図面寸法のひとつで『理論的に正確な寸法』について、誰か分かりやすく教えてください。

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  • 1人5回まで
  • 登録:2007/05/14 08:05:38
  • 終了:2007/05/18 13:12:20

回答(4件)

id:kappagold No.1

kappagold回答回数2710ベストアンサー獲得回数2482007/05/14 10:55:42

ポイント25pt

「寸法には、特別なもの(参考寸法、理論的に正確な寸法など)を除いて、直接又は一括して寸法の許容限界を指示する。」ということが決められています。

理論的に正確な寸法は、寸法に公差を表示する必要の無い寸法ですが、他の方法で公差の指示はします。

参考までに。

http://www.necel.com/pkg/ja/jissou/2/2_3/2_3_1/index_link1.html

http://www.nc-net.or.jp/morilog/m24857.html

http://www16.tok2.com/home/katayama/jis/jis_b_0001_1985.html

id:o_tetsuya

回答ありがとうございました。

交差を表示する必要のない寸法であれば、普通に交差なしで寸法指示しておけばよいと思うのですが。

2007/05/14 12:50:53
id:notapachi No.2

notapachi回答回数213ベストアンサー獲得回数182007/05/14 11:13:32

ポイント25pt

●「理論的に正確な寸法」という言い方はしたことがありませんが、ニュアンスとしては

 「数値としては正しいが、現実的ではない」という意味で使っているのでしょう。

 

●設計の現場では、さまざまな要因が組み合わさって想定していたことが少しずつ

 狂ってきます。それは加工精度の問題であったり熱収縮が原因だったり、重力の

 影響だったりします。

 

●そこで、設計段階には「理論的に正確な寸法」ではなく、前述の条件をふまえた

 「問題なく完成できる、マージンを取った寸法(設計手法)」を作る必要があります。

 

例1) http://info-japan.net/samp/right_scale1.gif

・金属加工やプラスチック加工で、2つの部品をかみ合わせるときに、オス側とメス側を

 まるで同じ寸法にしています。

 これはもう、加工内容も要求品質も「神」のレベルです。

 一般の工業製品でこのような品質を求めてはいけません。これは「数値としては正しいが、

 (まるで)現実的ではない」寸法です。

 

例2) http://info-japan.net/samp/right_scale2.gif

・住宅の寸法図だと考えて下さい。

 数字上は正しいですが、現実には「10,000」が正しいという保証はありません。

 もしこれが「10,050」だったら、その差の「50」はどこで吸収すればいいのでしょうか。

 住宅など「すでに存在するもの(この場合なら土地)」に対して何らかの加工を施す

 ときには、採寸(測量)が必要になります。

 特に土地の場合などは、測量結果が(1mmのレベルで)正確であるはずはありません。

 これもまた、「数値としては正しいが、現実的ではない」寸法です。

id:o_tetsuya

回答ありがとうございました。

問題なく完成できる、マージン(=この場合交差でしょうか?)をとった寸法(設計手法)を作る必要があるということは、基本的にはこの理論的に正確な寸法というものは存在せず、設計においても必要のない寸法なんですよね?

どういったときにこれを使うのかアドバスいただけると幸いです。

2007/05/14 12:56:08
id:notapachi No.3

notapachi回答回数213ベストアンサー獲得回数182007/05/14 13:37:05

ポイント25pt

>基本的にはこの理論的に正確な寸法というものは存在せず、設計においても必要のない寸法なんですよね?

●誤解をまねく回答をしてしまったようで申し訳ないです。

●まず、理論的に正確な寸法が「存在しない」わけではなく、「あてにしてはいけない寸法」とお考え下さい。そして、その「あてにできない」というのも「あてにできなさ」のレベルがあり、その値が「公差」だと考えることができます。

 

●1番のkappagold さんの回答に対するコメントに、「交差を表示する必要のない寸法であれば、普通に交差なしで寸法指示しておけばよいと思うのですが。」と書かれていますが、それは確かにその通りです。

●それは例えば「部品として使われるかどうか」という視点でみてみるとよくわかるでしょう。

●ビスやフランジなどの「部品」では、寸法の許容誤差は、その部品を使用する段階でどの程度の寸法誤差(公差)があるのかが、非常に重要になってきます。

●マウスなどの「製品」では、外形に0.2mmや0.5mmの誤差があっても、特に困りません。(例:http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2967

id:o_tetsuya

親切・丁寧なご説明ありがとうございました。

だいぶ分かってきました。参考寸法に近い使われ方がされているようですね。

ただ、図面表記上では、理論的に正確な寸法:□内に寸法と、参考寸法:( )内に寸法と異なりますが、この両者に違いはあるのでしょうか。

2007/05/14 13:53:38
id:kappagold No.4

kappagold回答回数2710ベストアンサー獲得回数2482007/05/14 13:47:12

ポイント25pt

「理論的に正確な寸法」というのは、「理論的に考えて正確だと考えられる寸法」とは異なります。

最初の回答にJIS規格の用語だと、説明しておけばよかったのですが、3つめのリンクがJIS規格の製図用語の説明でしたので省略してしまいました。

説明足らずでした、済みません。


「理論的に正確な寸法」は、この単語の並びで一つの定義された意味を示す用語です。そのため、日本語として同じと考えられる、「理論的正確寸法」や「理論上、正確な寸法」とは異なります。


「理論的に正確な寸法」は、JIS規格のJIS Z 8114(製図用語)に番号3519の用語として、規定されています。その定義は、「形体の位置又は方向性を幾何公差(輪郭度、位置度、輪郭度及び傾斜度の公差)を用いて指示するときに、その理論的輪郭、位置又は方向を決めるための規準とする正確な寸法。」と決められています。

そのため、最初の回答の2番目のリンクのように基準寸法と呼ぶ場合もあるようです。


使用する場面は、JIS規格に則った書類や図面を作成する際です。

JIS規格では、「寸法には、特別なもの(参考寸法、理論的に正確な寸法など)を除いて、直接又は一括して寸法の許容限界を指示する。」ということが決められていますので、公差表示をしないで作成するときには、理論的に正確な寸法を使うことが多いのではないかと思います。普通の寸法で許容限度を表示しない図面では、JIS規格の文書として不備になってしまいます。


定義にもいろいろと難しい言葉が並んでいますが、JIS規格の製図用語の説明に定義が載っています。


JIS規格に関する文書はネット上でも見ることは出来ますが、URLをリンクで引くことができないので、JIS(日本工業標準調査会)のデータベース検索から見る方法を記載しておきます。


http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0010.html

からJIS検索を選んで。

http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html

JIS規格に使用されている単語からJISを検索の欄に、

理論的に正確な寸法、を打ち込んで、一覧表示をクリックすると、リストの一番下に

JISZ8114 製図-製図用語 が出てきますので、クリックして、次のページのpdfをクリックすると見ることが出来ます。「理論的に正確な寸法」は26ページに出ています。

id:o_tetsuya

回答ありがとうございます。

紹介いただいたサイトでもう少し勉強してみます。

2007/05/15 14:10:54
  • id:kappagold
    もう見られたかもしれませんが、参考寸法は同じ製図用語の23ページに「図面の要求事項ではなく、参考のために示す寸法」と定義されていますので、参考寸法の数値はきちんとした製図を保証する寸法とはなりません。
  • id:notapachi
    「寸法は示すけれど参考程度なので、正確な寸法を確認したかったら(自己責任で)測って下さい」というニュアンスですよね。
  • id:o_tetsuya
    参考寸法との違いって何なんでしょう。定義上のニュアンスは同じような気がするのですが。

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