「ドラッグストア」の「ドラッグ」は?
野球のポジションの「ライト」はlight? それともright?
冬に着る「コート」はcourtかcoatかcaughtか?
……のように、日常的に使うカタカナ語で、いざ英語でスペルアウトしてみようとすると、紛らわしい語がいろいろあるので迷ってしまう語といえば何がありますか?(「そもそもどう綴るのか知らない語」は除いてください。)
回答のタイトルに「カタカナ」、本文に英語候補1、英語候補2……を入れるという形式でお願いします。
※この質問にいただいたご回答は、あとでダイアリー(ブログ)で一覧表のようにまとめさせていただくかもしれません。その点についてご了解いただいた上でのご回答をお願い申し上げます。
日本語の「パン」は織田信長とか豊臣秀吉のころに渡来したポルトガル人からもたらされたのが由来で、ポルトガル語のpao(ほんとはaの上にふにゃがついてる)が元になっている語です。
http://dictionary.reference.com/browse/bread
でKernerman English Multilingual Dictionaryの項を見るとおもしろいですね。ゲルマン語系ではbread, brotなど、ラテン語系ではpao, pain, paneなどときれいに分かれています。改めて感心してみたり。
「パンみたいなケーキ」だと思っていました。
pan cakeなんですよね。
「パンみたいなケーキ」でbread cakeと「英訳」してみたりとか……?
pancakeはフライパン(frying pan)で作るからということで、「鍋焼きケーキ」という意味ですね。
ともあれ、
pancake:
http://dictionary.reference.com/browse/pancake
pan cake (語間にスペースあり):
http://dictionary.reference.com/browse/pan%20cake
というわけで、分綴すると登録商標(化粧品の「パンケーキ」)になっちゃうそうです。
パンにからめて。。。
パンを膨らませるイースト菌は yeast.
東の意味のイーストは east.
確かにカタカナから英語に起こすときに「dry eastを加えて発酵させる」と書いてしまうかも。
実際には、英語では、yeastのほうは頭のyを発音する(IPAで [j] と表す音)んですが、「あなたは発音が悪くてeastと区別できない」と指摘されたことがあります。
http://dictionary.reference.com/browse/yeast
で語源を見たら、サンスクリット→ギリシア→ゲルマン語→オールドイングリッシュというふうに入ってきた語なんですね。でも現在ではゲルマン語系統の諸語でそれぞれ形がかなり違う語になっているようです。
フライパンのパンは pan。
一方、食べるパンは、フランス語で pain。