日本は死刑を執行できる国ですが、被害者の家族が死刑を臨んだり、刑務所の問題、欧米の死刑廃止の傾向(死刑を廃止することにより凶悪犯罪の減少をめざす)や、冤罪の防止など、賛成・反対色々意見があるとおもいますが、貴方はどうおもいますか?死刑は廃止すべきだとおもいますか?
参考資料:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E5%88%91%E5%AD%98%E5%BB%83%E5%95%8F%E9%A1%8C
http://www.geocities.jp/aphros67/indexs.htm
http://www.jca.apc.org/stop-shikei/epamph/dpinjapan.html
http://luxemburg.exblog.jp/4219915
http://homepage2.nifty.com/shihai/
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%E0%B7%BA
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/death_penalty/
まず、法を犯した者を法で守る事自体が矛盾しています。現在の刑務所はなぜか
立派できれいな環境です。なぜ必要最低限の環境にとどめるべきです。冷暖房完備
なんていうふざけたところもあるし。これも税金から出ていると思うと腹が立ちます。
犯罪者にはプライバシーも娯楽も必要ない。ましてやその生命は被害者よりも価値がないと
しても過言ではないと思う。裁判所は遺族の怒りや遺恨を死刑の代執行という形で
和らげるのが職務と思う。
私は基本的に死刑に反対だが、賛成派の言うこともかなり納得できる部分がある。ただ賛成派の人たちの中で気になるのが、この「恨み」とかそういう話をする人です。聞くとぞっとします。
> 法を犯した者を法で守る事自体が矛盾しています。
私は犯罪という罪に対しては相応の罰を与えるルールが法だという認識です
その為には公共の利益の為、多少の個人の人権は制限させるべきという考えです
そして、個人の人権の制限と公共の利益を天秤にかけ、公共の利益になる場合、
個人の人権を制限させるべきではないと考えます。
例えば、脱税して本来刑務所に入るはずの人間が保釈金を払って出所する場合
確かにその人は犯罪者ですが、保釈金という公共の利益を行い
かつ保釈金自体が罰ですから、無理に刑務所に入れる必要はないと思います。
# もちろん死刑相当の凶悪犯罪者はいくら保釈金を積んでもその罰は贖えません
> 裁判所は遺族の怒りや遺恨を死刑の代執行
私は私刑の延長線上や見せしめのような前時代的な死刑には反対です
あくまでも法というルールに則った罰を行うべきだと考えます
経済的な視点を無視するならば、私は別に極刑が死刑以外の
例えば、死刑に反対する人がよく支持する「終身刑」でも別に構いません
ただ、凶悪犯罪者を殺すコストと凶悪犯罪者を生かすコスト
# 凶悪犯罪者を生かすコストにはもしかしたら衣食住以外の
# 「更生させる」というコストも含まれるかもしれません
多分、凶悪犯罪者を殺すコストよりも生かしたままにしておくコストが
安く済むか、何らかの社会的なメリットが存在することに
私が納得できるの理由が存在するのであるならば、私は死刑廃止を主張しても良いです
EUが死刑廃止だから日本も死刑廃止すべきことが先進的で国際的な流れというのは
「僕の友達はこのオモチャを持っているから、僕にも買って!」
といういささか子供じみた発想だと思います。
19世紀のように帝国主義が国際的な流れだったら、帝国主義になるべきでしょうか?
