名古屋市の派遣社員の女性磯谷利恵さんが殺害された事件で、私は非常に怒りを覚えております。人畜非道の、およそ人間とは思えない犯罪は極刑は間違いないと思っていましたが、残念ながら極刑は免れそうです。裁判になったら飛び出して彼ら三人を殴ってやろうかとおもいますが、それもだめでしょう。

彼らを極刑にする道はないのですか?何かあればお願いします。

http://www2.odn.ne.jp/rie_isogai/
【名古屋市の契約社員磯谷利恵さん(31)が拉致された上、殺害された事件で、磯谷さんの母富美子さん(56)ら遺族は22日までに、強盗殺人などの容疑で再逮捕された無職川岸健治容疑者(40)ら3人の極刑を求め、ホームページ(HP)を立ち上げた。

富美子さんら遺族はHPで「利恵にしてやれることはこれくらいしか思い付きません」と言及。「敵を討ちたいと思っても、司法の壁に阻まれ苦悩しています。この壁を乗り越えるためにも、1人でも多い署名が必要です」と記し、3容疑者の極刑を求める陳情書への署名を訴えている。】

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回答38件)

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憎いから罰するのか sagamihara-jiro2007/09/25 21:38:30ポイント17pt

どうも、違うのではないでしょうか。

社会が被害者の気持ちを汲むようになったのはよいことだとは思いますが、最近ゆきすぎな意見が多いと思っています。


社会制度は個人の倫理とは別のシステムで動くべきだと思いますし、人命尊重がすぎると弊害の方が多くなるのではないでしょうか。近年の(人道的な)厳罰化がロクな結果を産まないのは、おそらく人道的な社会というのに無理があるのではないかと。

感情移入はしますが、署名家族にはあきれます。

強く同意。 filinion2007/09/25 23:14:20ポイント16pt

私だって、自分や家族が犯罪の被害者になったら、加害者が死刑になることを望むと思いますよ。

それが殺人罪ではなく、例えば後遺症の残るような傷害罪とか、内容によっては窃盗とか器物損壊とかであっても。

だからこそ逆に、被害者・遺族の悲嘆や怒りに社会が飲まれてはならないと思います。

 

さもないと、刑罰は果てしなく厳罰化し、司法制度の本来の存在意義である犯罪者の更正や治安の維持といった意味合いは忘れられ、単なる復讐がその目的になってしまうでしょう。

 

星新一の「処刑」みたいな世界ですね。

そんな社会には住みたくない、と私は思います。

それは少し違いませんか? rthuk2007/09/27 10:24:06

>司法制度の本来の存在意義である犯罪者の更正や治安の維持といった意味合いは忘れられ、単なる復讐がその目的になってしまうでしょう。

●人を殺しても7年で出てこられる。と言う安心感を凶悪犯に与えます。

●治安の維持は凶悪犯を永らえさせるということでは出来ませんよ。

●凶悪事件の再発防止にはやはり厳罰(極刑)しかありません。

下手な人権主義は凶悪犯罪を助長させるだけです。

>●凶悪事件の再発防止にはやはり厳罰(極刑)しかありません。 leantlent2007/09/27 11:22:44ポイント5pt

とありますが、「厳罰(極刑)」以外にないという根拠(あるいはそう考える理由)を聞かせてください。

あと「厳罰(極刑)」が凶悪事件の再発防止になるということですが、それは「厳罰(極刑)」が非常に有効な方法であるということですか? それとも、他の方法よりはまだ有効であるということですか?

あともう一つ。「再発」とは同じ人間が再び同じような、あるいはそれ以上の犯罪を犯すことを言っているのですか? それとも、単に「凶悪な」犯罪が誰の手によってであろうと再び起こることを指しているのですか?


