読まなければよかった、知らなければよかった、トラウマになった、何も手につかなくなった、価値観が破壊されたといった、読んだという記憶ごと抹消したくなるようなものが、極上の劇薬小説。
ただし、「期待して読んだらハズレだった」は該当しませんのでご注意を。
現在の十大劇薬小説を挙げます。
1.狂鬼降臨(友成純一)
2.骨餓身峠死人葛(野坂昭如)
3.児童性愛者(ヤコブ・ビリング)
4.隣の家の少女(ジャック・ケッチャム)
5.城の中のイギリス人(マンディアルグ)
6.目玉の話(バタイユ)
7.暗い森の少女(ジョン・ソール)
8.問題外科(筒井康隆)
9.きみとぼくの壊れた世界(西尾維新)
10.ぼくはお城の王様だ(スーザン・ヒル)
以前「はてな」でうかがった、皆さんのオススメをもとに作っています。
このランキングについては、以下を参考にしてください。
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2007/11/post_cd85.html
このリストに匹敵or凌駕するほどの「どくいり・きけん」な小説を、教えてください。
小松左京の「汚れた月」
日本人でいるのが嫌になる。
A・C・クラーク 「幼年期の終わり」
ラストが鬱
ネヴィル・シュートのSF小説「渚にて」
同名映画をリメイクした映画「エンドオブザワールド」は
妙にリアルでにスゲー怖かった。でもオススメ
ありがとうございます、「幼年期の終わり」は読みました…が、ラストは涙した一人です。
レビュー↓
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2007/04/post_c9f2.html
そういや、光文社から新訳が出ていますね…再読します。
「渚にて」も既読です。「汚れた月」は未読なのですが、前2作の傾向からすると、
様子見しますね。
マニアックですが、連作短編のなかの一作でもいいでしょうか。三浦しをんの『むかしのはなし』の第三話「ディスタンス」です。
同作の他の話にも劇薬があるし、『私が語りはじめた彼は (新潮文庫)』もそういったところがありますが、劇薬度でいえば間違いなくこれがいちばんかと。ってか、何でこれらが本屋大賞の候補になったのかが不思議でならないです。
了解です。イマドキの小説家は、10年残ったら手を出すようにしてますが、読んでみますね。
「天女の羽衣」の"むかしのはなし"ですか…たのしみです。
ハンス・ハインツ・エーヴェルス
「スタニスラワ・ダスプの遺言」
「トマト・ソース」
どちらも短篇ですが、前者は最後に、後者は全篇、異様な興奮と嘔吐感が味わえます。
思わずページから顔をそむけたくなるほど。
> 思わずページから顔をそむけたくなるほど。
> 思わずページから顔をそむけたくなるほど。
> 思わずページから顔をそむけたくなるほど。
最高の惹句じゃありませんかッ
ぜひ読ませていただきます。
柳美里の「タイル」
意味を求めてあがく主人公が、どんどん狂気に落ちていって、越えてはならない一線まで越えてしまうあたり。
視覚的想像力のある人が読むと、後半部はかなりグロテスクですし。
柳美里ですか… うーん… まず、手にとってみますね。
冒頭の十大劇薬小説と比較すると、比較になるのかどうか…
村上龍の「エクスタシー」です。
あまりの性描写に、衝撃を受けめまいがして気持ちが悪くなりました。
しかし、体は反応してしまっていました…
読後数日は気分が悪く、今でも思い出してはちょっと気分が悪くなります。向き不向きがあるようですが。読み返そうとは思いませんし、同じような匂いがする本は避けてしまいます。
今思えば、読んだ時期(たしか中3~高1?)が悪かったために、気持ち悪さが倍増されてしまっただけかもしれません…
記憶を抹消できたら今の価値観でもう一度読んでみたい本ではあります。
