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#005 THEME:「麺料理、我が家秘伝の味とアイデアレシピ」を教えて下さい
アイデア例はコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080121
プレゼントはコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20071028#Michelin
※今回の「いわし」ご投稿は1月28日(月)正午で終了とさせて頂きます。
ほうとうなんですね。
うどんとすいとんの間くらいというところですごくイメージが沸きます。
太くて長くの縁起もの。いいですね!
これは、別ツリーで私がご紹介した、岩手の郷土料理「ひっつみ」をベースにしたすいとんと通じるところが多々ある料理ですね。語源が煮宝刀かもしれないというのも興味深いです。これも温まりそうな料理ですね。おそらく昔は、山のキノコなどをふんだんに使った、なかなかのご馳走だったのではないかと思います。
こういう料理、大好きです。ちょっと調べて、私も作ってみましょう。まだ先の話ですが、にぼうとで年越しもいいですね!!
煮宝刀とは、それだけでも作る人の思いが伝わってくるようです。
息子が小さな頃、手打ちうどんを作ったりしていましたが、今回のこのレシピ、大いに参考にさせていただきます。
すいとんのツリーでasukabさんが書かれていた信州のひんのべ団子のことを読んで、東北から北関東を通り信州に至る、ひとつながりの食文化を見る思いがしました。製麺技術が発展する以前に成立したと思われる素朴な小麦食文化の道が見えてきます。「にぼうと」の名前は、さらに山梨のほうとうとのつながりも感じさせますね。コシと喉越しを楽しむうどんとは違う、太い麺を煮込んで作るほうとうは、どちらかというとすいとんに近い小麦食文化の流れを汲んでいるのかもしれません。東北から北関東を通り信州、山梨を結ぶ「小麦ロード」の食文化を探検したくなってしまいました。
本当に、小麦食文化の流れを暗示しているような共通点が見えてきますね。
日本は米が主食の国とはいえ、稲よりも広範囲な地域に適応する小麦は、
古くから主要な主食の一つとして食べられていたと思います。
今確認されている日本最古の小麦は約2000年前の遺跡から出土したものとされていますが、
中国への小麦の伝来がシルクロードが開かれた紀元前1世紀頃と考えられていますから、
日本にもそれとあまり違わない時期に伝来していた可能性は十分にあります。
それだけ長く食べられていた小麦ですから、日本の食文化の歴史を知る上では、
小麦の存在も欠かせないものがあると思います。
これに対して蕎麦の方は、食用としての栽培が確認されているのは5世紀ころからですから、
食用としての歴史は小麦の方がずっと古いと言えます。
群馬には「にぼと」「おきりこみ」などと呼ばれる小麦粉で作った平たい麺があります。お店にもあるんですが、わたしの小さい頃は自宅で作る人が多かったです。おばあちゃんも良く作ってました。おばあちゃんは「ぼ」のところに軽くアクセントがついて「にぼうと」に聞こえる呼び方をしてたのを覚えてます。
作り方は簡単で、小麦粉(薄力粉でいい)に水を混ぜて捏ねるだけ。水の量は作る人によってまちまちかもしれないけれど、粉カップ1に対して水が1/4~1/3くらいじゃないのかな。平たくのばして、リボンみたいに幅広に切ります。うどんみたいにコシを出す必要はありません。どっちかっていうとコシがないくらいが普通でした(少なくともおばあちゃんちでは)。うどんとすいとんの中間くらいに位置した食べ物だと思います。
汁はうちでは醤油ベースでした。正確なレシピは教えてもらったことがないので知らないけれど、だし汁に醤油とみりんと酒で味付けた感じのものです。そこに椎茸と人参を細切りにしたのと、ネギが必ず入ってました。シンプルというより、かなり粗末な感じです。その汁に、にぼとの麺を下ゆでせずに放り込んで煮てしまいます。「おきりこみ」という名前は「おっ切り込む」からだと思います。
もとが薄力粉で、下ゆでもしていないので、麺は軽く煮溶けた感じになって、汁にとろみがつきます。こういうのがお味噌汁代わりに食卓に上りました。子供の頃は長ネギが嫌いだったので、にぼともあまり好きじゃなかったです。
山梨や長野に「ほうとう」という料理があって、具だくさんでずいぶん華やかな料理だと知ったのは大人になってからです。群馬の「にぼと」は、たぶん「煮宝刀」なんでしょうね。幅広く切った麺が刀みたいに見えるからかなあ。それともやっぱり刀で切ったのかしら。名前や作り方に共通したものはありますが、思い出の中の「にぼうと」はテレビやネットで見る山梨の「ほうとう鍋」みたいな華やかな料理じゃありませんでした。
小さい頃に嫌いだった にぼうと ですが、大人になった今となっては懐かしくてよく自作しています。去年の大晦日も、にぼとで年を越しました。蕎麦が細く長くの縁起物なら、にぼうとは太くて長いんだからもっと縁起がいいと思います。