本当に他の手はないんですかね? 少なくとも「死刑」というのは最後の手だと思うんですが、他の手を早々にあきらめてすぐ「死刑」というのはどうなんでしょう? 今はまだそこまでの状態ではないかもしれませんが、今後のことを考えると、自分や自分の大切な人以外の命(特に、敵視している人の命や嫌悪している人の命)がかなり軽く扱われる時代が来るんじゃないかとちょっと不安になります。

逆効果、という意見さえあります。 filinion2007/09/27 20:13:47ポイント5pt

「一人殺すのも二人殺すのも一緒」

という言葉がありますが、死刑の範囲を拡大することは、

「どうせ捕まれば死刑」

という逃亡犯の数を増やすことになります。

 

結果、再犯への歯止めがなくなった凶悪犯がかえって増大する危険もあります。

 

一方で、厳罰化が凶悪犯罪を防ぐ、というのがrthukさんの意見なわけですが、そのことを実証するような例があるのでしょうか?

 

つまり、

「厳罰化したことによって、凶悪犯罪の発生件数が顕著に減少した」

とか、

「○○国は日本より厳しい刑罰を課しており、凶悪犯罪の発生率は日本よりはるかに少ない」

といった例です。

 

そういった例があれば、rthukさんの意見にもずっと説得力が出てくると思うのですが……。

簡単に人が殺せる社会がいいのですか? rthuk2007/09/28 17:06:56

江戸時代はわずかな金額盗んだだけでもすぐ死罪でした。

結果凄く治安のいい国家になりました。

具体的にどのように治安がよくなったのですか? leantlent2007/09/28 17:47:01ポイント3pt

発生件数が減ったり、発生率が減ったという記録があるのですか? 確かに、戦乱の時代の後、二百年以上江戸幕府が日本を統治したのですから、大まかに言えば、前の時代よりは治安がよいということになるかもしれません(日本史の知識は高校で習った程度しか持っていないので、学者の観点から見て実際にそう言えるのかどうかはわかりませんが)。

しかし、現在の日本と比べて江戸幕府の方が「治安がよい」と言える根拠がないと思います。 今のところrthukさんの話の中にその根拠は出てきていないと思うのですが。

あと、その前に誰にとって「治安がよい」と仰っているのですか? 武士ですか? 町民ですか? 農民ですか? 当時の被差別階級の人々ですか? 

というか、そもそも「治安がよい」とはどのようなことを指しているのですか?

具体的にといわれても rthuk2007/09/28 19:08:04

外国人の下す判断ですから、具体的には数字はありませんが、国際的には治安のいい国だったのです。

ついこの前までは。

犯罪をなくすためには何か歯止めが無くてはなりません。

平成になってから犯罪がテロを含め増えているようですが。

<と、その前に誰にとって「治安がよい」と仰っているのですか? 武士ですか? 町民ですか? 農民ですか? 当時の被差別階級の人々ですか? 

町民、農民だとおもいます。

上に書いたとおり。

●人を殺しても7年で出てこられる。と言う安心感を凶悪犯に与えます。

●治安の維持は凶悪犯を永らえさせるということでは出来ませんよ。

●凶悪事件の再発防止にはやはり厳罰(極刑)しかありません。

下手な人権主義は凶悪犯罪を助長させるだけです。

逆に貴方のほうは具体的な例、数字、が存在しますか?

これで5回目の回答なので最後になります。 leantlent2007/09/28 23:10:24ポイント2pt

なぜいきなり「外国人」が出てきたのか驚いてしまいました。「外国人」ということは、江戸時代の日本の治安を評価するような内容の書物か何かがあるということですか? それとも、誰かの研究で、当時の外国人は日本のことを治安がよい国家であると評価する傾向にあったということが言われているのですか?


あるいは、「ついこの前」というのは数年前、あるいは十数年前の日本のことですか?


