工学系出身者、エンジニア、工学系大学生・大学院生、高専生などのみなさまにお伺いします。あなたが工学を志した、好きになった「きっかけ」を教えてください。または「好きになったけど諦めた」「やめてしまった」などの事例・理由も教えてくださると嬉しいです。ちなみに私(30代女・工学系出身)のきっかけは小中学生に見たガンダムと、海外テレビドラマのナイトライダーです。

 東京大学工学部広報室 内田麻理香
 http://d.hatena.ne.jp/ut-tlounge/

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  • 終了:2007/09/17 14:05:03
※ 有料アンケート・ポイント付き質問機能は2023年2月28日に終了しました。

回答15件)

id:virtual No.1

回答回数1139ベストアンサー獲得回数128

ポイント14pt

私は子供(小学生)の頃に父親からラジオの作り方を教わったのがきっかけですね。その後、アマチュア無線、マイコン(パソコンではない)と工学系の趣味を通って仕事になってますね。

id:ut-tlounge

virtualさん

早速のご回答、ありがとうございます。

ファインマンなどもラジオ修理などを例にあげていますね(理論屋だったけどものづくりもできた物理学者)。

三つ子の魂……ではないですが、まさにものづくりの王道を通って仕事に繋がっている、という感じですね。

2007/09/10 15:07:48
id:takejin No.2

回答回数1543ベストアンサー獲得回数203

ポイント14pt

きっかけ:

小学校の図書館の「宇宙怪獣ラモックス」(ハインライン)

興味の加速:

アポロ計画(当時は月へ次々と人が送り込まれていた。小学生男子の憧れの職業はダントツで「宇宙飛行士」)

宇宙への想像力:

「宇宙戦艦ヤマト」(「無限に広がる大宇宙」へ行きたいと思った)

ものづくりに目覚める:

紙飛行機に夢中になる。(小学校→大学)

ハードSFを知る:

クラークの「2001年宇宙の旅」を読む。現実とSFとの境目は「無い」と確信する。

スターウォーズとガンダムとの出会い:

高校の時にスターウォーズ公開&初代ガンダム放映。「これ、作れるんじゃないか」と思う。

そんな時が、ちょうど大学受験。進むべき道は、「人類が作ったことの無いものを作れる分野」→「工学」しかない。

大学にて:

「星を継ぐもの」JPホーガン、「竜の卵」RLフォワード、「中性子星」Rニーヴン。→自分の延長線上に、これらのSFがあると実感していた。

そしてこの本:

「創世記機械」JPホーガン

「工学」は何ができるのか、という問いにSFで答えたもの、と私は解釈しました。ああ、この路線に進んで「正しかった」のだと。

※つらつらと書いてしまいましたが、手を使って「工夫しながら」物を作る喜びを、紙飛行機で身につけたことが一番大きかったのかもしれません。飛行機は工夫しないと飛びませんから。

id:ut-tlounge

takejinさん

詳しいご回答、ありがとうございます!

もう、すべてのものが網羅されている感じです。

ブログの方でも書きました、中須賀先生も「ヤマト」「2001年宇宙の旅」「スターウォーズ」を挙げていらっしゃいました。

>現実とSFとの境目は「無い」と確信

ああっ、これいいですね~。

初代ガンダムで「宇宙コロニー作りたい」と思った私と同じにおいがします(と失礼なことを!)。

そっか、アポロ計画当時の小学生男子の憧れの職業は「宇宙飛行士」だったんですね~。夢のいっぱいある時代ってことかな。

紙飛行機、工学センスを養うのに最適な遊びじゃないでしょうか? 作って、工夫して、頭使って、確かめる……という。

2007/09/10 16:19:20
id:wdmhedp No.3

回答回数13ベストアンサー獲得回数1

ポイント14pt

工学を志したきっかけ:理学よりも工学のほうが入りやすかった。その後、工学部に入って学んでいるうちに、物作りや実験に引かれていきました。

やめてしまったきっかけ:物作りや実験を続けているうちに、考察や事象の原因を追求したくなってしまい、卒業後に理学系の研究分野に。工学を嫌いになった訳ではないので、工学部時代の経験と知識を活用して理学の研究に役立てています。。。多分。

id:ut-tlounge

wdmhedpさん

ほんとは理学系志向だったんですね、確かに受験にあたって「入りやすさ」は大問題であります。

>工学部時代の経験と知識を活用して理学の研究に役立てています

それは何よりです!