龍の作品ですか… 「エクスタシー」は未読なので、評判を漁ってみますね。
人によると劇薬になりそうなのは、「コインロッカー・ベイビーズ」あたりが浮かびます。
読者に強烈なメッセージを放っているので。
「読んだ時期」によって、毒になったりクスリになったりするのかもしれませんね。
残酷な子供グロテスクな大人(春日武彦)
取引 真保裕一 こんなに恐ろしいことがあってもいいのか、とハラハラします。
出口のない海 横山秀夫
ありがとうございます、後半2作者は「ホワイトアウト」「半落ち」あたりを読んだのですが、
一級のストーリーテラーですね…
ただ、「こんなに恐ろしいことがあってもいいのか」という作品が書けるかというと。
「取引」「奪取」は徹夜小説としてオススメされているので、そのうち手にしてみたいですね。
曽野綾子の「長い暗い冬」
このアンソロジイに収録された傑作中の傑作。
多少のことでは驚かない弛緩し麻痺した精神を揺さぶる作品。
YouTubeで観た「しじんの村」
http://jp.youtube.com/watch?v=RoBskqnxzQM
映像なので質問のカテゴリーから外れるが
いい気になっている貴方を地獄に突き落とす作品。
(楽しむためには最初の30秒は観ないことをお薦めする)
その挑発的な言い方、大好きです。
「たいしたことない」と腐しながら、オススメを言わない『評論家』が大勢いらっしゃるので。
「長い暗い冬」 は既読です。たしかにクるものがありますね。
そんなあなたには、ファイナルインパクトといい、狂気の演出の仕方といい、
「くじ」(シャーリー・ジャクスン) あたりをオススメします。
そして、Youtubeでゼッタイに見てはいけない映像として、「POSO」という最凶ワードを贈ります。
登場人物それぞれに様々な性癖があり、それを生々しく描いているので、読後感は最悪です。描き方がしっかりしているのが余計拍車をかけています。
ぼくらはみんな閉じている (新潮エンターテインメント倶楽部)
同じ作者の短編集です。表題作はなかなかなものだと思います。題名からだと話の内容は想像できませんが、なぜ閉じるのか。実際に読んでいただくと理由が分かるのとなかなかな読後感が味わえると思います。
「鬼畜作家」と評する方がいらっしゃるので、期待大です。
以下のようなレビューを見つけたので、「彼岸の奴隷」から読みます。
> 心の闇を描いた小説が流行りの近年、どれもこれも嘘臭くて納得できなかったものだが、
> これに納得してしまった。本当の狂気というのは、ここに出てくる外見は普通の顔を
> しているから。
> 気の優しい善人さんは読まないほうがいいよ。これは悪人のためのエンタメ。
ウィリアム・カッツ『コパーヘッド』(創元推理文庫)
1980年代に書かれたB級サスペンス。ただし後味の悪すぎるラストのせいで読後感が最悪。
その後このラストがまさか現実になろうとは……。
赤江瀑「阿修羅花伝」(学研M文庫『赤江瀑傑作選』所収)
赤江瀑には残酷な小説が多いけれど、その中でも特にすさまじいのがこの短篇。
グロテスクなほどに凄惨な芸道小説です。
山田風太郎「山屋敷秘図」(徳間文庫『山屋敷秘図』所収)
転び伴天連として魔界に堕ちてゆくキアラの姿を描いた時代小説。
遠藤周作『沈黙』と同じ人物が登場するけれど描き方はあまりにも違います。
ウィリアム・カッツ!懐かしいです。
「恐怖の誕生パーテイ」がえらく面白く、かつノンフィクション(?)と言いたくなる作品だったので(これも後味サイアクです)。
後2作は未読です、評判を漁ってみますね。
蝿の王:ウィリアムゴールディング
未来の大戦中、疎開に向かう少年達を乗せた飛行機が墜落し、少年達は南太平洋の無人島に置き去りにされる話。
ジュールベルヌの十五少年漂流記のラストをバッドエンドにしたようなお話です。
作者は本書で1983年のノーベル文学賞を受賞しているので、教養として読んでおく価値のある1冊です。