私は、filinionさんの

つまり、

「厳罰化したことによって、凶悪犯罪の発生件数が顕著に減少した」

とか、

「○○国は日本より厳しい刑罰を課しており、凶悪犯罪の発生率は日本よりはるかに少ない」

といった例です。

という文に対してrthukさんが

江戸時代はわずかな金額盗んだだけでもすぐ死罪でした。

結果凄く治安のいい国家になりました。

と返答したと解釈したので、「江戸時代の治安は現在の日本に比べてよかったと言えるのですか? そして江戸時代の日本が『治安のいい国家』であるという根拠は何ですか? ソースはありますか?」ということを「具体的にどのように治安がよくなったのですか?」のところに書かせていただいたので、

具体的にといわれても

外国人の下す判断ですから、具体的には数字はありませんが、国際的には治安のいい国だったのです。

ついこの前までは。

の「ついこの前」が数年(あるいは十数年)前のことを指しているとしたら驚きです。「具体的にどのように治安がよくなったのですか?」というのは江戸時代の治安が具体的にどのようによかったのかを尋ねたつもりだったんですが、言葉というものは難しいものですね。


それとも、江戸時代から「ついこの前までは」ずっと治安がよかったということですか?

…私の読解力が足らないのか、「ついこの前までは。」の辺りがうまく理解できません。

犯罪をなくすためには何か歯止めが無くてはなりません。

その歯止めが死刑制度ということを言いたいのですね。

ですが、死刑に処されるのは犯罪を犯した人であって、これから犯す人ではありません。いわゆる凶悪犯罪を犯した人で死刑にならなかった人がどのくらいの割合で再び凶悪犯罪を犯すのかは知りませんが、死刑制度で初犯をなくすことはできないように思います。確かに多少は抑止力があるかもしれません。でも、それも本当に少しだけだと思います。例えば、怨恨で誰かを殺害しようと考えている人がいたとして、その人を止められるものがあるとすれば、それは死刑ではなくて信頼できる相談相手なのではないでしょうか。少なくとも死刑よりははるかに止められそうに思います。これは私の感覚なので、「いや、死刑の方が止められる」と思う人がいるかもしれませんが、私はそう思うということを言いたいだけなので結構です。ここからも私個人の考えですが、ではなぜ、怨恨で殺人を犯してしまう人がいるかというと、相談できる人や「おかしいな」と思って声をかけてくれる人がいないからではないでしょうか。ケースバイケースということもあるので、一概には言えませんが、怨恨の場合にはそのようなことが一因としてある場合も多いと思います。もし、死刑で抑止力が働く場合があるとすれば、せいぜい暴力団など、犯罪が仕事のようになっている人たちの犯罪ぐらいではないでしょうか。それでも彼らが自分たちの存続のために犯さなければならないと判断すれば、何らかの凶悪犯罪は犯すとは思いますが。他にも抑止力が働くケースは多少はあるかもしれませんが、あくまで「多少」であると、私はそう思います。

では、どうしたら、犯罪をなくせるでしょう。完全に0にすることはできないとは思いますが、なるべく減らすにはどうすればいいのか。先ほどは、相談できる人や声をかけてくれる人がいないから怨恨で殺人を犯してしまう人がいると言いましたが、制度として相談センターのようなものがあったとしても、その人に相談する気がなければ意味がありません。私が思うには、制度というよりも社会全体で人をひとりにしないなど、そういう意味で犯罪を犯させないような雰囲気をつくらなければ、犯罪を減らすことはできないんじゃないかと思います。現実的ではないかもしれませんし、ここにそんなことを書いたところで、社会がそういう雰囲気になるわけではありませんが、結局はひとりひとりの心がけのような気もします。

平成になってから犯罪がテロを含め増えている

というのも、そういう雰囲気がなくなってきているということではないでしょうか。

実際に増えているのかどうかは統計を見たわけではないのでわかりませんが。

統計(警察庁)

ここに過去数年のデータなら載っていますが量が多いのでまだあまり読んでいません。興味深いデータではありますね。

そして、江戸時代の話に戻りますが、

あと、その前に誰にとって「治安がよい」と仰っているのですか? 武士ですか? 町民ですか? 農民ですか? 当時の被差別階級の人々ですか?