途中で分野を変えたり、方向転換された人は意識されているにせよ、無意識にせよ役立てている方が多いですよね。wdmhedpさんのように、ご本人の意欲次第なのでしょうが。

2007/09/10 22:21:51
id:taro707 No.4

回答回数5ベストアンサー獲得回数0

ポイント14pt

中学校の時に見た立花隆さんの番組で

「アポロ13号奇跡の生還」という番組にえらい感動してしまって

それから毎日図書館で宇宙に関する本を読んでました。

アポロ13号を生還させたときのNASAの司令官が

ものすごくかっこよくて、NASAに就職したいという壮大な夢を持ってました。

NASAにはコンピュータがたくさん並んでいて

「NASAに行くには工業系の高校にいかなければ!」と思い

女ながら工業系高専を受験しました。

そこでプログラミングを習い、結局海外に行くこともなく

プログラマとして就職しましたねー。

宇宙への憧れはまだ持ってますが。

id:ut-tlounge

taro707さん

なーんと、立花隆氏が一枚かんでいたとは! 人を感動させて進路を決めるきっかけになるというのはすごいっ。

私もNASAに憧れました……(きっかけがガンダムというのがアレですが(笑))

生還させたNASAの司令官! 「人」に憧れる、ってのも大きな同期になりますよね(私はナイトライダーの女性メカニックに憧れた

ってのがアレですが(笑))。

私がまーったくわからないので、プログラミングできる方には憧れます!

宇宙旅行に安価に行ける時代になれるといいですよねえ。長生きしなきゃっ。

2007/09/10 22:32:57
id:PoohKid No.5

回答回数3ベストアンサー獲得回数0

ポイント14pt

コンピュータのエンジニアとして回答します。


まだゲームセンターが「不良の溜り場」と認知されていた昔、

ゲームを好きになった中学生の自分が「自分で作りたい」と思い、MSXを購入してBASICを独学したのが「きっかけ」でした。


いかにも小物なオタっぽくて恥ずかしいっ(/ω\)

でも、このくらい敷居が低くてもいいよね?

id:ut-tlounge

PoohKidさん

>ゲームを好きになった中学生の自分が「自分で作りたい」と思い

小物だなんてとんでもない! 「自分で作りたい」と思うか否かが「工学魂」が生まれるか否かの原点のひとつのような気がします。

……私は遊びたい、とは思ったけど作りたい、とは思わなかったわ。うう。

2007/09/10 22:28:04
id:YUNJI No.6

回答回数46ベストアンサー獲得回数1

ポイント13pt

きっかけ・・・小さい頃見たような戦隊ものやガンダムみたいなロボットを作ってみたくて、ただ中学生のときに出場した。ロボカップジュニアの予選で大敗し、他人との技術・経験

の差を痛快しその後、進路を文系にしました。

id:ut-tlounge

YUNJIさん

わー、ガンダム仲間(笑)。ロボットに憧れた、って方は多いでしょうね。アトムもそうでしょうし、もう少し上の世代の方だとアシモフの作品とか。

>他人との技術・経験の差を痛快し

ああ……そうだったんですか。

ちなみに私は大学で周りと比較して自らの理系センスのなさを悟った一人です。中学から理系科目は苦手なことはわかっていたんですけどね……(手遅れ?)。

2007/09/10 22:31:17
id:yo-kun No.7

回答回数220ベストアンサー獲得回数30

ポイント13pt

現プログラマーです。


小学生~中学生の頃テレビゲーム、ミニ四駆、ラジコンにハマり、

いつしか漠然と作る側に回りたいと思うようになっていました。


そしてNHKのロボットコンテストを見たのがトドメとなり

工学系への進路を志すようになりました。


ただ、個人で何か面白いことをやるには

機械系では設備や材料の調達を考えると難しいと考え

結局電気・情報系に至りました。

極端な話、プログラムはPCと開発環境さえあれば何とかなりますから。


だたこの業界、それだけに才能溢れる個人が想像以上に多く、

人より面白いこと、凄いことを成すまでには残念ながら至ってません(^^;

id:ut-tlounge

yu-kunさん

私だったらテレビゲーム、ミニ四駆、ラジコンに夢中になっても「作りたい」とは思わないだろうに、その差はどこから生まれるんでしょうね。一応、工学系出身ではあるものの……。

ロボコンは確かに影響力大きそう!

