…という気がするのですが、ぶっちゃけどうなのでしょう。具体的には
(1)マズローの議論はどういった射程の下に書かれており
(2)どこまで広範な文脈に耐えうるモデルなのか。
教えてください。みんなあまりに安易に使いすぎているけれど、あの話を引きあいに出すべき妥当な文脈ってどの程度なのさ、と。
http://blog.livedoor.jp/neverendingtrip/archives/cat_50004454.ht...
何ら実証的ではないと西部邁氏も「虚無の構造」で批判しています。人間の欲望は複合的であろうと。
でも、社会的文脈においては大まかには妥当するのかもしれませんね。これは私感ですが。
心理学なんてインチキです。
短いコメントをありがとうございました。私は心理学徒ではないですが、マズローはともかく、(あるいは、フロイトや、ユングなどの精神分析系への評価はともかく)、「全ての心理学」がインチキだとまでは私は思っていませんので^^
ありがとうございます。
西部さんの言うとおり、あれが実証的なモデルではないだろうというはいわずもがな、というところでしょうね^^。
引用先の沼上さんの文章は勉強になりました。該当書籍ひろってみたいと思います。
もっと単純な分析概念に鍛え直すと、ハーズバーグの二要因理論みたいな感じになるんですかね。
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追記:
沼上幹さんの本読みました。読みやすくて、わかりやすい。啓蒙系の本としてとてもよかったです。
で、沼上さんのスタンスとしては、(1)組織心理学ではマズローの仮説を支持する実証データが出ていない、(2)しかし、日本ではマズローの議論が安易に受け入れられやすくなってしまっている理由が複数ある。これはよくない。といったことなどを説明したうえで、「自己実現欲求よりも、承認・尊厳欲求の場合のほうが重要なことが多い」「社員の自己実現重視の組織戦略は、むしろ悪弊」(大意)といったこともおっしゃってますね。