# まぁ、そのときの日本はその流行に乗ってしまった訳ですけどね
昨今の弁護士や判例を目の当たりにして被害者サイドに偏った思考になってしまいました。
同じツリーにコメントしてしまいご迷惑かけております。
死刑囚の中にも自分の罪を真摯に受け止め更生する人、被害者に拒否されながらも必死に
謝罪しようと努める人等々を事務的な作業によって死刑執行する事には反対です。
しかし、人間という物は多種多様でありまして、反省どころか刑務所が安住の地であるかの
ようにのさばる人、罪の重大さを理解できておらず、ばれなかったらよかったのにと思う
輩もいるかもしれません。全ての人に良心があると信じたいですが現実は違うかも。
(←あくまで憶測です。反対派も憶測、可能性を議論するのでこれはお互い様ですね)
>多少の個人の人権は制限させるべきという考えです
この度合いが私から見ると甘い気がします。現在の制限は果たして一般人から見て納得できる
程度に設定されているのでしょうか。例えば、ある日突然命を強制的に断たれた被害者と比べ、
毎日決まった時間に食事ができる、施設内での生活が保障されている人が日本国の定めるところの
”人権”という観点において対等かどうかです。さらに制限されて然るべきと考えます。
その観点から、死刑の可能性をいとも簡単に排除するのは加害者の過保護ですね。
最後にコストの観点で言います。これは全ての感情を排除した完全中立なドライな意見ですが…
同じコストを費やすなら、加害者の更生と被害者遺族への補償とどちらが妥当、建設的なのかを
そのケースごとに公正に判断する必要があります。この判断には決して期待値などを含めては
いけません。
まあ、だいぶ主観的に述べてしまいましたが、犯罪がなくなるのならば少し行き過ぎな
制度を作るのも必要かもしれません。もちろん暴走はいけないので議論は尽くすべきですが。
最近、凶悪な事件が目立ちます。
犯罪の多発に対処するには刑の厳罰化が順当でしょう。
一説には、「凶悪事件が多くなっている」というのは
「警察が流しているデマだ」、とも言いますが、
真相はわかりません。
マスコミがこぞって取り上げているだけじゃないでしょうか。確かにソレは社会の一面として事実ですが、数字を見れば犯罪率は高度経済成長くらい(だったかな?)からぐんぐん減少しています。(最近は頭打ちらしいですが)。さらに言えば、若者の犯罪というものも昔に比べて減っていますし、凶悪犯罪(殺人とか)は40代50代の人が最も犯しているということを本で読みました。
つまり、「最近、凶悪な事件が(ニュースで)目立ちます。」
こういうことだと思います。
犯罪が増えているという情報を流すことによって、
世論は、
警察はもっと取締りを厳しくしろ
--警察官を増やせ
--警察の予算を増額しろ、
となります。
警察はそれを狙っているのでは。
もちろんその情報はマスコミを通じて流すのですが。
犯罪は増えているんじゃないですか?
マスコミに載る犯罪は氷山の一角です。
高度経済成長時とは比べものにならないくらい、外国人の流入は激しいですし、彼らの犯罪は多いですよ。こういうこというと在日韓国人にしかられそうですが。
日系人、発展途上の外国人の車窃盗、イランの麻薬密売系、中国人マフィア・売春関係などなど。
中高年の買春やティーンの低年齢化の凶悪犯罪などなど。
これは数字に表れてますし、性質上それほどブレがありません。殺人や強盗が凶悪犯罪に含まれない統計はなかったはずです。犯罪の低年齢化は統計マジック所ではなく、大嘘です。最近の子供はおとなしい。だから少年犯罪がニュースになるに過ぎません。
万引きなどの軽犯罪は警察の力量や被害届を出すかどうかについての世間の風潮が時代によって異なるので、正確なところは分かっていません。
