SNS、BLOGなどで大流行の「日記」ですが、日記とはなんなのでしょうか?

1)どういう要素を満たすのが日記なのか?
2) 日記の内容の公開範囲・カテゴリなどで分類・体系化はできるのか?
3) 複数人で書くとか変わった使い方の紹介
4) 日記を書くことによるメリット、デメリット
5) 歴史上の面白い日記の列挙
6) 他
科学的、宗教的など色々な切り口で回答願います。
参考文献とかもあれば列挙願います。

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回答3件)

id:adlib No.1

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ポイント27pt

 

 ブログ革命 ~ 翼よ、これが情報の灯だ ~

 

1) どういう要素を満たすのが日記なのか?

 広義では、ある暦法の日付にもとづき、ほぼ連続して記される文書。

 もっとも少ない例では、限られた数日間について記すこともある。

 

 世界最長記録は、62年間(19230731~19850313)とされる。

http://d.hatena.ne.jp/adlib/19850313

 野上 弥生子の日記 ~ 日記総覧 ~

 

 本来の起源は、中国の《春秋左氏伝》のような国家の記録である。

 わが《日本書紀》は、架空の神話に実在の暦日を当てたため、多くの

誤解を残したが、現代も《平成天皇実録》として書き継がれている。

 

 西欧では、絵文字や楔形文字で書かれたものを除き、紀元前の暦日で

書かれた《ローマ日報》などは失われている。

 解読できたとされる内容についても、すべて確証は得られていない。

 

2) 日記の内容の公開範囲・カテゴリなどで分類・体系化はできるのか?

 もとは私文書であったが、死後公開されることを予想した例が多い。

 公職にある者が、公表できない事実を記した“極秘日記”もある。

 

 文学形式としての“架空日記”もある。

 代表的古典に《ダンテの神曲》《ロビンソン漂流記》などがある。

 とくに成功例はないが、しばしば“未来日記”も試みられる。

 

 Orwell, George《Nineteen Eighty-four, 1949》

http://d.hatena.ne.jp/adlib/19840404

 禁暦日記 ~ 一九八四年四月四日 ~

 

3) 複数人で書くとか変わった使い方の紹介

 “交換日記”の起源について、下記に略述した。

 

http://q.hatena.ne.jp/1175923146#a703707

 書簡から日記へ ~ 相聞歌の本歌と返歌 ~

 

http://q.hatena.ne.jp/1175923146#a705389

 日記から文学へ ~ 菊池寛の交換日記 ~

 

4) 日記を書くことによるメリット、デメリット

 実在の登場人物について、姓名・生年月日・家系図などの個人情報に

言及すると、それぞれの成否・可否・正誤を問われることがある。

 

 たとえ匿名であっても、すべてに当事者の許可が必要だと主張する人

にとっては、ほとんどの日記作品は公開できないことになる。

 出版社が介在しないネット上では、もはや規制できない段階にある。

 

5) 歴史上の面白い日記の列挙

 すべての文学のなかで、日記形式の作品は、おそらく1パーセントに

満たない。よく知られた日記は数十篇(→Wikipedia)にすぎない。

 

 むしろ表題に「日記」を含まないのに、注目すべき例もある。

 Eckermann,J.P./山下 肇・訳《ゲーテとの対話(全三巻)1968-1969 岩波文庫》

《Gesprache mit Goethe in den letzten Jahren seines Lebens,1836-1848》

 

 無名人が、日常の些末な記録を“身辺雑記”として書き残したものは、

年代学や考証学に役立つこともある。信憑性はともかく、とくに専門的

な知識なしに書けるので、挑戦者は多いが、ほとんどはものにならない。

 

 ただし、古代から現代にかけて、文学史上の傾向としては、年月日を

明示する手法が増えつつある。時間の哲学を命題としたり、記録文学と

してのノンフィクションにとって、詩的韻律よりも重要だからである。

 

6) 他 

 近年の情報革命は おそらく産業革命以上の意識革命である。

 同時性・保存性にすぐれた“電子日記”は、その最先端に位置する。

 

