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日本で初めて輸入されたのが、サン・テティエンヌのリボンだったそうですね。
サン・テティエンヌのリボンについて、色々触れられているようです。
http://www.museum.or.jp/IM/report/museum_topics/weekly/w20030828...
http://www.aubejp.com/material.php?A=g&g=21
http://www.kanshin.com/keyword/1098669
フランスでリボンが本格的に生産されだしたのは、16世紀の初頭にイタリアのボローニャの職人がリヨンの南西サンテチェンヌ(St. Etienne)からだとか。
「発祥の地」ではなく、商品として生産が始まったのがサンテティエンヌのようです。英語版のウィキペディアから(ざっと日本語にしたものをつけます):
http://en.wikipedia.org/wiki/Ribbon
Ribbon-weaving is known to have been established near St. Etienne (dep. Loire) as early as the 11th century, and that town has remained the headquarters of the industry. During the Huguenot troubles, ribbon-weavers from St. Etienne settled at Basel and there established an industry which in modern times has rivalled that of the original seat of the trade.
リボン織りは、早くも11世紀にロワール県サンテティエンヌ近くで確立されたと考えられている。現在でもリボン生産ではサンテティエンヌは中心的存在である。ユグノー弾圧【注:16~18世紀のフランスにおける新教徒弾圧】でサンテティエンヌのリボン織りの職人たちが(フランスを出てスイスの)バーゼルに落ち着き、そこでリボンの生産を行なうようになり、現代ではサンテティエンヌに匹敵するほどの規模となっている。
フランスの政府観光局のサイトによると、サンテティエンヌの芸術・産業博物館(Musée d'Art et d'Industrie: 英語ではArt and Industry Museum)でリボン産業についての展示があるそうです。この博物館の住所と電話番号:
2, place Louis Comte
42026 SAINT-ETIENNE cedex 1
Tel : 00 33 (0)4 77 49 73 00
下記にリボン織りの機械の写真があります。Empire後のものと紹介文にありますから、11世紀からの産業ということを考えると、それほど古いものではありません(といっても100~150年くらいは経っていると思いますが)。
http://www.viamichelin.co.uk/viamichelin/gbr/tpl/mag5/art2007041...
※写真の左側には、「博物館は中心部にあり、何時間いても飽きない。博物館のレイアウトは建築家・デザイナーのジャン・ミシェル・ウィルモットによるもので、この産業都市の歴史を生き生きと伝えてくれる」といった記述に続いて展示の内容を説明した紹介文があります。
なお、サンテティエンヌの主要産業は、炭鉱とリボン生産と自転車の製造だそうです。革命のときには武器製造が盛んだったので「アームヴィル Armsville」と呼ばれたそうです。「デザインの街(cite du design: design city)」との愛称もあるそうです。
「サンテチェンヌ」は、現代ではハイテク産業都市という位置づけ
http://staff.aist.go.jp/n.takeno/villese/node7.html
町並み写真 http://www.aist.go.jp/GSJ/~g0442/villese/article.html
http://www.eonet.ne.jp/~isb/isb.html
フランス中南部にあるサンテチェンヌ市郊外の・・・
自転車の変速機を発明し、フランスの自転車産業の父と呼ばれるようになった「ベロシオ」ことポール・ビビを称える碑が、今もその峠にひっそりと立っています。 ...
フランス版のwikiペディアによると、サンテティエンヌのリボン製造はイタリアに由来するそうです。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Saint-%C3%89tienne
(L'EPOQUE MODERNEのセクション)
さて、機械職人はながらくスイスのバーゼルが他を圧倒していましたが、1772年にバーゼルからサンテティエンヌに機械職人がやってきて、以後絹のリボン生産が盛んになったそうです。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Rubanerie
(UN BREF HISTORIQUEのセクション)
サンテティエンヌは武器製造でも有名なところのようで、機械工業の発展と芸術的な絹のリボンの生産が上手く結びついたのでしょうか。サンテティエンヌはリボンの発祥の地というより、工業的に芸術的なリボンを大量生産して世界を席巻したという事のようです。
リボンの写真が以下のページで見られます。
http://www.emse.fr/AVSE/ruban.htm
また、サンテティエンヌの博物館にコレクションがあるそうです。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Mus%C3%A9e_d%27art_et_d%27industrie...
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