外国人が増えれば外国人犯罪が増加するのはある意味当然です(日本人を合法的に減らせば、日本人の犯罪も減る)。一方で、所得格差との相関が証明されれば、外国人が増えたから外国人犯罪が増えた、ではなくて外国人に低所得者が多いから彼らの犯罪が多いということになるかも知れません。
最近勉強不足なので、現在の詳細は分かりませんが、
食べ物・寝床に困る事がない、年金や公的手当てを貰って生活するより快適or,まともな生活が出来る。(とてもじゃないけど足りない)
だから万引きなどの軽犯罪を繰り返して刑務所に入る。
と言った内容を読んだ事があります。
しかし、一方で、刑務所の収容数<入所者数で、さまざまな面で刑務者達はストレスが貯まりやすく、またプライバシーが守られない生活状況でうつ病になる人も多いというのも聞きます。
税金で賄っているのは確かですが、更生を期待して刑に服させるためには、ある程度マシな環境でないといけないのかな・・と思います。刑務者でなくとももっと辛い生活をしてる方も沢山いると思いますが。
>冷暖房完備
刑務所の造りにもよりますが、夏は熱中症での死亡、冬は毛布だけでは十分に体温を保てず体を壊すのを防ぐためかと思います。贅沢なのかもしれませんが・・・
確かに、死刑は、運営にかかる予算は懲役刑よりずっと安くて済みます。
でも、お金のかわりに死刑囚の命が失われるわけで。
それが金銭にしていくらぶんに相当するかを考えないと、「経済的な視点」での議論は不可能でしょう。
冤罪でなく、更正の可能性がないなら死刑でよい、というのは賛成ですが、それを断定することは誰にもできません。
死刑になった人が、更生してまっとうに生きる可能性があったとしたら、それを失うことは社会にとって何円ぶんの損害でしょうか。
あれだ、
「免停講習とか人件費の無駄なので、重度の違反者は全部運転免許を取り上げてしまえ」
という意見に似ています。
それと、刑務所みたいな鉄筋コンクリートで風通しの悪い建物に冷暖房付けなかったら死人が出ます。
(今年の夏は熱中症で死んだのがいましたが)
普通の家屋と同じように考えると誤解が生じると思います。
刑務所の、寝起きから入浴までプライバシーゼロの生活をして、作業中に私語をすれば懲罰、という生活が楽だとは思えません。
でも、ホームレスの人から見れば、凍死の危険も餓死の危険もない環境の方がマシに見えることもあるのかも知れないですね……。
> それが金銭にしていくらぶんに相当するかを考えないと、「経済的な視点」での議論は不可能
私は、人間の生命が金銭に換算できるとは考えておりません。
例えば傷害致死などで遺族に支払う慰謝料とは遺族への精神的苦痛を
金銭に近似値的に換算したものであり、あくまで遺族に対するものであり、
被害者の生命の値段ではないという認識です
> 死刑になった人が、更生してまっとうに生きる可能性があったとしたら
更生しないであろう(または著しく低い)から凶悪犯罪者は死刑判決を受けるのです
確かに不完全な人間が人を裁くのですから冤罪の可能性は0%はあり得ません
また、人の心は変化するので更生する可能性は0%ということもあり得ません
しかし、それでは死刑にしろ、終身刑にしろ人間が人間に「極刑」を
与えることが不可能になってしまいます
おそらく、凶悪犯罪者は社会から隔離すべきだし、
凶悪犯罪という罪に対する罰には「極刑」を与えるべき
という基本的な部分に関してはお互い同意が取れていると認識しています
私と貴方の意見の相違は「極刑が死刑であることが妥当か否か」である
と私は認識していますが、その認識は正しいでしょうか?
そして、貴方は死刑に代わる極刑は何が妥当だとお考えでしょうか?