プログラマの方って、仰るとおり「PCと開発環境」で「モノを作ってしまう」ところが素晴らしいです。そこに私は憧れるんでしょうね。

さまざまな予測にも重要な手段ですよね!

2007/09/10 23:29:54
id:donpei No.8

回答回数437ベストアンサー獲得回数3

ポイント13pt

やはり、懐かしの電子ブロックを小学生の時に買ってもらったことがきっかけじゃないですかね

それと、ゲッターロボ等のロボットアニメ、特に合体したり、変形したりするのを見て育ったところが、やはり強く影響しているでしょうね

その上で、中学、高校時代に出てきた、パソコン(MZ-80B、2000、PC-8801等)をいじくることが、決定的に工学系の進路を位置づけたと思います

そのまま大学は工学部機械系に進み、ロボットアームを制御するゼミで、プログラミングをしていましたね

ただ理系の場合は、学校推薦等で、進路がある程度決められるため、メーカーはメーカーでも、ハウスメーカーに進みました

それもライン設計とかをする工場関係ではなく、建築設計の方に・・・

id:ut-tlounge

donpelさん

わー、電子ブロック! 実は大学に進んでから、あの手のもので遊んでおけばよかったと後悔した私でした。学研の科学はやってたのですけどね……。

ロボットアニメ、今もありますけど、現代のお子さまたちも作ったりして遊んでいるのかしら? あと、出始めのパソコンってまるっきりのブラックボックスじゃなく、自分の「裁量」であれこれ遊べる余地がありますね。

なるほど〜学校推薦で建築設計のほうですか。もちろん、建築も工学のカテゴリに入りますが。先日、機械系の先生が「機械って一部だけじゃなく、全体が動かないと意味がない。だからトータルな視野を持った人材となる」ということを言われてました。

2007/09/10 23:39:10
id:j3672 No.9

回答回数15ベストアンサー獲得回数1

ポイント13pt

幼稚園・小学生:

理科が好きでした。


中学生・高校生:

理科の中でも工学系の分野に興味を持つようになりました。レーザとか、エンジンとか、新幹線、戦闘機、そういった先進的なイメージのものに強く惹かれはじめました。

先進技術の世界に自分の手で少しだけでも近づきたいと思って、中学のころにプログラミングを始めました(家に父のPCがあったので)。また、PCを動かしている原理に興味を持ち電子工作も少しだけやりました。PCと自作回路を通信させるプログラムができたときは嬉しかったです。


大学生・大学院生:

機械工学を専攻。

来春からは、機械メーカで働く予定です。

id:ut-tlounge

j3672さん

「先進的なイメージのもの」……このお答えは嬉しいですね。もちろん、今だって先進的なものはあるのですから、工学に興味を持つ人が今後も増えるという明るい見通しが(←楽観的すぎ?)!

また、プログラミングをしていた……という方が多いのが私にとって意外でした。ご回答、ありがとうございます。やっぱりこのアンケート機能はありがたいです。

来春からの就職も応援しておりますね~。

2007/09/11 09:56:25
id:suikotei No.10

回答回数283ベストアンサー獲得回数2

ポイント13pt

http://www.cit.nihon-u.ac.jp/

家を建てていた大工さんに憧れたのがきっかけです。


その後、獣医になろうと思い、高校では理系クラスに

進みましたが、成績が足りず(笑)。

子供の頃の夢に軌道修正し、建築工学科に進学しました。

高層ビルの現場監督が目標だったのですが、

当時は女性に門戸開放されておらず、

路線を完璧に変更し、音楽雑誌の編集者になりました(笑)。

現場監督になるため、勉強してたのに・・・

挫折感はありましたね。

しかし、理系・・・特に建築は理系といっても

人が住むための家を建てるわけですから、

色彩学やらページ・レイアウトの感覚とか、

ここでの勉強は、今も気がつくと役に立っています。

id:ut-tlounge

suikoteiさん

大工さん!

