最近インターネットで、「(エロゲーの)Fateは文学」という言い回しを多く見かけます。

もちろんギャグとして言っている方も多く居るのでしょうが、身近に割と本気でこのような発言をする人間が居ます。
彼の主張は「頭の悪い奴には分からないが~」で始まるので、解説をさせることが出来ません。
そこで、どなたか「Fateは文学」と思っていらっしゃる方もしくは、そう思う方の思考が理解できる方に、
①Fateは文学と思う理由
➁この場合の文学の定義
③その点を踏まえたFateの面白さ
についてご説明願います。

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  • 登録:2007/10/07 09:01:57
  • 終了:2007/10/14 09:05:03

回答(2件)

id:chomo1003 No.1

chomo1003回答回数6ベストアンサー獲得回数12007/10/07 17:12:08

ポイント35pt

僕自身は「Fateは文学」とは思わないタイプなので、その人がこう考えているんだろうな、または、こう考えているのならば「Fateは文学」と言えなくもないだろうな、という程度の予測になりますが。


①Fateは文学と思う理由

②この場合の文学の定義

「Fate」というのは『Fate/stay night』、『Fate/hollow ataraxia』の二つのことを指すので間違いないと思います。

このゲームのシナリオライターは奈須きのこさんです。

彼の文章の特徴は、グロテスクなまでに文章を芸術に昇華させたもの、ということが出来るでしょう。

例えば、既存の熟語に、その熟語の持つ本質をとらえた別の読み仮名を当てることが挙げられます。

私見ですが、彼は文章を破壊、もしくは改造することによって「遊んで」いるのではないかと思います。そういった意味で、彼の文章は「芸術である」と私は考えます。

この場合の「文学」とは、「文字を操る」という点においてそう呼ばれているのではないでしょうか。「文学」の域に納めるのはもったいない気もしますが。

それと、もっと低次元な発言であると考えれば、彼の文章は往々にして冗長になる傾向があるので(それは少し残念なことなのですが)、それを指して「文学」と読んでいるのかもしれません。この場合「長くて読む気のしない文章」が「文学」である、というような意味でしょう。


③その点を踏まえたFateの面白さ

後者であれば、元より活字を読むのが苦手な人には面白くない、と言えるでしょう。「エロゲー」の類には、会話文中心であたかも漫画やアニメを見るように活字を読めるものが多いですから、小説に近い「Fate」を面白く感じれるかどうかは活字が好きか嫌いかにも左右されると思います。

前者であれば、情景・心理描写の美しさ、言葉遊びなどを「楽しみ」ます。楽しむ、というか触れる、というか。

「コトバに対する挑戦」として捉えると面白いのでは。


長くなってしまい、すみません。

http://q.hatena.ne.jp/1191715316

URLはダミーです

id:ier135

回答者様は結構「Fateは文学だ」と思ってらっしゃるクチに見受けました。違いますでしょうか。

言葉遊びの得意な作家(と、本文中で解答されておられますよね?)なんですね、奈須きのこさんは。

小説も大好きで『長門有希の百冊』も攻略している身ですが、言葉遊びを小説の醍醐味だという解釈には納得がいきません。

追加回答お願いできれば幸いです。

心理描写ならまだ梶井基次郎や夢野のほうがうまい!! と思いますし

正直回答者様の上げた魅力は自分には理解できませんでした…。

2007/10/13 01:10:54
id:white-whale No.2

white-whale回答回数14ベストアンサー獲得回数02007/10/07 22:12:19

ポイント35pt

Fateは文学である。


彼の呼称する文学が大衆文学である場合、

Fateは伝奇物語でありその娯楽性から条件を満たす。


もちろんこの場合の文学はもうちょっと違う意味だと思うので。


彼の呼称する文学が純文学である場合、

Fateはストーリーこそ伝奇、娯楽的要素を含むが

タイガー道場の最後で語られるように衛宮士郎という人間の

あり方を示した物語である。

近代的な純文学の多くはこの人間の精神的なあり方について語られる。

誰かを救うことは誰かを救わないことであるという

養父切嗣の言葉からも否定される彼自身が望む誰もかもを救いたいという願いは究極のエゴイズムと言っても過言ではなく、それは夏目漱石のこころでも語られている主題である。