dev_zer0さんとは、基本的な線では合意に達していると思います。
現実には、冤罪の可能性を0にすることはできませんし、更生の可能性が0であると断定することもできません。
そして、それが0でない限り、死刑を執行するのはリスクが大きすぎる、と私は考えます。
人命を金銭に換算することは不可能、とは、全くその通りです。
であればこそ、刑務所の維持に金がかかるから死刑にすべき、というのは、妥当な論拠とは言えないと思います。
(まあ、現実には、お金があれば救える命があるのも事実ですが)
死刑に代わる刑罰として考えられるのは、おそらく終身刑でしょう。
というか、
「更生したと判断されるまで収監する」
というのが妥当なのではないかと考えています。
どんな凶悪犯であれ、刑務所でまっとうな人間になって、
「これからは社会のために尽くして、少しでも罪を償いたい」
と本気で言うなら、それ以上刑務所に泊めておく必要はないと思いますので。
一生更生しなければ、結果的に終身刑になりますが。
また、少し違う話になりますが、アメリカの一部の州では、GPSで性犯罪者を常時監視するシステムが導入されているそうです。
このようなシステムを導入すれば、再犯への抑止力ともなるでしょうし、刑務所のコスト削減にもつながるのではないでしょうか。
id:I11さんへ。(id記法って初めてなので不安……)
違うツリーで失礼します。(このいわしでの発言回数が、これを含めてあと2回なので……)
更生の可能性がないものが死刑、という点について。
私の見解は、
「冤罪・更生いずれの可能性も0であるものは死刑にして良い」
というものです。
しかし、現実にはそのようなケースはほとんどあり得ないので、死刑は実質的に廃止されるべき、と考えています。
「現在執行待ちの死刑囚、およびすでに死刑執行済みの死刑囚には更生の可能性がない」
と言っているわけではありません。
死刑囚の多くが、死を前にして罪を悔いているのも、すでに執行済みの死刑の中に、疑問を持たれているものが多々あることも知っています。
一方で、もし本当に、冤罪・更生いずれの可能性も全くない凶悪犯がいたら、それは速やかに死刑にしても良いと思います。
判決、即処刑、くらいでも。
ただ、その判断は、それこそドラえもん並みに科学が発達しないと下せないと思いますが。
id:Vacuumさんへ。
「家族が同じ目にあっても、復讐は考えませんか?」
とのことですが。
考えると思います。
たぶん、それが人間として自然です。
たとえ故意による殺人ではなく、前方不注意のドライバーが原因で家族が死んだりしても、ドライバーの死を願うと思います。
というか、昔、とても大事なカバンを置き引きされた事があり、その時も、犯人に死んで欲しいと思いました。
被害者や遺族は、この世で一番加害者を憎んでいる人達です。
それは自然なことですが、社会がそれに合わせて罪を決めてやる必要はない、と思います。
(例の置き引き犯を死刑にしてくれるなら私は喜びますが、たぶんそれは世の中のためにならないと思います)
刑罰は、犯罪を抑止し、犯罪者を更生させるためのもの。
加害者に復讐し、被害者を満足させるためのものではない、と私は思います。
しかし、最近、センセーショナルなマスコミの報道などによって、赤の他人でありながら被害者に同調する(もしくは、同調したつもりになっている)人が増えているように感じ、懸念を抱いています。
何の不自由も無く、生まれてきて、軽い気持ちで人を殺したりする人は別として、生きるためにどうもできず、奪うしかなく、お金が無かった人もいると思うんです。
学校にも行けず、知識も無く、就職もできず、パソコンなど一生触った事も無く、おなかがすいて人の家に入ってしまった人もいるかもしれません。
障害や、アルコールや薬物の害で、知能が落ちている人もいると思うんです。
地震で親を失うなど、思いがけないことは無いようで、あると思うんです。
人として最低限の保障はしてあげてほしいです。
刑務所の中のほうがましで、外の環境の方がひどいというのは、逆に「最低限の生活が保障されてない」という悲惨な現実をあらわしているだけではないかと思います。
もちろん、その容疑者が本当に死刑という罰に値する罪を犯したのかのかの判断は慎重に行われるべきですが、
更生の可能性がない凶悪犯罪者を税金で生かしておくメリットが考えられません
権利には義務が存在するはずです。その義務を果たせないのならば権利は制限されるべきです
犯罪者は社会秩序を守るという義務を果たさなかったから一部の人権を制限されています
他人の人権(例えば生存権)を剥奪したならば、自分の人権を剥奪されても仕方ないと思います