「タバコの煙には4000種類の化学物質と、200種類の発がん物質などの有害物質が含まれる、まさに毒の缶詰」と「現代たばこ戦争」という本に書いてありました。しかしながら、ウチの祖父は、ヘビースモーカーにも関わらず、たいした病気もせず(咳は多かったが)、最晩年まで旅行やグルメを楽しみ、91歳で大往生しました。タバコの有害物質が人体に与える影響というのは、個人差(体質や遺伝子の差?)が大きいのでしょうか。
もちろん個人差は大きいです。
しかしそれを比較しようがないのが現実です。
タバコ1本で数分の寿命が減るとか言われていますが、その人の寿命がわからないので減ったことも確認しようがありません。
91歳で死んだ方はタバコを吸わなければ100歳まで生きられたかもしれませんし、吸っても吸わなくても91歳までかもしれません。
逆にタバコをまったく吸ってないのに肺ガンになる人だっていますし、これは完全に体質や遺伝の問題です。
ニコチンの摂取量や、普段の健康管理や食事の栄養面など、いろいろな見方ができます。
もちろん、タバコを吸っていなければ実はもっと長生きできた、という可能性もいえるとおもいます。
いつもの倍の量で吸えばもっと早く死ぬかもしれませんし、なんともいえません。
肺がんになる確率も高いとはいえるけれども、いまの医学だとそれがいつ発生するのか予測はできないでしょうね。
タバコでやっかいなのが、確実に体をむしばんでいる、と数値で示せないところですよね。これが放射能のようにきちんと数値で示せれば禁煙に踏み切るひとはもっと増えるでしょうが。
タバコが有害なのは確かですが、最近ちょっと「ゆきすぎ」のように思います。喧伝される毒のイメージと喫煙者の健康状態にギャップがありませんでしょうか。
今は分煙、禁煙、嫌煙が社会正義ですので、タバコの毒性についていくら大げさに言っても非難されません。そのせいで、ちょっとトンデモな常識が蔓延しているように思えます。
91歳まで健康なヘビースモーカーなんてざらにいます。
これは私の妄想かも知れませんが、毒のせいで寿命が延びることもあり得ると思いますよ。
癌についてのみで、恐縮ですが・・・。
実は体の中では常に癌細胞が生まれています(あなたも、私も・・・)。
それを「がん抑制遺伝子」というもが、損壊したDNAを修復したり、増殖しないようにしたり、細胞の自殺(アトポーシス)をうながしたりします。
喫煙者が肺がんや喉まわりの癌(咽頭、咽喉、食道)などになりやすいのは、喫煙によって(※)癌細胞が非喫煙者より沢山生産されるからです。
これを「がん抑制遺伝子」が退治しているので、表面上はがんではありません。
しかし、この遺伝子が結構不安定らしく、癌細胞に対して働かなくなります。そうすると、がんがどんどん進行します。
(※)熱い空気が器官を通ることによって常に火傷している
→細胞を修復(非喫煙者より細胞代謝を沢山しなくてはいけない)
→修復の母数が増えるのでイレギュラーも増える。
のような仕組みです。
「病気になりやすい遺伝子が強い」ではなくて「病気を排除する遺伝子が強い」と考えると、mtxb9さんのおじい様は癌に関しては「がん抑制遺伝子」がずーっと正常にがんばってくれたため、癌にはかからず暮らせたのだと思います。
この「がん抑制遺伝子」をどれくらい持っているかなどは個人差なので、ご質問の『個人差(体質や遺伝子の差?)が大きいのでしょうか』については、『そうですね。』と言う解答になります。ただ、後天的な癌については、遺伝は関係ありません。
参考
http://www.pref.aichi.jp/cancer-center/200/255/mokuji/03-bunshi_...
元々人間の体には、解毒能力・回復能力が備わっています。
そのため、有害物質を少量摂取したとしても、その段階で、大きな影響は出ません。
ただ、少量を少しずつ摂取していけばその影響が溜まっていく可能性があり、証拠のデータもありますので、危険だと言われています。
日常生活で摂取している食品や、空気中にも有害物質はありますし、酸素だって体内でスーパーオキサイドになると有害物質になってしまいます。
個人によって、解毒能力・回復能力は違いますので、タバコの害が影響として出るかどうかは、やはり体質だと思います。
ただし、タバコを吸い始める年齢が、成長期と、成長期が終わってから(20歳以降)では、影響は大きく異なります。
この場合は、体質の影響より、吸い始める年齢の影響の方が大きいと言われています。
タバコの煙による健康被害は、吸っている本人にももちろん影響はありますが、吸わない人(周囲の人)への被害の方が大きいです。
「現代たばこ戦争」という本は読んだことがないのでわかりませんが、本流煙(吸っている本人が吸い込む煙)と副流煙(タバコ本体から立ち上る煙)の合計値になっていると思います。
本流煙よりも副流煙に含まれる有害物質のほうが圧倒的に多いとされていますので、吸っている本人が吸い込む有害物質の量は、タバコから出る総量からすればあまり多くはありません(それでも吸わない一般人よりは多いはずですが)。また本人が吸い込む煙はフィルターを経由しますので、有害度が軽減されるという事情もあると思います。
たばこの煙には現在分かっているだけで、4000種類以上の化学物質が含まれていることが判明しています。 そのうち有害であることが分かっているものだけでも200種類をこえています。
との説明があるので、「現代たばこ戦争」とソースが同じなのかもしれません(厚生省「喫煙と健康問題に関する報告書」でしょう)。本流煙と副流煙でそれぞれの有害物質の含有量が示されています。副流煙の方が圧倒的に多いことがわかります。
タバコってどうなってるの(子供向けだけどわかりやすい。)
なりやすい傾向にあるだけで、必ず癌になるというデータは
どこにもないと思います。タバコを吸わない人より、X倍
発症する確率がたないとか
>タバコの有害物質が人体に与える影響というのは、
>個人差(体質や遺伝子の差?)が大きいのでしょうか。
この結果だけで、そう考えられるわけではありません。
統計データを信じるなら、
タバコの害>体質・遺伝子の影響
でしょうね。
コメント(1件)
例えば人が恒常的に口に入れる食べ物にしても、1000種類以上の化学物質が含まれていて数種類の有害物質が含まれているように「思えますが」。
この一文を読む限り、悪質なプロパガンダにしかみえないなぁ。