300pt
キーワード:シャンパン + 武装
タイトル:加奈子の提案
ノンフィクション風フィクションです~。すいません、URLはダミーで・・・。
「シャンパン、武装、ジャンパン、武装、シャンパン、武装・・・」
私は頭を抱えた。
昼休みだっていうのに、食欲もわかない。せっかく人ごみをかきわけて食堂に陣取ったっていうのに。
「何言ってるの?」
隣の席に座っていた加奈子が眉をひそめた。
「シャンパン?ああ、もうすぐクリスマスだものね」
そして、私の答えを待たずに1人合点している。
「ルソーっていうと、あれね、アルマン・ルソー・・・あれっ、あれはワインだっけ?」
「ルソー?違う違う、私が言ってたのは、武装、ぶ・そ・う!」
「物騒?」
「武装!」
「仏僧?」
「もう、だから、武装だって!」
「ああー、唐の15代皇帝の」
「それは武宗・・って、わざと言ってるでしょ!?」
私は加奈子をにらんだ。
「いやいや、食堂って人が多いじゃない。ザワザワしてて、聞き取りにくかったのよ。で、武装がどうしたのよ」
やっぱりちゃんと聞こえていたんじゃないかと、私はため息をついた。
「あのね、明日までに、シャンパンと武装をキーワードにして小説を書かないといけないの」
「小説ぅ?」
「うん。ビンゴゲームをやっててね・・・」
私はルールを説明した。
「ふぅん。面白そうね」
加奈子は嬉々として、メモ帳を取り出し、『シャンパン、武装』と書き付けた。どうやら話を考えてくれるらしい。これは鬼に金棒だ。
「組み合わせが微妙よねぇ・・・」
「でも、隅っこから空けていった方がビンゴになりやすいかなぁと思って」
「ビンゴって何故か、一番最初にリーチ宣言した子が最後までビンゴにならないわよね」
「そうかなぁ?」
「うん。シャンパン武装、シャンパン武装・・・あ、ヤブ・嘘・審判ってのはどう?」
「は?」
「アナグラム、文字の順番を入れ替えたのよ」
加奈子はメモ帳にペンを走らせた。
『しやんぱんぶそう→やぶ、うそ、しんぱん』
「ヤブで嘘つきな審判が、八百長に走るの」
「・・・それで?」
「うーん、多分、審判は野球、それも高校野球の審判だわね。某名門校の監督が、プレッシャーに耐えかねてお金を積んじゃうの。八百長は結局バレるんだけど、お金を積まざるを得なかった監督の苦悩が大々的に報道されて、逆に高校野球のひずみが暴かれていく訳。どう?社会派じゃない?」
「・・・それで、シャンパンと武装はどこいっちゃったの?それに、締め切りは明日なのに、そんな、高校野球なんて詳しくないのにどうすればいいの?」
私が眉を寄せると、加奈子はわがままねぇと肩をすくめた。
「シャンパン、武装、シャンパン、武装・・・あっ!」
バチン!と両手を叩いた。私ばかりか、周りにいた学生までこちらを振り返ったくらい大きな音が響いた。
「造酒戦隊・シャンパンマンっていうのはどう?」
「・・・どういうの?」
「んもう、察しが悪いんだから。戦隊モノよ。これならシャンパンと武装が揃うわぁ。シャンパンマンレッド、ブルー、イエロー、ピンクにグリーンがいてね、彼らは、日々、世界制服を企む悪の組織と戦うの。本部はやっぱり酒屋さんかな?」
かな?と言われても、私には何がなんだか分らない。戦隊モノ?ゴレンジャーみたいなものだろうか。
「悪の組織っていうのは幼稚かなぁ。あ、日々、飲酒運転を防ぐために活躍っていうのはどうかしら。PTA受けが良さそうだわぁ。その割に、シャンパンマンはいつもお酒くさいわけ、なにしろ、シャンパンマンだからねぇ・・・となると、造酒戦隊はロボットとかメカには乗れない訳か、飲酒運転になっちゃうものね。うーん・・・ロボが出ない戦隊モノって流行るかしら?」
かしら?と言われても困る。
「あの・・・私、戦隊モノってあまり詳しくなくて・・・その、どう書いたらいいか分からないなぁ」
おずおず告げると、加奈子はうなずいた。
「そうよね、大学生にもなって、戦隊モノはちょっと恥ずかしいわね。んん~、シャンパン、武装、シャンパン・・・」
いまいちピントの外れた納得の仕方だったけど、とにかく他の案を考えてくれるようだった。ありがたい。
もちろん、私も人に頼ってばかりじゃいけない。
「シャンパン、武装、シャンパン、武装、シャンパン・・・」
念仏のように唱え始める。
「武装した強盗が、酒屋に入って『シャンパンを出せ』と脅すっていうのはどうかなぁ?」
「それで、どうなるの?」
「さぁ・・・?」
「出オチじゃない。それじゃあね、シャンパンで武装したシャンパン侍っていうのは面白くないかしら」
「バッタバッタと、シャンパンで敵をなぎ倒す訳だね」
「でも、シャンパンって瓶だから、一度敵に打ち込むと、パァになるの。だからなかなか攻撃できない訳」
「コロサズのシャンパン侍かぁ」
「時代考証が適当すぎるかしら?」
「シャンパン?漢字にすればいいんじゃないかなぁ。えーっと・・・白ぶどう・・・ぶどうが書けない・・・辞書、辞書」
「『葡萄』」
「そうそう、白葡萄酒侍・・・わっ、これでいいんじゃない?」
そう言って手を叩き合ったところで、昼休みの時間も残りわずかになった。
「あ、次って必修じゃない?早く席取らないとまずいよ」
「そうだね」
私は慌てて荷物をまとめた。加奈子が書きなぐった、『葡萄』も忘れずに鞄に入れる。
よし、これで、あとは家に帰って、白葡萄酒侍の小説を書くだけだぞ!