以前、ブログでも書いたのですが

http://d.hatena.ne.jp/ut-tlounge/20070820/p1

月尾名誉教授が「技術」のラテン語、ギリシア語の語源はまさに「大工」に近い!というお話をされていました。

>当時は女性に門戸解放されておらず

ううっ! それはキビシイお話です。

さぞかしご苦労されたかと……。

音楽雑誌の編集者とはまた大幅な路線変更ですね。おっしゃるとおり、

>人が住むための家を建てるわけですから、

>色彩学やらページ・レイアウトの感覚とか

まさに編集者に要求される感覚と同じですね。人生、何事も意味があるんでしょうね……しみじみ。

2007/09/11 10:04:18
id:quartermoon No.11

回答回数13ベストアンサー獲得回数0

ポイント13pt

30代・女・情報工学科出身です。

きっかけは、小学生のとき。いとこが持ってたMSXです。

親にねだって同じのを買ってもらって、意味もわからずBASICを打ったのが始まりでした。

そのままプログラミングへの興味は続いて大学もその方面に進みCとか書いてましたが、仕事にはしませんでした。

いろいろなことがあって「仕事にはできない」と思ったので。

コンピュータそのものへの興味が尽きた訳ではなく、今でもSEという職種なので一応近いところにはいますが。

ガンダムは好きで見てたけどそこから工学系に進む発想はなかったです。何でだろう。

でも、あと2,3年早くロボコンを見ていたらそっちに進んでいたと思います(^_^)

(大学に入ってから熱心にロボコンを見るようになったので)

id:ut-tlounge

quartermoonさん

MSX、懐かしいですね~。親にねだってMSXを買ってもらう女の子、なかなかステキです。

そこからプログラミング、情報工学科、そしてSEということは小さいころの興味が失われず続いているように思えます。

>ガンダムは好きで見てたけどそこから工学系に進む発想はなかったです

でも、ガンダムは見てらっしゃったんですよね。ふっふっふ。

ロボコンはオトナになった今でも魅力的な番組です。

2007/09/11 16:05:50
id:pascal7 No.12

回答回数584ベストアンサー獲得回数99

ポイント13pt

化学をやりました。

なぜ工学を目指したかと言うと

親父が分析技術者で

家に帰っても勉強したりしているのを見ていたからだと思います。

id:ut-tlounge

pascal7さん

化学で工学とは私と同じですね! しかも分析は私の学生時代の専門でもあります(一応……)。

「父親の背中を見て」ってことなんですね。ステキです。私の知っている理系の先生方でも、お子さんが理系進学をしたという例をいくつも知っております(娘3人とも理系、という例が2組も!)。

2007/09/12 09:52:53
id:foldingkayak No.13

回答回数18ベストアンサー獲得回数0

ポイント13pt

子どもの頃は夏休みだけでなく,冬以外は毎日,近くの川で遊び回っていました。木を船の形に切ってモーターとスクリューをつけて船を造って,走らせていたりしてたのが原因か,中学生の頃は船とか橋などの大きなものを作る人になりたいと思っていました。

本などは全然読まず,あんなものは人が生きるためのなんの役にも立たないではないか,と思っていました。

それで,高専の機械科に進学しました。

ところが,そこで寮生活をするうちに文学好きな友達ができて,小説なんかを読むようになってしまい,自分が衝撃を受けて,「本というものは人の生き方を変える力を持っている」ということを体験してしまいました。それで,いまは子どもの頃の思いとはまったく変わってしまい,出版社に勤めています。

しかし,いまでもその子どもの頃の夢ははっきり覚えているので,なんとなく,理系へのはたせなかったあこがれというものがいまだにもっていて,それで,理系の内田さんのブログなどを時折読んだりしているに違いないと自分では分析しています。

id:ut-tlounge

foldingkayakさん

なんだかうらやましい子供時代の遊び方ですね。しかもモーターやスクリューを造ってしまうってところがタダモノではありませぬ。

>本などは全然読まず……

そこから衝撃の大転換が!

