・販売店(タワーレコード、HMVなど)
・レコード会社(Sony Music, 東芝EMIなど)
・作詞者
・作曲者
・アーティスト
・その他(アーティストのマネジメント会社など?)
下記、回答頂く上での前提となります。
・日本の状況について教えて下さい。アメリカや他の国の情報はいりません。
・歌手や作曲家、作詞家などの力関係によって取り分が違うとは思いますが、あくまで一般的な比率を教えて下さい。
・店舗での販売を想定しています。iTunesなどのOnline Music Storeの情報は不要です。
・信用できる情報が記載されているURLを添付いただけると助かります。
以上、よろしくお願いいたします。
明石昌夫さん(古くはB’zのアレンジャー、サポートメンバー、後にSHIAM SHADE、Janne Da Arcのプロデュース等で活躍)の著書『音楽を作る売るという仕事』の中に、「シングルCD1,000円の行方」という項があります。
とりあえずそのまま引用します。
小売店(CDショップ)の取り分……25〜30%--300円
アーティスト印税……1%--10円
JASRACから支払われる印税……6%--60円 このうち約半分が事務所の取り分で、残った30円を作詞家と作曲家が等分して15円ずつ。
原盤印税(ポップス系の楽曲の場合)……12〜15%--150円
残りの480円から販売費とCD問屋さんの取り分として10〜15%--120円。
残り360円。
CDの容器代、ブックレットの紙代、印刷代、デザイン料、カメラマン、スタイリスト、ヘアーメイクへの支払い、撮影スタジオ代、ロケバス代などもろもろ、音以外のCD制作費として10%かかったとすると100円。
残り260円。
宣伝費はレコード会社次第ですが、10%前後が適当−−100円。
840円かかった残りが160円がレコード会社の利益ですが、制作費や宣伝費あたいがい赤字になるので、ここで埋め合わせをします。
1,000円のCDの場合ですので、3倍して考えてください。
音楽を作る売るという仕事―そこが知りたかった!ギョーカイの掟83
この情報はすごいですね。詳述いただき感謝いたします。これを3倍すればほぼアルバムの金額というところでしょうか?