という私の問いに対して

町民、農民だとおもいます。

と答えていますが、私はあらゆる人々が安心して暮らせる社会が治安のよい社会だと考えているので、江戸時代は少なくとも現代の日本より治安がいいとは思えないのです。そもそも、近代国家とそれ以前の江戸幕府を比較すること自体がおかしな話なのかもしれません。

そして、

●人を殺しても7年で出てこられる。と言う安心感を凶悪犯に与えます。

●治安の維持は凶悪犯を永らえさせるということでは出来ませんよ。

●凶悪事件の再発防止にはやはり厳罰(極刑)しかありません。

ということですが、このように箇条書きで言い切り型で書かれていると、一瞬この三つは事実として仰っているのかと思ってしまうんですが……まず、この三つはrthukさんがなんとなくそう思っているということですか? それとも、ある程度論理的な考えが途中にあって、こういう三つの結論に至ったということですか? もし後者なら、どのような過程を経てこの三つに至ったのかを教えてください。

まず「人を殺しても7年で出てこられる。と言う安心感を凶悪犯に与えます。」とのことですが、だからといって死刑にしろとは思えません。安心感を与えない程度に年数に幅を持たせるというのなら多少の厳罰化も理解はできますが。

そして「●治安の維持は凶悪犯を永らえさせるということでは出来ませんよ。」ということですが、治安の維持と凶悪犯を永らえさせるかどうかはどの程度関係があるのでしょうか。終身刑でもいいのでは? 無期懲役が、仮釈放の可能性のある無期懲役と仮釈放の可能性の無い無期懲役に分かれていれば一番よいのかもしれません。素人考えなのでわかりませんが。

三つ目に「●凶悪事件の再発防止にはやはり厳罰(極刑)しかありません。」とありますが、上の「>●凶悪事件の再発防止にはやはり厳罰(極刑)しかありません。」に書いたように、なぜ厳罰(極刑)しかないのかを聞かせてください。終身刑では駄目ですか? それに初犯の人の予防には殆どならないと思いますし。

最後に

逆に貴方のほうは具体的な例、数字、が存在しますか?

とありますが、単なる反駁ですし、自分の意見についてもなぜそのように考えるかをできるだけ書いたつもりなので、特に数字やソースが必要だとは思えないのですが。確かにあった方がよりよいのかもしれませんがね。

rthukさんの場合は、箇条書きの部分や、上の

江戸時代はわずかな金額盗んだだけでもすぐ死罪でした。

結果凄く治安のいい国家になりました。

の「結果凄く治安のいい国家になりました。」など、根拠のない(薄い)部分で言い切りがあったので(しかも意見として言っているのか、事実として言っているのかも明確でないですし)、ソースを要求するわけです。


以上です。ありがとうございました。

横レス失礼……かな? filinion2007/09/30 02:00:17ポイント1pt

ちなみに私もこれが5回目の書き込みですね。

上限を上げるか、せめてコメント可の設定にしていただけると良いのですが。

 

ともあれ。

 

おっしゃるとおり、江戸が、現在の東京より犯罪発生件数の低い都市だったのは間違いないと思います。

ただ、人口密度が高くなると犯罪が(人口以上に)増えるのは周知の事実です。

人口100万人の江戸を現在の東京と比較しても、犯罪発生件数と罰則に関係があるとは言えないように思います。

 

やはり統計がないので、諸外国の都市と比べてどうだったのかもよくわからないのですが、rthukさんのおっしゃるとおり、江戸は世界的に見ても犯罪発生率の低い都市だったのかも知れません。

 

しかし、江戸時代の刑罰は確かに現代に比べれば過酷なものですが(十両盗めば首が飛ぶとか、放火も失火も火あぶりとか)、同時代の諸外国の法律に比べても厳罰だったのでしょうか?

むしろ江戸の方が、御霊信仰がある分、ヨーロッパなどに比べると罰則が緩やかだった、という印象があるのですが……。

(もし違ったらご教示ください)

 

もちろん、生類憐れみの令とか魔女裁判とか、極端な例を挙げればきりはありませんけれども。

 

また、「平成になってから犯罪がテロを含め増えている」とのことですが(テロ、というのはオウム事件のことでしょうか?)、仮にそれが事実として、日本の刑罰は平成に入ってから緩められたのでしょうか?