foldingkayak さんのキャリアもまた伺っていて興味深いです。おそらく、その子供のころのセンスを活かしながら出版をされているのでは、と想像されます。

私のブログを見てくださっているとは光栄です、ありがとうございます~。

今後とも頑張りますね。

2007/09/12 09:57:15
id:siohkun No.14

回答回数131ベストアンサー獲得回数0

ポイント13pt

30代男性です。

思い出せる限りで2つほどありますので、勝手ながらどちらも書かせていただきます。

1.小学校就学前に家にやってきたビデオデッキ

「好きなテレビ番組が何度も見られる」という事実に子供心に衝撃を受けました。

加えてデッキ挿入部から見えるメカニズムにもドキドキした記憶があります。

2.小学校時代に友人宅にてスターウォーズを見た大型テレビ&ステレオ

スターウォーズも大好きですが、それ以上にテレビとステレオの大きさにやられました。

その友人の父親は家電メーカ勤務だったため色々な製品があって羨ましかったことを覚えています。

小学生くらいで進む道を決めてしまっていたため、大学も迷わずに工学系へ。

ただWindowsが話題になったころだったため、機械ではなく情報系に進みました。

今現在、上に書いた友人の父親と同じ会社で半導体設計エンジニアとして働いています。

入社してすぐに連絡し、会社でお会いしたときには何か感慨深いものがありましたね。

また、自分が設計に携わったチップが製品に搭載されたときは本当に嬉しかったです。

id:ut-tlounge

siohkunさん

ご回答ありがとうございます。

どうも、私と近い年代(いえ、きっと私よりお若いはず(笑))で、同じ頃にビデオデッキに接しているはずなのに

>デッキ挿入部から見えるメカニズムにもドキドキ

ってところがすごいですね。

>スターウォーズを見た大型テレビ&ステレオ

わー、さぞかし凝ったステレオとビデオだったんでしょうね。下手な映画館より感動するかも! その友人のお父様もかなりマニアとお見受けしました。

>上に書いた友人の父親と同じ会社で半導体設計エンジニアとして働いています

んーなんだか転機となった方と同じ会社に入り、まっさきに連絡して……って良いお話ですね。

>自分が設計に携わったチップが製品に搭載されたとき

これがきっと、メーカーの方のものづくりの醍醐味なんでしょうね。どんなものでも「作った物が目の前に」ってことは嬉しいものですが(料理でも手芸でも)、それが製品になって売られる〜というのはその何倍も!

2007/09/13 21:46:32
id:CHONO No.15

回答回数4ベストアンサー獲得回数0

ポイント13pt

私の場合は単純に、中学高校の時に「数学・物理」が得意だったからです。

方程式さえあれば(もっと言えば方程式・解き方さえ分かっていれば)応用効かせてでもきっかりと答えが出る科目の方が、暗記のみの科目や英語国語よりも性にあってました。得点の伸び率が極端に違ってたので、これは相性だと思います。

特に、物理は高校の先生が「好き」だったので、異常に頑張りました。

ちなみに数学物理のみで、化学とかは全く分かりません。

以上の様に、自分の場合はある意味不純な動機で工学系大学生になったと言っていいでしょう。おかげで、深い話になった時、専門的な話になった時に周囲とのモチベーションの差を感じる様になりました。

  • id:takejin
    takejinです。40代 工学部出身でした。
    でも、理系っぽくないとよく言われます。
  • id:ut-tlounge
    takejinさん

    私も「理系っぽくない」と学生時代から言われるのですが……これって誉め言葉なのかそうでないのか迷うところです(笑)。
  • id:takejin
    理系仲間からは、「褒められてない」(奴らは「理系」か「それ以外」という分類をする)。
    文系仲間からは、「変な奴」(理系ってあたまいいはずなのに、こいつは違う)。
    知らない人からは、「えー全然そんな感じじゃない」(明らかに褒められてない (;_;))。
    中学の同級生からは、「ありえない。」(当時、表向きはバリバリの文学少年。理科の成績は良いけど、きっと文系、と思われてた。)
    どうも、理系って「頭がよく」「知的」「論理的」「冷静」という感じらしく、どうも私は違うらしい。
  • id:ut-tlounge
    takejinさん

