さすがに肖像を掲げるのは時代に合わないという判断があったのでしょうね。
ちなみに、先日選挙に行ったら、会場が中学校の音楽室だったんですよ。
候補者のポスターもないのに、バッハやベートーベンが鎮座していて、「これってなんかおかしくね?」と思い、あえて、こんな阿呆な質問をしてみたのです。
そんな音楽室にも、今日には新入生が入っていくわけで。
たぶん年代順に並べられていて“音楽の歴史”を表わしたのでしょう。
妻は、バッハのカツラを見て、てっきり女性だと信じていたそうです。
それがどうして“音楽の父”なのか、ふしぎでならなかったそうです。
下のあたりによると、文部省(当時)の教科課程で「購入し掲げる事」と決まっていたみたいですね。でも今は規定が廃止されているらしいので、新しい校舎だともうないかも。校長室の「歴代校長の写真」が似ています。
日本の学校音楽教育の柱が、「やっぱり巨匠エラい主義」だった名残りなんでしょうね。山田耕筰も宮城道雄もいたし。未来にまた文部科学省が復活させれば、レノン&マッカートニーや古賀政男も新たに加わることでしょう。ぼくならマイルス・デイビスを加えます。
http://matsuri.site.ne.jp/column/200103.htm#20010325
http://earclean.cocolog-nifty.com/blog/2002/04/post_907f.html
http://matsuri.site.ne.jp/column/200103.htm#20010325
4日のコラムと併せて読んで頂くと分かり易いです。
以前は文部省規定、標準学校教材規定の中に音楽科・作曲家肖像画集というものがあり、その規定にのっとって納品されていたものと推察されます、が現在の規定には肖像画集は無く、よってヤマハの商品ラインナップからも落ちているのでしょう。
ですので、本当に最近創立された学校ではもはや展示されていないところもあるようですよ。
http://www.shinwamusic.com/10085/11305/11329/11333/index.html
って、なんか身も蓋もないような説ですけど(^_^;)
それも一理あるような気がしてきました。
それにしても、あの肖像画はどこから調達してくるんでしょうかねえ。
だったということですね。
なるほど、ビジュアル系バンドは批判される筋合いがないですね。
肖像画は芸術性が高いからじゃないの?
音楽も絵画も芸術でしょ
美術室は生徒の絵が飾られるほうが多いだろうから
壁のスペースにゆとりがないかもしれないけど
音楽室って壁のスペース余ってるよね。
理科室に解剖図が貼られてるのと
意味的にはさほど違いはないと思うけど。
ニュートンやエジソンやゲーテやゴッホや夏目漱石は、十分に重要人物だと思いますけども。
ロマン主義とかバロックとか時代を感じさせるビジュアルな部分を曲と一緒に感じて欲しい、というのが大義名分だと思いますよ。実際には歴史まで踏み込まなければ時代を想像することは不可能でしょう。バッハのオルガンが鳴り響いた黴臭い中世の教会や、モーツアルトの弦楽四重奏が奏でられた絶対君主制の帝国の宮廷。ロマン主義を謳歌した近代の商人たちのサロン。新世界で戦われた独立戦争。どうです、少しは時代を感じていただけましたでしょうか。
失礼しました。ま、敬意というだけでしょうから、それ以外に理由がある訳ないと思います。ここ何十年音楽室なんて行っていないので、今時まだ掲げてるところがあるのかは知りませんが。海外のコンサートホールやオペラハウスには通常そこに縁の作曲家の彫像とか肖像画や彫像がありますから、そこまでは出来ないから写真でも飾ったんじゃないでしょうか。古くさい考えから昔の人が始めたのに新しい考えがある訳はないしょうね。
作曲家に興味を持つこと、というのが入ってるのと関係あるんじゃないでしょうか。
他の教科では、その法則が誰によって発見されたか、に注意を払うことは少ないですよね。
国語はそうかもしれませんが、国語室は存在しないので、たまたま音楽室だけがそうなったんじゃないでしょうか。
失礼ですが、まったく答えになってないですねえ。
肖像なら教科書にも載ってますしね。
どうでもいいですが、センセの公式サイトが「増田」ってのがちょっとウケました。
せっかく「いわし」で質問したのでURL以外に一言欲しかったなあ。
そういう人たちが築いた業績があって、今日があるということでしょうし、先陣に敬意を持つと言うことでしょう。そういう方々の驚異的な仕事量や作品を知ったら、そういうことは言うより敬服するしかないと思いますので、まずは誰だろうと思ったら、調べるとか聴いてみるとかして、考えるのもいいのでは。でも小学生や中学生が質問している訳ではないですよね。
それに楽器というものもその時代から発展していったものですので、そいうものが無ければ現在の楽器もなく音楽も無いでしょう。
CDもまずベートーヴェンの「第九」が1枚に収まる容量で開発されたもので、ブルーレイとかも12時間かかるワーグナーの「指環」が一枚で入るものをという日本のおじさんたちの欲求が作ったものですから、そいうことを考えると音楽室の肖像を飾るというのは、おじさん趣味とも言えます...?!?
答えになってるでしょうか? なお、理科室には標本とかがあると思いますが。地理では地図が必要ですし、図工では工具、それぞれの内容にあったものがあるというだけでしょう。音楽の時間は楽器とそれを譜面、それにそれを作った人、音楽理論、音楽史、言語学などなど、いろいろ必要ですから....。
なるほど。ほぼ納得できましたが、謎も残りましたね。