もしそうなら、「厳罰化が犯罪抑止に有効」という一つの根拠になると思いますが、そうでないなら、「厳罰化が必要」という説には関係しないのではないでしょうか。

 

加えて、長期的に見ると、日本の犯罪発生率は低下傾向にあります。

http://kogoroy.tripod.com/hanzai.html(議論は少年犯罪についてですが、データは犯罪全体です)

しかし、刑法の規定が数十年にわたって厳罰化の方向に改正されてきた、という事実があるのでしょうか。

ないとすれば、これは、少なくとも厳罰化によらずとも犯罪を抑止することはできる、という一つの証明ではないかと考えます。

(もちろん、物価の上昇に合わせて罰金の額は引き上げられていますし、一部の犯罪について罰則が強化されたのも事実ですが、刑法全般にわたる厳罰化、というのはないように思います)

 

「厳罰+抑止」で検索してみればおわかりかと思うのですが、研究者の間では、厳罰化の犯罪抑止効果は、ないか、あっても限定的なものだ、というのが一般的な意見のようです。(最近になって、アメリカの研究者がこれに反する論文を出して議論になっているわけですが)

 

そもそも、日本よりよほど刑罰の厳しいアメリカが、かなりの犯罪発生率なわけです。

凶悪犯罪の抑止に厳罰が必要なら、相当緩やかな刑法を持つ日本が世界最高水準の治安を誇り、アメリカで重犯罪が絶えないのはおかしいのではないでしょうか?

http://www.coloradojijo.com/sumu/sumu.htm(デンバーの人口が180万人程度に過ぎないことに注意)

 

普通の生活を送っている人なら、例えば懲役3年とかの刑でも、ほとんど「全てを失う」ことになります。

その社会的制裁だけでも、罰則としては充分なわけです。

もちろん、死刑がさらに恐ろしいのも事実ですが、例えば仮に刑法が緩められ、

「殺人は5年以上10年以下の懲役」

と改められたとしても、(そうすべき、と言っているわけではありません。念のため)

「よし、刑が軽くなったから殺人でも犯してみよう」

と思う人はほとんどいないでしょう。

現実の殺人犯は「うまくやればばれない」という前提でいるか、「自分は死んでもいい」という思いでやるかですから、あんまり効果はないように思います。

(殺人を犯した直後に自殺する犯人も結構いるわけで)

 

もちろん、快楽殺人犯とかは平気で犯罪を犯しますが、そういう異常者はそもそもどんなに罰則を厳しくしても同じでしょう。

 

厳罰化は、むしろ一般人を追いつめ、犯罪を増加させるおそれがあります。

最近でも、危険運転致死傷罪の導入(=交通事故加害者への厳罰化)によって、逆にひき逃げの件数が増加しているという事実もあります。

「率直に申し出れば更正の機会が与えられる」

という方が、むしろ治安の向上に資するところが大きいでしょう。

 

「あんな恐ろしい殺人を犯してたった7年なんて!」

「被害者や遺族の気持ちはどうなる!」

というのはもっともですが、しかし感情論です。

本当に更正の可能性がないと断定できる犯罪者なら極刑もやむなしと思いますが、それは面識のない我々が判断できることではありません。(ひょっとすると本人にも)

 

それ以前に、rthukさんは、被告を犯人と断定しているようですが、それはこれから裁判の中で明らかにされることです。

マスコミ報道を安易に信じるのは危険です。(松本サリン事件、って知ってますか?)

世の中には冤罪というものもあります。

懲役刑なら、冤罪と分かった時点で釈放して名誉回復を図ることができますが、死刑では取り返しが付きません。

過去に執行された死刑ですら、冤罪を疑う声があるのに、これを増やすのは危険だと思います。

 

最後に、Wikipediaから。(「刑罰」の項)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%91%E7%BD%B0

「1995年のオウム真理教事件、1997年の神戸連続児童殺傷事件を発端にして、ワイドショー番組でも盛んに事件報道が行われるようになった。

ワイドショーで視聴率の取りやすい報道は、あからさまに恐怖を煽ったり、犯人の残虐性を強調したり、被害者の悲しみや怒りを情緒的に伝える報道であり、これまでの報道番組の事実解明重視型の報道とは大きく異なるものとなった。このことにより、データとはかけ離れた治安に対する社会不安が高まった」

 

煽られていませんか?