    ああっ、敢えて私は「褒め言葉か否か」深く考えないようにしてきたのに、ここまで詳細に分析されてしまっては、目をそらすことができなくなってしまいます……うう。

    でも
    >理系って「頭がよく」「知的」「論理的」「冷静」という感じらしく
    takejinさんってそんなイメージなのでは?
    私は違いますが(涙)。
  • id:takejin
    「冷静」←→「直ぐ熱くなる」
    「論理的」←→「でも、なんとかならない?」ばっかり
    「知的」←→「それ面白いじゃん。」(子供っぽい)
    私からみれば、たいていの自称「理系」は定義とは違う気もしますが。理系の定義は、
    http://www.amazon.co.jp/%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%AE%E6%80%A5%E6%89%80-%E8%B5%A4%E7%80%AC%E5%B7%9D-%E5%8E%9F%E5%B9%B3/dp/4062100193/ref=sr_1_45/503-4666411-6587934?ie=UTF8&s=books&qid=1189474191&sr=1-45
    によれば、その人物の本質的なところらしい。どちらかといえば、私は「無理に理系に足と首を突っ込んでいる文系人間」のようで、「理系ファン」(=赤瀬川原平氏)と言えるのかも。
    でも、
    http://blogs.yahoo.co.jp/engineer_ryuseigun/folder/829276.html
    には共感できる。うーん、理系ってなに?ではあります。
  • id:ut-tlounge
    takejinさん

    まーさーに、仰るとおりで!
    熱くなるし、なんとかできると思っているし、子どものままオトナになったような方が多い(私はそーいう人、好きですけどね)。

    赤瀬川さんの本、面白そうですね。
    (ああ、読みたい本&読むべき本がいっぱい!)

    私は理系苦手なくせに、単に理系に進学してしまった「ファン」だったのでしょうね、きっと。

    ご紹介のブログ、面白そう! 家に帰ってゆっくり読みますっ。
  • id:takejin
    赤瀬川氏の本ってほんとに面白いですよ。
    で、皆さんの答えを拝見して思ったんだけど、ひょっとして、「ガンダム」って「日本の工学」にすごい影響を与えてません?
    一時は、「アトム」を作りたい!!の人たちが推進していたのでしょうけど、今は「ガンダム」世代が物を作っている。富野さんひょっとしてすごいことをしたのかも。(アメリカでは、STARTREK世代がスペースシャトルを作り、またNEXT.GENE.の世代が育っている、と。)
    もうしばらくすると、「エヴァ」世代が世の中を破壊するのかも知れませんが・・・
    手塚先生(思わず先生とつけてしまう)には、まだ世の中が追いついていませんが、永遠の目標なのかもなぁ、と火の鳥シリーズをパラパラと捲りながら思ってみたりします。少なくとも、そんなクリエイターたちがいなかったら、「工学」の速度は低いままだったのではないでしょうか。
  • id:ut-tlounge
    takejinさん

    仰るとおり、ガンダムは世界を変えましたねえ。
    (いや、私はガンダムにもともと肩入れしているので客観的な意見じゃないかもしれませんが)
    SFなどって人の心に火をつける大事な役目を果たしているのかもしれません。

    >そんなクリエイターたちがいなかったら、「工学」の速度は低いままだったのではないでしょうか。
    日本のアニメは海外に誇ることのできる文化ですが、二次的にも役に立っているのかもしれませんね。

    今後、エヴァ世代がどう活躍していくのか楽しみです!
  • id:takejin
    自分が設計した製品(部品、モジュールetcが搭載されている製品)が、店頭に並んでいたり、それをお客様が買っていくのを見たり、使っているのを見たりするのは、「至上の喜び」と言ってもいいのではないでしょうか?>siohkunさん。
    営業・経営系の人たちも、似たような喜びがあるでしょうけど、やはり工学的かかわりって、特別ではないかと思います。
    街中で、私の設計した測光モジュールが搭載された製品を使っている人を見ると、思わず「ちゃんと使えてます?改良するところあります?・・・」と聞きたくなってしまいます。
  • id:ut-tlounge
    takejinさん

