◆玄米を上手に炊くヒント
まず玄米を炊く鍋ですが、これは普通のお鍋でも、土鍋でも、炊飯器でも、極端な話キャンプ用の飯盒でもOKです。炊き方の基本は普通のお米と変わりません。
ポイントは水加減。よく、玄米は固いという人がいますが、玄米は白米と違って、といでもあまりとぎ汁が出ません。つまり、目減りが少ないということなんですよね。そこで、とぎ汁となって流れてしまう分を差し引いた白米の標準水分量で炊こうとすると、ちょっと水が足りなくなってしまうんです。
というわけで、水加減は使う炊飯道具や玄米の乾燥の度合いによって変わってきますが、基本は白米より多め。浸水時間も、表面が薄い膜で覆われている分浸みにくいですから、白米に比べて長く取ってくださいね。
◆発芽玄米の作り方
発芽玄米を自作する場合は、水温が一定に保てる装置があると簡単です。実は、熱帯魚用のヒーターなんかが良かったりするんですよね。玄米を洗って、水温31度に保った水槽の中に入れ約20時間。立派な発芽玄米が出来上がります。途中数回新しいぬるま湯に換えてやると、嫌な臭いが付きません。
ちなみに、稲作の苗代も、こうやってモミを浸水して発芽させた物を蒔いて作ります。大量のモミを水に浸すと、モミ自体が熱を出してちょうどいい水温になるんです。発芽玄米も、土と水を入れた箱などに蒔いてやると立派に育ちます。来年になったら試しにやってみてください。
◆玄米がゆ
玄米がゆは、かなり適当な水加減で作れます。だいたい玄米1に対して水5~7くらい。好みに応じて水加減をして、1時間程浸水しておきます。
で、厚手の鍋、あるいは土鍋でまず中火。沸騰してきたら弱火に落として約20分。こんなもんであっという間に玄米がゆの出来上がりです。
コツは、絶対に吹きこぼさないということ。吹きこぼしてしまうと、上手なお粥になりません。
応用レシピとしては、たとえば体に嬉しい薬膳がゆ。炊きあがり際にクコの実や松の実、好みの野菜や穀物、たとえばこれから秋を迎えたら、カボチャとかサツマイモなんか美味しいですよ。そんなのをサイの目に切って加えてさらに火を通していきます。お歳を召した人などには、火から下ろす直前にサイの目に切った豆腐などを加えてから勧めると、さらに食べやすくなります。
プレーンな玄米がゆの上にちょっと何かをトッピングするというのもいいものです。油が気にならなければ、胡麻油を熱して、ナスやピーマン、青ネギなど好みの野菜を強火で炒め、味噌を入れて、馴染ませるための水少々。ざっと炒め上げてお粥にかけると、これはなかなか食欲をそそります。
もっとも、熱々の玄米がゆに梅干し一つ。これが日本人の基本ですよね。これは飲み過ぎた翌朝には絶好の食事になります。玄米には様々な栄養素がバランス良く含まれていますから、食欲がなければこれだけでもOK。
さて、ここでちょっと食事と健康についてのお話です。
いわゆる体内時計は、人間をはじめとする昼行性動物の場合は25時間サイクル。夜行性動物の場合は23時間サイクルが基本です。どちらも実際の一日24時間とはズレています。
そのズレをリセットするのが、人間の場合「朝日を浴びること」と言われていますが、夜行性動物の場合は、月の光を浴びる・・・・、なんてありませんよね。じゃ、どうするか。それが「食事」なんです。
夜行性動物は、活動時間帯になると、まず餌を探して歩き始めます。この捕食活動が、実は単なる栄養補給のためだけでなく、体内時計のリセット、つまり自律神経の調整のためにとても大切な意味を持っているんですよね。
この、食事による自律神経の調整。これは人間の場合もとても重要です。特に一日の始まりの朝食は、とても大切な意味を持っています。ですから、とにかく朝はきちんと食べる。これが極めて大切なんですね。
でも、なかなか朝は十分な栄養が摂れません。自律神経の調整のためだけを考えれば、トーストくわえながら遅刻遅刻・・・・、でも何とかなりますが、これでは活動のための栄養が足りません。特にビタミンなどの微量栄養素の欠乏は深刻です。
そこで玄米の出番なんですよね。一杯のご飯と梅干しだけでも何とかなる。食欲のない朝もこれならOK、というわけで、ぜひ健康な食生活の一助として、皆さんも玄米の活用を考えてみてくださいね。
普通の玄米ご飯も、玄米がゆも、フリーザーで保存できます。一食分ずつ取り分けて冷凍しておけば、忙しい朝もチンするだけで食べられます。お試しください(^-^)