同意です。 leantlent2007/09/26 12:07:30ポイント10pt

遺族が被告に対して死んでほしいと思うのは仕方のないことだとは思いますが、遺族が死んでほしいと言っているから「死刑」というのは行き過ぎだと思います。裁判はもっと客観的なものではないんでしょうか。

また最近ではメディアをはさんで向こう側の沢山の人々が遺族の心情に同調していて、被告や弁護士に文句を言うのをテレビやネットでよく見かけますが、このままでは重大事件の裁判を引き受ける弁護士が減ったり、プロの裁判官でさえ冷静で客観的な判断ができなくなったりしてしまうのではないかと若干、不安を覚えます。プロの裁判官はまだ大丈夫かもしれませんが、もうすぐ始まる裁判員制度のことを考えると、このような状況で本当に大丈夫なんだろうかと思います。

ここを読みましたか? rthuk2007/09/27 10:27:09

神田が被害者の背後から羽交締めして、堀と川岸が暴れる被害者を押さえ

つけ、被害者がぐったりしたところへ、堀がハンマーで被害者の頭部を3発殴

った。被害者の血が飛び散り、堀が殴るのを止めた。その後、綿のロープで被

害者の首を堀と川岸が絞めた。被害者がもがくので、神田と堀が被害者の顔

面にガムテープを巻いた。顎から額までグルグル巻きにした。そして、その上

から、レジ袋を被せ、首の部分をガムテープで止めた。被害者はぐったりした

が、未だ生きている様なので、神田がハンマーを取り、被害者の左側頭部を3

0回殴打して、被害者は死亡した。

もし貴方の愛する恋人や家族がこんな目にあったら、そんなことをいえるのですか?

現在、遺族という立場にいないので leantlent2007/09/27 10:49:31ポイント2pt

何とも言えません。「死刑にしてほしい」と思うかもしれません。しかし、それを言うかどうかはわかりません。というか、何もわかりません。そもそもどうやって殺されたかという真実もわかりません。大まかに「だいたいのこと」がわかるだけだと思います。

ただ、仮にそういうことを言ったとして、世間の人々がそれに便乗し過ぎるのはよくないと思います。ましてや違法な弁護をしていない弁護士に文句を言うのはおかしいです。だったら、立法の方に文句を言った方がいいんじゃないでしょうか。まあ、そこのところは素人なんでわかりませんが。

ふらっと -死刑制度を考える-原田正治さん

こういうのも読んだことがあるので、もしそういう立場になったら思ったとしても、できるだけ、少なくとも冷静になれるまでは言わないようにはしたいと思います。

言えませんよ。 filinion2007/09/27 19:59:11ポイント1pt

すでに書いたことですが、自分や身内が犯罪の被害にあったら、私は加害者の死を望むでしょう。

それが人間として当然です。

そんな時に冷静ではいられません。

 

……被害者とその家族は、冷静ではないのです。

 

加害者への憎しみに駆られた人達が満足するような刑罰を犯罪者に課していたら、それは大変な厳罰になってしまいます。

これは社会全体の利益をむしろ損ないます。

 

例えば、

「速度違反や前方不注意で交通死亡事故を起こした者は死刑」

と定められたら、自動車を運転するのがどれほどの恐怖と緊張を伴うものになるか、想像できるでしょうか?

「ついうっかりよそ見をしてしまった」ために死刑になるかも知れない社会は、どれほど重苦しいものになるでしょうか?