でも、本書がノーベル文学賞を受賞したこと自体が全世界に対する皮肉の一つなのかもしれません。
「蝿の王」ッ(絶句…)
なぜ絶句してたかというと、以前のランキングには5位に食い込んでいたのに、
今回のリストから抜けていたからです(忘れていました)。
ブログの方に追加しておきますね (^^;
証拠↓
馳星周 「古惑仔(チンピラ) 」
表題作を含む短編集です。
どの話も中途半端な人間が主人公で、バッドエンドです。
これぐらいでは、無理かな・・・
馳星周ですか…うーん、「不夜城」読んだのですが、普通のエンターテイメントという印象です。この方のバッドエンドはだいたい想像がつくような…
馳星周のアウトローというかノワールが好きなら、「血と骨」(梁石日)あたりがオススメです。
ゴールディング『蠅の王』・・・と思ったら既に回答されている方がいらっしゃいますので、
『闇の奥』で有名なジョゼフ・コンラッドで『ガスパール・ルイス』、または『無政府主義者』。
岩波文庫の短編集に入っています。
この短編集は、短編集だからとうっかり手を出して後悔した本です。
全部が全部「どくいり、きけん」です。(エロとかグロとかではありません。)
やっぱりコンラッドは「うっかり気軽に」で読むものではないです。
もちろん『闇の奥』は下手に読むものではないと思います。
おおっ、そういえば未読です、ありがとうございます。
「闇の奥」は積ン読クリストに刺さってましたが、短編集がキているとは…
ぜひ、読ませていただきます。
リストの中で読んだ作品が野坂さんと筒井さんのものだけなので、
ちょっとぬるいかもしれませんが。
(既出の中だと遠藤周作くらい。「海と毒薬」も素敵に鬱ですね)
とりあえずジャブで古典を。
最後のカタカナ文でザッと鳥肌が立ったのを覚えています。
(あえてドグラマグラとは言わず)
好き嫌いが分かれる作家さんですが、読後にじったりしました。
私の個人的な感想ですが、多少マゾ気があるとか、
言葉どおり露悪的で「グロテスク」な表現に耐性がないと最後まで読みづらいのではないかと思います。
そもそも現代の海外ミステリで、社会的なテーマを扱う作家はアメリカの現状もあいまって、
日本のものよりえぐいネタや表現が多いイメージがありますが、
この作家さんもその一人で、精神的にも絵的にもえぐいものが連射ででてきます。
アレックスのシリーズはかなり巻数を重ねていますが、
基本的にどの作品も読後鬱になります。
ノンフィクションは反則かもしれませんが。
小学生の頃にはだしのゲンや「十三湖のばば (読み聞かせの本シリーズ)」を読んだときの苦さや戸惑いみたいなものが思い出されました。
たくさんオススメありがとうございます。
「瓶詰の地獄」は、ブログでの劇薬リストの後半で評しています。
あのカタカナ手紙は、「最初に書かれた手紙」として読ませるのが普通ですが、再読・再再読するときは「最後に書かれた手紙」として妄想すると、より恐ろしさを味わえますね。
桐野作品は、以前の劇薬募集で「OUT」がオススメされたので、手にしたことはあります。(途中でオチが分かって放り出しましたが)「グロテスク」で再戦してみますか…
ケラーマンは「大きな枝が折れる時」を嫁さんがオススメしていたような…
「悪童日記」の3部作は既読です。戦慄しながらイッキ読みできますね。
総じて、鬱小説として良い感じですね。
未読です、了解です!
筒井作品はどれも魅力的な分、「これが一番」を教えていただいたことがないので。
(「問題外科」「鍵」「死にかた」あたりがベスト3だと思っていました…)
私も貴女の劇毒小説ランキングを参考にします。
ちなみに松田伸治は如何でしょうか?
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%be%be%c5%c4%bf%ad%bc%a3%c3%e6%ca%...