UBWではアーチャーとの対峙が他人、養父のものであった夢を引き継いだ贋作者として自己を否定するも、それを美しいと思ったことは嘘じゃない、という自分の答えを見つけることでその壁を越えていく。


HFにおいてはセイバーとの別れがFateで憧れ、そして互いの理想の為に別れた(Fate、UBWで選べなかった選択肢)過去の自分との決別、桜という特定の誰かを守るという新しい自分のありかたの一端を示している。


人としてのあり方を示すのにタイムパラドックス的観念や魔術、そしてキャラクターのひとりひとりがそれぞれに個性的(異なった価値観と運命を持つ)であること、一つ一つの話しが練りこまれそして全て合わせてFateとなっている(題名が奇をてらわずに運命そのもの)ことがエンターテイメントでありながらこの作品が文学になりうる所以であり、醍醐味でもある。この大筋はファンディスクでも変わっていない。


大規模な戦争がなくなり石原慎太郎や庵野秀明が語るように、

今語るべきことがないという現代文学の根本的問題に真っ向から

立ち向かうために擬古典的ともいえる物語の復活を提示したことは

評価に値する文学的行為ではないだろうか。


多くの同人作品が生み出される理由もそのあり方の中でこういうのもあるんじゃない?という一例を示すという側面が多いのではないだろうか。


うん、まあ小説にはいろいろな読み方があると思うし、

平野啓一郎がデビュー作で批判されたのはこの逆の問題を

抱えてたからだと思うけど、いろんな読み方が出来るっていうのは

楽しいことだと思うよ。

源氏物語だって文学なんだし、ライトノベルだって文学だ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Fate/stay_night

ダミーです。

id:ier135

リメイクと再構築に対して批判的な見方をしているわけではないのですが、過去の作品のリメイク、という捉え方でかまいませんか。

(当方天元突破グレンラガンを愛している身であります念のため)

いえ、過去の作品の分解・理解・再構築で物語を現代風にアレンジすることは必要なことですが。

2007/10/13 01:23:06
  • id:ier135
    質問者、いまからちょっと京都へ一泊二日の旅に出ます。
    よって質問のオープンは月曜午後になりますが
    けして忘れたわけではありませんので、気軽に解答お願いします。
  • id:white-whale
    リメイクっていうのはちょっと違うと思います。
    どちらかというと記号的な要素を抽出して設定で味付けし、
    そのキャラクターの性質的に文学的要素があるオリジナルな再構成だと思います。


    神話的な要素(サーヴァント)やハーレム展開から見ると
    実はすごくベタな作品だと思うんですよ、Fateは。
    ただ、その組み合わせがすごく新しい。


    ベタなグレンラガン(でもカミナの死とか旧来ではありえない要素を含む)を奈須きのこ氏が好きなのも分かるのですがどちらも要素の組み合わせがすごく上手い。そして話のコントロール(一話の時点でラストが決まっていた)が効いている。


    空の境界についてドラマCDで奈須氏があれはポエム、と式に言わせたのはそのコントロールと要素の組み合わせが上手く機能するのに
    自身の能力が不十分であったからだと思います。月姫でストーリーラインを複数作ったり、ヒロイン殺しという奇抜な設定が作られることで能力が磨かれてFateで確立、という感じがします。


    空の境界で文章を冗長にしていた設定の語り癖も改善されて、
    吉野家の牛丼コピペきのこ風が出てきてるように
    文学に必要な文体の確立と認知が出来たのだと思います。


    文学はどんどん書きにくくなっているんだと思います。
    その当時の常識と想像力だけで書けた源氏物語とか文学だと
    カフカの作品とか下調べがほとんどいらないのに対して、トールキン以来、最近では設定資料集とか出るくらいに
    ラノベとかマンガでも作品の土台作りが大変です。
    でもその分優れた作品はちゃんと面白くなってるから余計に文学がつまらなく感じられてしまう。
    それと戦ってるのがサブカルっぽい村上龍氏とかだと思うのですが、ああいう才能はなかなかいないんですよね。
    そこですごくFateと奈須氏が光るんだと思うんです。
    私は大塚英志氏が言っていたキャラクター文学の可能性の答えの一つがFateだと思うんですが。

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