について批評すること。
感想・・・・・・・ある事柄について、自然に浮かぶ思いや所感。
(出典)金田一春彦・池田弥三郎編『学研国語大辞典』より。
感想はその本の内容に対する判断という形式を取った自分の主張です。あくまでもその読み手の価値観の投影です。自分を表現することです。
逆に書評には自分を表現するような、自分の価値観を含めることはしてはいけないと思います。なぜなら、それが相対化の妨げになるから。
あくまでも自分を滅し、技巧に対する評価のみ。それが理想的な書評だと思います。