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タイトル:二人きりのメリークリスマス(キーワード:シャンパン/お米)
二人きりのクリスマスパーティーが開かれた。
「メリークリスマス」
「メリークリスマス」
挨拶を交わし、シャンパンで乾杯をする。
「このシャンパン、おいしいですね!」
後輩が嬉しそうに言ってくる。
「シャンパンといえば……シャンパンって、実は『お米』から出来てるって知ってたか?」
「えっ!?」
後輩が驚いた顔をした。
「それ、本当なんですか!?」
「まー、嘘だけどな」
「先輩、ひどすぎます!! 嘘を付くなんて!!」
後輩の怒った顔が、かわいく見えてしまう。
だから、ついついからかってしまうのだ。
「ところで、先輩」
「何だ?」
「一つ、どうしても言いたかったことがあるんです」
怒った顔が一転、まじめな顔になった。
後輩のこんな顔、今まで見たことがない。
一瞬、ドキっとしてしまった。
「先輩、あの……」
何も言わずに、後輩を見つめる。
「先輩、勇気を出して言わせていただきます!!」
後輩も緊張しているのだろう。
それはこちらも同じだ。
次に出てくる言葉を、見守った。
「先輩、やっぱり男二人でクリスマスパーティーやっても盛り上がりませんね」
男二人きりのクリスマスパーティー。
淋しい男達のクリスマスはこうして終わっていくのだった……。
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http://www.nurs.or.jp/~lionfan/kikaku_2007_christmas/index.html
とりあえず、リンク必須になってたので(^-^;
ところで、応募が誰もなかったらどうなるのでしょうか?
一応、やっつけ仕事ですが書いてみました。
kumaimizuki様、ありがとうございます。
読みやすくて楽しい小説でした。
リンク必須はこちらのミスでした。すみません。
さて、応募がなかったら、単に1つのキーワードだけの穴を開けることになります。
50pt
タイトル「エージェント007」使用キーワード(シャンパン/携帯電話)
私の名前はジャックス・ボンド、かつては腕利きのエージェントだった。
現在は秘密情報部を引退して、悠々自適の生活をしている。
昔と変わらずシャンパンはドン・ペリニヨンとボランジェを
愛飲しているが、今はアルコールは嗜む程度だ。
今日は遠方に住んでいる孫がたずねてくるので、私の昔のエージェント時代の話をしてやろうと
考えている。ハイテク秘密兵器を駆使した活躍劇はきっと少年の心を躍らせるだろう。
さて、何の秘密兵器の話をしよう?
車のダッシュボードに格納する通信装置、発信機ホーマーか?
人体に無害で、服用すると味方が特殊受信機で位置を探知できる放射性カプセルか?
79mmの極少サイズの小型カメラか?
無線通信機能があり、文字がテープで打ち出される腕時計か?
・・・しかしどれも、現代の少年には受け入れられなかったようだ。
「おじいちゃん、発信機ホーマーって要するに通話機能だけなんでしょ?
放射性カプセル?現在位置を探知?GPSがあるじゃん?
79mmの小型カメラ?今はもっと小さいサイズがあるんじゃない?
文字がテープで打ち出される腕時計?なんでメールにしないの?
通話も、GPSも、カメラも、メールも、携帯電話一台あれば十分だよね。」
(参考)
007 ゴールドフィンガー(1964年)
・発信機ホーマー、ダッシュボードに格納。有効距離150マイル(約240㎞)
007 サンダーボール作戦(1965年)
・放射性カプセル。服用することにより、味方が特殊受信機で位置を探知できる。人体には無害。
女王陛下の007(1969年)
・小型カメラ(79mm)
007 私を愛したスパイ(1977年)
・腕時計デジタル・アラーム・クロノグラフ受信機能があり、Mからの指令がテープで打ち出される
シャンパンを検索したらジェームズ・ボンドが出てきたので、映画を見ていないのに、無謀にも
ウィキペディアで検索しただけの知識で創作した小説です。
むむ、URLが必須になってるのでhttp://www.hatena.ne.jp/
FLOW_GAMA様、ありがとうございます。
URL必須はこちらのミスです。
しかしスパイもやりにくい時代ですね。
50pt
13年前(シャンパン/携帯電話)
ん、携帯電話が鳴ってる・・
誰、こんな時間に電話かけてくるのは。
この着メロ・・・、何かあった?