    なるほどー「至上の喜び」ですか!
    自分が生んだ子供みたいなものなのでしょうね。

    >思わず「ちゃんと使えてます?改良するところあります?・・・」
    >と聞きたくなってしまいます。

    私はエンジニアとしてものづくりをしたことはないのですが
    「自分の作ったもの」の感想を聞きたかったり
    不評だったら「くー、次はもっといいものを!」と思ったり。
    それが市場に出回る……もっと違う感覚があるんでしょうね。
  • id:ut-tlounge
    CHONOさん

    すみません、期間が終了してしまったので回答ができなくなってしまったので
    こちらで失礼します。

    CHONOさんのような「得意だったから」という理由のかたは
    大多数のような気がします。不純ではないと思いますよ〜。

    >特に、物理は高校の先生が「好き」だったので、異常に頑張りました。

    わ、それはステキです。
    以前、「あなたが科学が苦手・嫌いになったきっかけは?」
    という質問を投げかけたとき(はてなではないのですが)
    「学校の先生がイヤだったから(特に高校!)」という回答が多くてびっくりしました。
    ほんと、良い出会いは財産ですね。
  • id:takejin
     高校の頃の「科学」の授業って、急に難しくなりますよね。それに輪をかけて、先生の方は「なんでこんな程度のことがわからんのじゃ」という対応をする。このギャップでいやになっちゃうのでしょう。
     さて、私の高校の時の化学の先生は、すでにかなりのお年寄りでしたが、教科書を使わず、プリントのみで授業をしていました。そして、要点は仔細に、そうではないものはあっさり書いてあって、一通り説明した後に要点以外のことを「こんなものは覚えなくていいんです。」と語ります。この口調がなんともおかしくて、化学が最も好きな科目になりました。よき先生との出会いって、人生を決めてしまうほどの価値があるのでしょう。
  • id:ut-tlounge
    takejinさん

    小中学生までは科学好きな子が多いけど
    高校で嫌いとなってしまう子が多い、というデータを見たことがあります。ほんと、高校の先生との出会いって大事だし、
    高校の先生の存在は大きいな~とそのアンケート結果を見て思いました。

    >要点以外のことを「こんなものは覚えなくていいんです。」と語ります
    あははは、いいですね~。口調をリアルで聞いてみたい!
    私もいつの間にか化学に転向したのも高校の先生のおかげです。
    その先生、大人気でいまだに高校に引き止められているとか。
    いつかご恩返しをしたいです。
  • id:takejin
    目指さなかった人、あきらめた人の情報が、ほとんど無いですね。
    そこんとこを何とかしたいんじゃないんでしょうか?
    結構、減点法みたいだから。「昔あこがれてたまんま進んでる人たち」→工学の人。
    高校の科学系の科目が難しい→あきらめ。
    収入が多い方が・就職に有利な方が・・・・→あきらめ。
    というのは、どの程度なんでしょうね。

    って、結構ここに興味があるのは、製造業にいるからです。製造業の人材不足は、かなり深刻ですから。
    優秀な「手の動く」若手技術者って、うちに来ないかなぁ。
  • id:ut-tlounge
    takejinさん

    実は、以前「ほぼ日刊イトイ新聞」のほうで
    理系科目が苦手になった理由をアンケートでメール募集したことが
    あったんですよ。
    3回に分かれているので、以下のURLの下のアーカイブの方から
    見ていただけると幸いです。

    http://www.1101.com/kasoken/

    また、中学までは好きだったけど、高校で……ってデータを
    どこかで見たのも気になります。

    先日、某メーカーでうちの広報室にご援助してくださっている方と話したのですが
    やはり危機感を抱いていらっしゃいまして。
    大学も頑張らないと、ですね。

