http://blog.goo.ne.jp/hageoyaji21/e/cfb7128eeb3a6eb2ab0f10b6574b...
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06051220.cfm
http://campus.milkcafe.net/test/read.cgi/toudai/1123651482/
東大理系の卒業後は分かりませんが、
(1)大手企業の研究関係の仕事
(2)技術系官僚
とかなら、旨みがないんじゃないですかね。
医学部の方が出世するというわけではないのですが、医師という資格が取れて、不況など外的条件に影響されない安定した人材の需要、高額な報酬、資格そのものに定年制度が設置されていないことなどから、将来安定した生活が保証されるという考えに基づいてシフトしていると見られています。
医師を扱ったテレビドラマや本などの影響もあるともいわれています。
難関大学の理系と同じ程度の勉強で、医師という将来安定した資格が取れるなら、そっちの方が良いという感じですね。
安定性という意味でしょう。
医学部は 卒業=医師免許取得 ですから、免許剥奪でもされない限り絶対将来安泰です。
東大理系は勉強が出来るというだけで、個々の能力は様々。
リストラされる可能性だって十分あります。
医学部シフトとは、多くの人が自分の知りうる表面的な情報に基づいて右往左往している現象の一つと思います。20~30年ほど昔には、将来医者が余るとの観測に基づき「医学部離れ」という現象が見られました(これは医療コスト抑制のため医者の数を増やしたくない厚生省の恣意が働いていた可能性があります)。
格差社会というのは、所得の格差よりも情報の格差の方が顕著に現れるのだと思います。
東大理系を出てサラリーマンになったとしても、要領のいい文系においしいところを持っていかれるくらいなら、医者になって女にもてたほうがいいと単純に思う人が多いのでしょうね。
地方にいると医者や同族企業、ちょっと落ちて公務員か銀行員以外に、恵まれた収入を得ている人がイメージできない学生が多いというのは無理もないことかもしれません。
マスメディアも、彼らの理解を超える事象は基本的にスルーしますので、どうしても皮相的なものになってしまいます。
要するに大多数の善男善女は知らないというだけなのです。
世界標準語の英語能力においてハンディのある日本人が、個人の能力で世界に伍して一流の貢献をするにはそこらへんの医学部よりも東大理系の方がよほど可能性があります。
医学は21世紀髄一の成長分野の一つであることは間違いないですが、大多数の市井のお医者さんにとっては既得権益を次々に剥奪されてつらい思いをすることが多いのではないかと思います。(医師会の弱体化、診療報酬の改定、医療機器の高騰、訴訟リスク、等々)
医学部はある意味で国Ⅰ官僚以上に学校歴が幅を利かす世界です。医学部に行ったとしても旧帝・慶応以外であればよほどの天才以外は、たとえコネがあったとしても彼らに一生頭があがりません。
また収入の面でもそこそこの規模の病院の経営者とならなければ、上級サラリーマンとくらべて恵まれているとはいえないでしょうね。URLはとあるヘッドハンターによる職種別給与調査です。
http://www.michaelpage.co.jp/ContentArticle/page/7231/title/Sala...
医者は勤務医でも開業するにしても大変な激務です。病院の跡取りとしてふんぞり返っていられるのでなければ、使命感がなければとてもやっていけないでしょう。
医師免許で守られているといっても、専門分野の診療の腕とコミュニケーション能力がなければあんまり意味はないですね。
コメント(0件)