松田伸治は全く知りませんでした。
それで、入口というか毒素No.1はどれになるのでしょうかね…
家畜人ヤプー
これは…ものすごく価値観を破壊されます。一人でこういう世界を構築できるってスゴイと思います。
カーニバル
清涼院流水は何を読んでも最後の最後で今までの価値観を破壊しますねえ。この人の場合「小説」では無く「大説」ですからね。賛否両論あると思いますが一度は読んでみては?
煙か土か食い物
この人のはストーリーというよりも、文章のリズム感ですね。独特過ぎて、今まで読んだ事ないって感じです。慣れるまで苦労するかもしれませんが、慣れると非常に心地良いと言うある種麻薬みたいな文章です。
おすすめありがとうございます。
「ヤプー」は、国辱SF小説、というかSM小説ですね。日本人という価値観を破壊されるかも。ブログのリストの後ろのほうで一口レビューしています。
清涼院作品は未読(のはず)です。最高傑作と呼ばれる一作だけを手にとってから判断したいですね(それが「カーニバル・イヴ」?)。
「煙か土か食い物」は既読です。ストーリーよりもリズム感覚が優先していますね。アップテンポだと「告白」(町田康)あたりが似ているかも(中毒性はこっちが強)。
平山夢明さんの『独白するユニバーサル横メルカトル』です。
8編の小説がおさめられた短編集ですが、精神状態が安定してる時に読まないと、えらい目に遭います。
ありがとうございます。ハヤリモノはちょっと間をおいてから手を出しますね。
おお、まだあったんですね…「絶望の世界」
拾い読み程度ですが、読んではいます。
うんざりするだけで、毒素はあんまりないような…
小説ではなく漫画ですが、とにかく後半のいわゆる「鬱展開」がすさまじいです。
あとは小説なら、
でしょうか。読み終えたあと、何とも空虚な気持ちに陥ります。抒情的な小説家としての川端康成のイメージが一挙に粉砕されます。
な、なつかしい…
「ヤサシイワタシ」はアフタヌーンで既読です、確かに鬱マンガですね。
「眠れる美女」は既読です。受け止め方が違いますね、↓にレビューがあります。
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2006/07/post_695a.html
川端で毒素の強いものなら、「片腕」でしょうね(↓レビュー)
桐生 祐狩さんの「夏の滴」は既読の模様ですね。あれはいいですねー。
私のイチオシは「虚ろな穴」(キャシーコージャ)
古本でしか手に入らないと思います。読後感というより全編どんより展開。ダメ男と勝手女と「穴」の三角関係。
もう、この世に救いはありませぬ。
輪(RINKAI)廻
明野照葉さんのこれもどんより率高め。因果応報譚ではありますが、田舎の描写がまたイヤなんだなあ。
ジョナサン・キャロルも勧めたいですが、あの方の毒は以外と優しいので、最悪ではないですね。
「虚ろな穴」は図書館で予約しました、どんより感覚上等ッス!
「輪(RINKAI)廻」は、「累」のキーワードから「真景累ヶ淵」を思い出しました(↓レビュー)
リストにあげられている中では『骨餓身峠死人葛』しか読んだことがなく、趣旨に合致しているかどうかはなはだ疑問ですが
http://www.amazon.co.jp/トオマス・マン短篇集-岩波文庫-赤-433-4-トーマス・マン/dp/400324334X
所蔵の『トビアス・ミンデルニッケル』を挙げたいと思います。
最近本棚から発掘してうっかり読み返してしまいました。
読み返してから何でしまいこんだか思い出しました。
ここに私がいる。
読まなきゃよかった、もう一度本棚にしまいこみました。
読後感の悪いことだけは保証いたします。
マンですかー…保証を信じて、手にとってみますね。
「こんなところに俺ガイル」といえば、ドストエフスキー「地下室の手記」でしょうか。
「読まなければよかった、知らなければよかった」小説というニュアンスで反応します。
幼少時、「黒猫」E.A.ポーを読んでしまったときに最も恐怖を感じました。
タイトルにつられて読んでしまったのですね。
ゴシック的なじわっとした人生の恐怖という意味合いでのブラックな短編としては「アモンティラードの樽」も。
有名どころすぎてご存知の方が多いかと想像致しますが、少し古めのスタンダードで。
子どものころのポー体験で最も怖かったのが「アッシャー家」でしたね
(「黒猫」の破滅願望はよく「見え」ました)。
「アモンティラードの樽」を読んでみようと調べたら、光文社文庫から新訳が出ているそうで。
ぜひ、読ませていただきます。
また筒井作品なんですが
「懲戒の部屋」に収録されている「乗越駅の刑罰」がおすすめです。
死に方や鍵もかなりキてますが、毒書というならこれだと思います。
未読なら是非!