 

でも、交通事故で家族を失った人は、それくらいの刑罰を望んでいると思います。

 

犯罪と刑罰のバランスを決めるには、最大多数の最大幸福を考えた、広範で長期的な視野に立った判断が必要です。

感情的な人間にそれは不可能です。

 

「相手の気持ちを考えなさい」

とは、私もよく言う言葉なのですが、部外者が被害者の気持ちに同調して冷静さを失うのは、むしろ危険だと思います。

こう言うと冷酷に聞こえるかも知れませんが……。

 

被害者の立場に立った時に「死刑で当然」と思える犯罪者を本当に死刑にすることは、民主的な恐怖政治を敷くことであり、社会全体を不幸にするのです。

社会の倫理 sagamihara-jiro2007/09/27 00:40:46ポイント4pt

無駄かと思いますが、いちおう続きを書きます。

私は個人の倫理と社会の倫理は別ものだと思っています。社会は社会自身を維持するのが本然で、個人が豊かになるとか、みんなが平等に暮らすなどはいわばオマケです。社会と個人、社会が守るべきなのは個人でなく社会でしょう。


たとえば少年の誤解に「儲け主義の会社」というのがありまして、儲けなんてどうでもよいなどという会社は不健全極まりなく、クールな物づくりで人気の会社は実際には「儲け主義の会社」より儲かっているわけです。もちろんクールな会社は「世界をよりよくすることに参加できてうれしい」とかなんとか言う社長がいて、ますますクールな印象に拍車をかけます。


という例えばなしで、とりあえず個人の倫理と社会の倫理が違うことがわかってもらえるとうれしいのですが。

社会正義というのは二枚舌で、倫理的には正しくないのに個人も社会(この例ではクールな会社)も得をするのです。

こういう困難な知的作業のことを、日本語では「政治」と言います。意味は、全く反対の意見を持つ人たちに「それこそ俺が望んだ結果だ」と思わせる行為。

<「速度違反や前方不注意で交通死亡事故を起こした者は死刑」 rthuk2007/09/28 17:04:19

そんな極端なことはいっておりません。

強盗殺人は許せませんよ。交通事故の話と全然違います。

続き sagamihara-jiro2007/09/27 00:49:26ポイント3pt

法律や刑法なんてものは社会のためにあるものであって、それをだれがどう勘違いしたのか、法律を破らず暮らすことが倫理だと思っている人がいるのにおどろかされます。

法律は破ってはいけません rthuk2007/09/27 09:59:20

アマゾンの奥地ならいざ知らず、法律、刑法のあるこの社会では守らなければなりません。

道徳(どうとく)や倫理(りんり) 、あるいはモラルとは、社会や共同体において習慣の中から生まれ、通用するようになった規範のことである。法律などの規則とは意味合いが異なる。社会的習慣や礼儀・作法もその範疇にあるとされ、自然発生的な教えが多く、明確な定義はない。道徳や倫理について分析し、考察をおこなう学問分野を倫理学という。

それはおっしゃるとおりですが。 filinion2007/09/27 20:10:44ポイント3pt

なるほど法律は守らないといけません。

 

でも、rthukさんが引用した文、

「倫理と法律は違う」

って明記してありませんか?

 

「倫理=法律」でも「倫理=法律を守ること」でもありません。

いや、法律を破っていい、って言っているわけではないので誤解のなきよう。

 

(もっとも、sagamihara-jiroさんの「倫理」という言葉も、ご自身の定義があるようですから、横から口出しすべきではないのかも。失礼)

倫理と法 sagamihara-jiro2007/09/27 21:18:11ポイント1pt

私はまあ、自分の倫理にふれなければ法律を犯して犯罪者になって囚人や死刑囚になってもかまわないだろうと思っています。そういう目にあわない方がよいのはもちろんですが。(またくだらない例ですが、もし法で「皮肉で人を傷つけたら懲役」という法律ができたらおそらく、気にせずに皮肉で人をうつ病にしたりして刑務所に入ると思います)

ところで「厳罰化は本当に有効に機能するのか」という意見はすばらしいですね。

厳罰化の効果と弊害のほどについては、アメリカの性的異常者関連の資料が豊富でよいかと思います。

理想主義が害をまき散らす例は、悪人の比ではないですよ。

質問者の方へ sagamihara-jiro2007/09/28 00:56:15ポイント1pt

風呂で思いつきました。ひょっとしてデスノート世代でしょうか。


そうだとすれば、質問の意味を誤解していました。

社会正義の実現にあなたが参加していなければならないのですから、検事を志すのが良い選択だと思います。ひょっとすると、この事件に関われる事もあるかもしれません。

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