「もしもし」
「もしもし。ごめんなさい、こんな時間に」
「大丈夫だよ。久しぶり、最近どう?」
「・・・ サイテー」
「40分待てる? バイク飛ばしてそっち行くよ。
そうだ、あの時のシャンパン、まだ開けてないから持ってくよ」
「大丈夫。飲酒運転になるからダメだよ」
わかってる。
最初に電話した人がいるのも。
側にいてほしいのが俺じゃないことも。
taisin0212:
谷村有美/SECOND LOVE~二番手の恋~を知って頂きたくて。
かなり高い割合で真実が含まれております。
taisin0212様、短くも美しい物語ありがとうございます。
URLのミスを逆手に取るとはやりますね!!
100pt
『僕からのプレゼント』(シャンパン、プレゼント)
赤と緑のきらきら輝くビンの列。胸を張って、買われる時を待っている。
「お母さん、シャンパン買うの?」
「ううん。さぁ、帰りましょ。」
お母さんは僕の手を引いて歩き出した。まただ、と僕は思った。やっぱり買わなかった。
シャンパンの前にも、お母さんはいくつかの売り場で立ち止まっていた。可愛らしいサンタの置物。おしゃれなキャンドル。暖かそうなコート。でも、どれも買わなかった。
本当は全部欲しいくせに。
うちは「びんぼう」な家だ。お父さんがいないせいじゃないかと思うけど、細かい理由はわからない。ただ、お金がないことだけは僕にも十分わかってる。
でも、お母さんはいつも、自分の欲しいものを我慢して、僕に可能な限りいろいろなものを買ってくれた。
この前、誕生日プレゼントにガンダムとラジコンをもらえたのも、お母さんが我慢して節約しているからだ。僕はいつも申し訳なく思った。
家に帰った僕は、さっそく「宝箱」を取り出した。「宝箱」を開けると、虹色のまぶしい光が目に飛び込んでくる。
この中には、僕の大事なビー玉がいっぱい入ってるんだ。
僕の一番好きなおもちゃはビー玉だ。テレビゲームや遊戯王にハマってる友達もいるけど、僕にはビー玉さえあれば十分だった。
安くていっぱい買えるし、意外と種類も多いし、何よりこれさえあれば「魔導師ごっこ」ができるんだ。
イチゴアメのような、全体が真っ赤なガラス玉は「炎の玉」。青いのは「水の玉」、黄色は「雷」。
透明なガラス玉の中に、シュッと細い線になって入っている赤いのや青いのは、魔導師の召喚獣だ。
僕は宝石の粒みたいなビー玉をひとつひとつ指でつまみ、色別に分け始めた。今日はガンダムと戦おう。
……そうだ!
その時僕に、すてきな考えが浮かんだ。
これでお母さんにクリスマスプレゼントができるぞ…!
クリスマスイブの夜がきた。今日の晩ごはんはとても豪華だ。フライドチキンに、僕の大好きなエビフライ。冷蔵庫ではショートケーキが待っている。
テーブルの横には小さなツリーが飾ってある。
「今日はお母さんにプレゼントがあるんだ」
いただきますの前に、僕はニコニコしながらお母さんに言った。
「本当?まぁ、何かしら?」
「いいから目をつぶって。いいよって言ったら開けてね。」
お母さんは目をつぶった。僕はテーブルの上に、コトン、とプレゼントを置く。
「はい、開けていいよ。」
お母さんが目を開けた。赤と緑の光が広がる。
「僕からのプレゼント。シャンパンだよ!」
テーブルの上に、グラスが2つ置かれていた。
片方のグラスには、真っ赤なルビーみたいなビー玉が、もう片方のグラスには、エメラルドのような緑のビー玉がいっぱいに入っている。
蛍光灯の光がグラスの中で、ビー玉の中で反射し合い、まるで小さな光の妖精がグラスの中に住んでるみたいだ。
赤と緑の透明な影がテーブルに映っている。
僕は満足してクスッと笑って、改めてお母さんを見た。
…あれ、お母さんが泣いてる!
お母さんは立ち上がって、びっくりしている僕を抱きしめた。
「…ありがとう、お母さん嬉しい。」
僕は少し面食らったけど、しっかりお母さんを抱きしめ返した。よかった、喜んでくれたみたい。
「お母さん、メリークリスマス!」
僕は言った。
光の妖精が笑った気がした。
* * * *
ちなみに今回のキーワードは、2つとも自分のビンゴカードにはありません(汗)
http://www.nurs.or.jp/~lionfan/kikaku_2007_christmas/index.html
himeichigo様、これも上手い!! いい話です。小説家が本職ですか?
えらく迷いましたが・・・ここはhosigaokakirari様に花を持たせてあげてください。
hosigaokakirari様、ありがとうございます。
面白かった!! つい引き込まれて読んでしまいました。上手いですね!!