 一説に、ブログを書く人口は、読む人口を上回るとも予想されている。

 特別な記号を必要としない“レンタル日記”の出現で、かつて文学に

関心のない人々も、ネット上の読者に向けて“自分日記”を公開した。

 

 彼らは、過去の活字時代のイメージに捉われて、読者の気を引こうと

している。しかしネットの実態は、筆者の意見や思想には無頓着であり、

もっぱらキーワード検索をカウントするだけである。

 

 かつて不滅不朽だった百科事典《ブリタニカ》は《ウィキペディア》

に、新人文学賞もケータイ文学賞の閲覧数にとって代わられた。

 CDもTVも新聞も雑誌も、いずれケータイPCに併合されるだろう。

 

 古い酒を、あいかわらず古い革袋で酌み交わすか、新しい酒を新しい

革袋に注ぎ入れるか、あるいはまた古い酒を新しい革袋で売りつける者

も少なくない。しかし、だれも報酬を受取れない時代が始まったのだ。

 

7) 追記(以上は書きかけの未完草稿です)

 

http://www.geocities.jp/nikikenkyu/ayumi.html

 日記文学研究会の歩み 1970-2006

http://www.geocities.jp/nikikenkyu/nyuukai.html

 

id:lukino No.2

回答回数88ベストアンサー獲得回数2

ポイント27pt

1)どういう要素を満たすのが日記なのか?

その名の通り、日々起きたことを書き記していけば日記だと思います。

 

2) 日記の内容の公開範囲・カテゴリなどで分類・体系化はできるのか?

それがスタンダードになるかはともかく、できるでしょう。

 

3) 複数人で書くとか変わった使い方の紹介

 一昔前から考えれば、日記を晒すこと自体が変わったことですけれどね。

 私自身がやったのは、友人に頼まれて、その友人のウォッチ日記をつけることでした。

 

4) 日記を書くことによるメリット、デメリット

 いつまでも覚えていられることと、いつまでも覚えていてしまうことです。

 日記そのものを読み返さなくても、日記に書いたその時点で結構脳裏に焼きつきますから、

 blogのネタとして書いた小さな恨み事が忘れられなくて巨大化してしまうこともあります。

 うれしい出来事に関してはそれでいいんですけどね。

5) 歴史上の面白い日記の列挙

 列挙はできませんが、個人的に好きなのは杉田玄白がずっと日記をつけていて、

 養子の白玄がどぶに落ちて落ち込んでいたので俳句で慰めてやった、なんてことまで

 現在に残っていることでしょうか。

http://www.bk1.jp/product/00295231

6) 他

 日記はつけてみると面白いですよ。そのうち書かないと落ち着かなくなったりもします。

 ただ両刃の剣ですね。愚痴は書かないように…と決めておくと気楽かもしれません。

id:nhate No.3

回答回数74ベストアンサー獲得回数6

ポイント26pt

日記(diary, Personal journal, logs)の現存する世界最古は9世紀の日本だそうです。(捉え方にもよる)

また、大衆が日記をつける習慣・書店で日記帳が大売出しされるのもほぼ日本だけとのことです。

大雑把に分けると、戦記や航海日誌など、他人に見せる必要に駆られて行動を記録したものと

つれづれなるままに自分の周りの出来事を書いたものがあります。

後者の日記ができるには紙の供給と文字の知識、それと自意識の存在が必要となると思います。

日記の価値ですが、書いている本人には当然価値のあるものですが、他人にとってどう価値があるのかは

  • 書いた人物への関心
  • 歴史の証言・出来事の説明としての価値
  • 文章そのものの価値

の3点だと思います。


質問に答えようと思って調べてみましたがwikipediaの記事とadlibさんの回答以上のことは書けそうにないです。

wikipediaの「日記」は稀に見る充実ぶりなので熟読をおすすめします。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E8%A8%98

http://en.wikipedia.org/wiki/Personal_journal

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