(たぶん)未読です、読みます。
毒書といえば筒井作品、なのは非常に同感なのですが、「偽魔王」「問題外科」「鍵」「死にかた」と比べると、どんなんでしょうかね?
筒井作品に対抗して、新しい所からライトで短編ということで。
キノの旅Ⅲ 城壁のない国
[rakuten:book:10943050:detail]
文句なしでやられました。
あと村上龍のイン・ザ・ミソスープ
首を掻き切る描写で妙に興奮した覚えがあります。
キノ3は読んだ記憶が… 劇薬?
ミソスープは未読ですが、キノと一緒に挙げられている時点で、それなりなのですかね。
ラノベで劇薬なら、沢山でてきましたよね(みーくんまーちゃんとか、絶望系閉じられた世界とか)。
遠藤周作の代表作なので多分ご存知かと思いますが、
私は『海と毒薬』を中学生の頃に読んで人生感が変わりました。
戦時中の人体解剖実験に関わった被験者を含む人々をオムニバスに描写した作品ですが、
残酷さと人間らしさとが生々しく、最後まで読まずにはいられませんでしたが、
読み終わった後、まるで自分が人殺しをしてしまったような後味の悪さが残りました。
この本を最後に本を読むのをやめてしまった程です。
大人になって読むのとまた違うと思いますが、10代の頃に出逢ったのは最悪でした。
ああ、確かに読んだ時期は重要なのかもしれません。
ティーンズの頃に読む「海と毒薬」と、オッサンになって読むのとはワケが違いますからね。
毒/薬は、読んだ「時」によるのかもしれまんね。
実のところ「知らなければよかった」「価値観が破壊された」あたりには該当しない――もはやこの小説の影響無しに豊臣秀吉像なぞ考えられないので――とは思うんですが、最悪の読後感を与えてくれた小説として真っ先に思い浮かんだのが、山田風太郎『妖説太閤記』
読者に(特にある種の男女に、俺に、お前に、)うめき声をあげさせずにはおかない、人間の暗黒面への穿ち。
そして秀吉の老醜を執拗に描く後半部。「もう早く秀吉を殺して終わらせてやってくれと願わずにはいられない」というようなことを橋本治が書いていた記憶がありますが――恐ろしい小説です。
ほかに井上光晴の作品もあげておきたいんですが、さてどれにしましょうか。不可解な理由で芥川賞を逃したエピソードも後味悪い『地の群れ』なども必読でしょうが、朝鮮戦争下、アメリカ軍に雇われて働いた日本人・朝鮮人の男女が、そのアメリカ軍に監禁されて延々と尋問を受ける『他国の死』を推しておきます。
結局、当人にとって「劇薬って何でしたっけ?」の話題にオチそうですね。
「妖説太閤記」もそうだし、井上光晴も同じですね。
ありがとうございます、貞節+切腹+エロスの秀作として聞いています、読みます。
Wikipediaの、
> 三島自身も「もし、忙しい人が、三島の小説の中から一編だけ、
> 三島のよいところ悪いところすべてを凝縮したエキスのような小説を
> 読みたいと求めたら、『憂国』の一編をよんでもらえばよい」と述べている
にも惹かれますね。