100g・5%(重量比)の過酸化水素水と同じだけの酸化力を得る場合、
100gの水に対して、何グラムの過炭酸ナトリウムを溶解させれば良いでしょうか?
回答は理論値でも結構ですが、例えば過炭酸ナトリウムの有効酸素濃度など、実使用に基づいた回答であれば、更に歓迎です。(洗浄・殺菌に使います)よろしくお願いします。
過酸化水素と炭酸ナトリウムが、モル比で2:3で入っています。
溶かすとこのように分かれます。
過酸化水素の量を同じにしようと思えば、重量比では約1:2なので、重量で15g入れればいいことになります。
溶解度が、約15g/100gなので、これが精一杯というところです。
(通常販売されている過酸化水素水の濃度は、30%なのでそれを5%(つまり1.5%)で考えておられた場合は、5gです。)
酸化力に関しては、過酸化水素が酸性なのに対し、過炭酸ナトリウムはアルカリ性です。
アルカリ性なので、中の過酸化水素が安定化していますので、同じ過酸化水素量にしても過炭酸ナトリウムのほうが低くなります。
酸性にしていけば、同じになると思いますが、危険を伴いますので、お勧めしません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8E%E7%82%AD%E9%85%B8%E3%83%8...
過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウムと過酸化水素が 2:3 のモル比で混合してできる付加化合物で、
炭酸ナトリウム自身は酸化能力が無いので、過酸化水素のみを考えます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8E%E7%82%AD%E9%85%B8%E3%83%8...
断言はできませんが、炭酸ナトリウムを加えることによる酸化力の変化もないと思います。
過炭酸ナトリウム1g当たりに含まれる過酸化水素分子は
1*(3*34.01/157.01)=0.650g
5wt%の過酸化水素水100gに含まれる過酸化水素分子は5gですから、
1*(5/0.65)=7.69g
つまり、100gの水に対して、7.69gを溶かせば同じ濃度の過酸化水素分子が含まれた液を得ることが出来ます。
その他参考までに以下の質問があります。
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