超伝導リニアモーターカーは、ニオブからビスマスに変わったはずなのですが、下記の記事によるとまだニオブのように書かれています。どっちが正しいのでしょうか?


JR東海、新超電導磁石を開発――コスト削減新型コイル、リニアへの応用期待。2007/04/24, 日本経済新聞

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  • 登録:2007/04/25 08:14:31
  • 終了:2007/05/02 08:15:03

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KRR回答回数117ベストアンサー獲得回数42007/04/25 10:02:14

ポイント60pt

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/376/376357.html

JR東海が用いたセラミックス系素材は「Bi2333」。ビスマス、ストロンチウム、カルシウム、酸素の化合物で、強度や通電性能などの問題が改善すれば、ニオブやチタンの合金でできた金属系超伝導磁石よりも、製造コストを安く抑えられるという。

確かに、ニオブ-チタンの金属系から、ビスマス-ストロンチウム-カルシウム-酸素のセラミクス系に移行していますね。


日経新聞の記事の内容の本元はこちらだと思われます。

http://jr-central.co.jp/co.nsf/news/nws2007420-141916

東海旅客鉄道株式会社と株式会社日立製作所では、金属系の新しい超電導物質として昨今注目を集めているMgB2(二ホウ化マグネシウム)超電導線材において、これを用いた従来と比べ大型(直径500mm)の超電導コイルを共同開発しました。

このコイルを使って、液体ヘリウムなどの液体冷媒を使用せず、冷凍機による伝導冷却方式により、超電導磁石として機能させる試験に世界で初めて成功しました。

これを見ると、今回のは「金属系の新しい超電導物質として昨今注目を集めているMgB2(二ホウ化マグネシウム)超電導線材」だそうで、ニオブではないですね。


http://techon.nikkeibp.co.jp/NE/word/img/050315.gif

この図のビスマス系、イットリウム系を結ぶ線の下の方にMgB2というのが書いてあります。

ご存知の通り、金属系素材はセラミクス素材より線材として加工がし易く、低価格に抑えられます。

技術的には経済性の高い方からのアプローチです。お金をかけて最高の技術を追求するより、お安く使いやすい技術を使った方が、実用化には近道と判断されたのでしょう。

  • id:iijiman
    JR東海定例社長会見(平成19年4月・東京)に、興味深い記事がありました。
    http://jr-central.co.jp/co.nsf/news/nws2007420-185321

    >なお、セラミックス系のビスマス系については、当社が超電導
    >磁石を開発し、平成17年秋に山梨実験線の超電導リニアモー
    >ターカーに搭載、時速500キロの試験走行に成功しています。
    >但し、ビスマス系は、金属系と比べてもろく、製造に要する時
    >間、重量、コストなどの面で課題があります。
    (中略)
    >今回の成功は、今後の開発に向けての大きな成果と評価でき、
    >既に実用レベルの技術として確立しているニオブ・チタン合金、
    >高温超電導磁石として一定の成果を確認したビスマス系と合わ
    >せ、MgB2の実用化の可能性も含め、幅広く追求していきます。

    つまり、ニオブ・チタン合金は「実用レベル」、ビスマス系は
    「試験を成功した段階でまだ課題あり」ということのようです。
    現時点で車輌に搭載されている磁石がどちらかは分かりませんが、試験のために、どちらにも積み替えられるようになっているのではないでしょうか。
    憶測の回答ですので、コメントに記させていただきました。
  • id:isogaya
    ありがとうございます。ビスマス系は、ニオブとまったく同じ大きさというか簡単に換装できるようにつくられています。それですぐに(でもないですが、)走行実験までこぎつけたようです。
    ただ、製造ともろさの問題があるんですね。やはり、MgB2 がすぐれているんですね。日本はビスマス系コミットだったんですが、これで流れがかわるかもですね。

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