◆玄米を上手に炊くヒント
まず玄米を炊く鍋ですが、これは普通のお鍋でも、土鍋でも、炊飯器でも、極端な話キャンプ用の飯盒でもOKです。炊き方の基本は普通のお米と変わりません。
ポイントは水加減。よく、玄米は固いという人がいますが、玄米は白米と違って、といでもあまりとぎ汁が出ません。つまり、目減りが少ないということなんですよね。そこで、とぎ汁となって流れてしまう分を差し引いた白米の標準水分量で炊こうとすると、ちょっと水が足りなくなってしまうんです。
というわけで、水加減は使う炊飯道具や玄米の乾燥の度合いによって変わってきますが、基本は白米より多め。浸水時間も、表面が薄い膜で覆われている分浸みにくいですから、白米に比べて長く取ってくださいね。
◆発芽玄米の作り方
発芽玄米を自作する場合は、水温が一定に保てる装置があると簡単です。実は、熱帯魚用のヒーターなんかが良かったりするんですよね。玄米を洗って、水温31度に保った水槽の中に入れ約20時間。立派な発芽玄米が出来上がります。途中数回新しいぬるま湯に換えてやると、嫌な臭いが付きません。
ちなみに、稲作の苗代も、こうやってモミを浸水して発芽させた物を蒔いて作ります。大量のモミを水に浸すと、モミ自体が熱を出してちょうどいい水温になるんです。発芽玄米も、土と水を入れた箱などに蒔いてやると立派に育ちます。来年になったら試しにやってみてください。
◆玄米がゆ
玄米がゆは、かなり適当な水加減で作れます。だいたい玄米1に対して水5~7くらい。好みに応じて水加減をして、1時間程浸水しておきます。
で、厚手の鍋、あるいは土鍋でまず中火。沸騰してきたら弱火に落として約20分。こんなもんであっという間に玄米がゆの出来上がりです。
コツは、絶対に吹きこぼさないということ。吹きこぼしてしまうと、上手なお粥になりません。
応用レシピとしては、たとえば体に嬉しい薬膳がゆ。炊きあがり際にクコの実や松の実、好みの野菜や穀物、たとえばこれから秋を迎えたら、カボチャとかサツマイモなんか美味しいですよ。そんなのをサイの目に切って加えてさらに火を通していきます。お歳を召した人などには、火から下ろす直前にサイの目に切った豆腐などを加えてから勧めると、さらに食べやすくなります。
プレーンな玄米がゆの上にちょっと何かをトッピングするというのもいいものです。油が気にならなければ、胡麻油を熱して、ナスやピーマン、青ネギなど好みの野菜を強火で炒め、味噌を入れて、馴染ませるための水少々。ざっと炒め上げてお粥にかけると、これはなかなか食欲をそそります。
もっとも、熱々の玄米がゆに梅干し一つ。これが日本人の基本ですよね。これは飲み過ぎた翌朝には絶好の食事になります。玄米には様々な栄養素がバランス良く含まれていますから、食欲がなければこれだけでもOK。
さて、ここでちょっと食事と健康についてのお話です。
いわゆる体内時計は、人間をはじめとする昼行性動物の場合は25時間サイクル。夜行性動物の場合は23時間サイクルが基本です。どちらも実際の一日24時間とはズレています。
そのズレをリセットするのが、人間の場合「朝日を浴びること」と言われていますが、夜行性動物の場合は、月の光を浴びる・・・・、なんてありませんよね。じゃ、どうするか。それが「食事」なんです。
夜行性動物は、活動時間帯になると、まず餌を探して歩き始めます。この捕食活動が、実は単なる栄養補給のためだけでなく、体内時計のリセット、つまり自律神経の調整のためにとても大切な意味を持っているんですよね。
この、食事による自律神経の調整。これは人間の場合もとても重要です。特に一日の始まりの朝食は、とても大切な意味を持っています。ですから、とにかく朝はきちんと食べる。これが極めて大切なんですね。
でも、なかなか朝は十分な栄養が摂れません。自律神経の調整のためだけを考えれば、トーストくわえながら遅刻遅刻・・・・、でも何とかなりますが、これでは活動のための栄養が足りません。特にビタミンなどの微量栄養素の欠乏は深刻です。
そこで玄米の出番なんですよね。一杯のご飯と梅干しだけでも何とかなる。食欲のない朝もこれならOK、というわけで、ぜひ健康な食生活の一助として、皆さんも玄米の活用を考えてみてくださいね。
普通の玄米ご飯も、玄米がゆも、フリーザーで保存できます。一食分ずつ取り分けて冷凍しておけば、忙しい朝もチンするだけで食べられます。お試しください(^-^)