  • id:takejin
    やはり、授業なんですかね、苦手のきっかけって。
    清水義範氏の書いている、「おもしろくても理科」のシリーズで、最も読者から「やめたほうがええんちゃう」と言われたのが「算数」。
    理系科目で一番嫌われる原因は、「算数」にあるらしい。
    「いやでも楽しめる算数」の中で、算数が嫌いになった原因として、「まぬけな太郎さんが嫌い」という読者の意見が載っていました。(家を出て学校に歩いて行ったのに、忘れ物をして、お兄さんに自転車で追いかけてもらったりするから。旅人算)「心底納得できない人たち」→本当は理系に向いている人たちを「納得させないまま」答えを出させるシステムが「算数」だったのかと。
    それと、「理科好き」って、「理科ってこんなに面白いものなんだよ」といっている割に、わからない言葉で責めているらしい。清水義範氏も、結構言葉に気を使っているけど、どうしても「文系からみたテクニカルターム」がでてしまう。言葉の定義から会話が始まる「技術者同士の会話」とはかけ離れていると、ついていけない世界になってしまうようで。
    ええかげんでええんよ、と言ってくれれば・・・・というところ、先生達も今の教育現場では言えないのでしょうね。
  • id:ut-tlounge
    takejinさん

    お返事遅くなって申し訳ありません! なにかとばたばたしておりまして。

    数学以前に、算数……なんですか。うー、さびしいですね。
    中学受験にあるような「なんとか算」については賛否両論ですね。なんで方程式で解けるものを、パターンとしてあれこれ詰め込めさせるのか、という意見もあり、一方で「算数以外にも応用できる」という意見もあり。どちらもそれぞれ納得できるんですが。

    >「理科好き」って、「理科ってこんなに面白いものなんだよ」といっている割に、
    >わからない言葉で責めているらしい

    ああっ! まさに仰るとおりで、ここ最近の私のテーマ(?)でした。「面白いって思うのが当然でしょ」って態度で「サイエンスコミュニケーション」をしているのでは……と。自分自身の態度も含めて、なんですが。

    >ええかげんでええんよ、と言ってくれれば
    大学時代、北澤宏一先生が「量子力学はわからなくて当然なんです。不合理な世界なんですから」というところから授業を始めてくれて、大学3年にして始めて肩の荷が下りて苦手意識がなくなった(軽くなった)気がします。
  • id:takejin
    ううう、量子力学・・・一番苦手でした。とほほ。
    「シュレジンガーの猫」は好きだけど、方程式は嫌い。(数学できない理系の典型)
    どっちかと言えば、アインシュタインの側だったので、「得体の知れない量子の世界」は避けていました。でも、化学って「量子」の側だったので、無関係な無機化学の方へ引っ張られて・・・・・

    数式で会話できる人たちが羨ましい。

    最近、我が子の紙飛行機に対する興味の違い(長女は興味全く無し、長男は興味津々)から、「ほら、面白いよ」の説明ではすまないことに、やっと、気づいたところです。長女に理科的なアプローチをさせるには、「気持ち」の説明から入ると少し効果的なことが解ったり。男の子は「現象」から入ってOKなんですが。

  • id:ut-tlounge
    >takejinさん

    いやいやいや、私も「数学できない理系」としては負けませんわよ(って競争してどうする?)。数式見ると、くらくらするし、いわゆる「エレガントな解法」とは無縁の力まかせの解き方をする女です。
    そうなんですよね、化学って量子力学とは縁を切ろうとも切れない! ポーリングのおかげ(せい?)です。

    いえ、ほんと子どもを見ていると「生まれつきの趣味」ってあるなーとつくづく感じます。自分ところは男の子だけなのですが、大勢集まるところを見ていると、男の子は基本的に「車輪」のあるものとか好きですよね、それこそ1歳前後から。

    >長女に理科的なアプローチをさせるには
    >「気持ち」の説明から入ると少し効果的なことが解ったり

    なるほど……。それって、多くの「自称」科学嫌いの方に有効かもしれませんね。サイエンスコミュニケーションって、結局気持ちの問題だと考える今日この頃の私にぴたっときました。参考になるご意見、ありがとうございます!
  • id:takejin
    質問終了後も、長々とお付き合いいただきありがとうございます。
    いろいろ得るものがありました。

    製造業の側として、どうすべきか、考えたいと思います。

    とりあえず、人探しだなぁ。
    口よりも手を動かせる若いの、探さないと・・・・・


    ではでは。
  • id:ut-tlounge
    takejinさん

    いえいえ、こちらこそ、思ってもみなかった方向からのご回答をいろいろ頂戴して、ほんとうにありがとうございました。
    製造業も、大学も、がんばっていきたいですね~。自分のできる範囲で!
    今後とも、どうかよろしくお願いします&ご意見、お待ちしております!

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