かつて、心は心臓にあると信じられていました。
多くの現代人は、脳内記憶として存在すると考えています。
あなたは、身体のどの部位に在ると思いますか?
頭・顔(額・眼・鼻・口・耳)、首・肩・胸・足・腹・臍、手・指。
爪(手・足)、髪・眉・睫・鼻毛・耳毛・産毛・頬髭・顎鬚・脛毛。
五臓六腑=肝・心・脾・肺・腎、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦。
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200405-05/photo02.html
The Da Vinci Code
http://q.hatena.ne.jp/1183571182#a734911
心の在処
── 心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食え
どもその味を知らず。── 《礼記・大学》
「心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味、此謂修身在正其心」
アーサー・クラーク原作の映画《2001年宇宙の旅 19860430 America》
のアドバイザーをつとめたミンスキーは、コンピューター HAL2000 が、
初めて“嫉妬”のような感情を抱く設定を、どう分析したのでしょうか。
── Clark, Arther C.《2001:A space Odyssey 1968 America》
── 伊藤 典夫・訳《2001年宇宙の旅 19770430 ハヤカワ文庫》
マーヴィン・ミンスキーによれば
とのことです。
では脳における心の機能とは何かという点があらたな疑問として浮上しますが、その点を分析した本がこの本です。
ミンスキーは、心を形成しているものは「エージェント」であると分析し、様々な機能を持つエージェントの束(社会)が心を形成していると分析しました。
だとすれば、心とはエージェントによって形成される社会である、と言うこともできるだろうと思います。
現代の人工知能研究はここから出発しています。