企業ユースのICタグは今1個 何円くらいで利用されているのでしょうか?


おそらく購入枚数と値段に因るとは思うのですが…
「響プロジェクト」では「1億個なら5円」でも可能みたいな話はあるようですが、
1億個はまだ現実味がないような気がしています…

よろしくお願い致します。

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  • 終了:2008/01/30 17:02:49
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ベストアンサー

id:roy No.2

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ポイント100pt

回答が遅れてすいません。

この場合の「桁」は「使用数量」のつもりでした。

ICカード型が使用者数に比例するため、当初の実験ではイベント用、将来的にもIDカード、決済カード用の利用に比べ、

書店で利用する場合は流通の上流(印刷会社)から下流(本屋)まで一環でシステムを作るため

多数の本にICチップを付けることになります。

このため人の数よりも圧倒的に沢山のICチップが使用される、と考えました。

記憶容量はご指摘のとおり変わりません。

>バーコードと違ってICチップには相当の情報を記録出来るので、記録量はそれほど問題にならないと思っていたのですが…

これはちょっと違いますね。

ICチップ、特に安価なμチップの場合は記録できるのは「IDナンバー」のみです。

128バイトとかそんなレベルだったと思います。(正確な数字はうろ覚えです)

そのIDが何の本で、どこの印刷所で印刷された、という情報は読み取り機がサーバに接続して確認します。


また、「パッケージ」というのは出荷時の形状のことですが、

本の管理ではフィルムにICチップを貼り付けるか、製紙段階でICチップを刷り込むような形になるはずです。

ICカードにする場合には樹脂に封入する作業と、樹脂代が別途かかるので

直接ICを刷り込んだり、フィルムに入れるのに比べるとコスト高になります。


本当にすべての野菜や本にICチップを埋め込むつもりなら、国の言う「一億個」は

現実的でないどころかあっという間に達成すると思います。

蛇足ですが個人的にはCDには出荷段階で付けてしまえば万引き防止に役立つと思いますが。

本より単価も高いし効率的だと思うのですがどうでしょうか。

id:nil55

とても丁寧に解説してくださって… ありがとうございます!!

ここまで教えて頂けるとは思いませんでした… 本当に勉強になりました!

2008/01/30 17:02:25

その他の回答1件)

id:roy No.1

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ポイント50pt

響プロジェクトの「1個5円」は本当のチップ状態での値段であり、実際のタグの状態ではもうちょっと高くなるようです。

実用化されている商品名は日立のミューチップですね。

HITACHI : ニュースリリース : 2005年7月13日

ニュースリリースが多少古いので今ではもっと安いものがあると思いますが、

いわゆるICカード型にパッケージした状態で

「5000枚ロット:300円程度/枚、10万枚ロット:200円程度/枚」とあります。

5000万程度なら大規模イベントで使用することもあるでしょうから現実的な値段かもしれません。

最近では書店の本に全部入れようという話も出ています。

こっちはパッケージも不要ですし、数も一桁以上上なので100円を切っていることは確実でしょう。

ワードBOX / 西日本新聞

03年の記事ですでに100万個で1個10円台という記載があります。

また06年にはインレットの小型化にも成功しているので単価は更に下がっているはずです。


逆に高いほうでは産業用で悪環境(粉塵・油・水・高温)での使用が可能なものなら1個数万円というのも珍しくありません。

こっちは元々の使用数が何桁も小さいので数量的なメリットも出ないと言う理由もあります。

id:nil55

ご回答ありがとうございます。

とても勉強になりました。親切なご回答ありがとうございました!

初心者的な質問で大変申し訳ないのですが(検討はずれの質問だったらすいません)

>>こっちはパッケージも不要ですし、数も一桁以上上なので100円を切っていることは確実でしょう。

「桁」というのはICチップに保存出来る桁数をさしているのでしょうか?

バーコードと違ってICチップには相当の情報を記録出来るので、記録量はそれほど問題にならないと思っていたのですが…

またミューチップが1枚200〜300円というのはパッケージ不要が大前提だと思ってました。

1枚100円を切ることが出来る要因は何にあるのでしょうか??


何卒よろしくお願い致します。

2008/01/28 10:19:56
id:roy No.2

回答回数110ベストアンサー獲得回数6ここでベストアンサー

ポイント100pt

回答が遅れてすいません。

この場合の「桁」は「使用数量」のつもりでした。

ICカード型が使用者数に比例するため、当初の実験ではイベント用、将来的にもIDカード、決済カード用の利用に比べ、

書店で利用する場合は流通の上流(印刷会社)から下流(本屋)まで一環でシステムを作るため

多数の本にICチップを付けることになります。

このため人の数よりも圧倒的に沢山のICチップが使用される、と考えました。

記憶容量はご指摘のとおり変わりません。

>バーコードと違ってICチップには相当の情報を記録出来るので、記録量はそれほど問題にならないと思っていたのですが…

これはちょっと違いますね。

ICチップ、特に安価なμチップの場合は記録できるのは「IDナンバー」のみです。

128バイトとかそんなレベルだったと思います。(正確な数字はうろ覚えです)

そのIDが何の本で、どこの印刷所で印刷された、という情報は読み取り機がサーバに接続して確認します。


また、「パッケージ」というのは出荷時の形状のことですが、

本の管理ではフィルムにICチップを貼り付けるか、製紙段階でICチップを刷り込むような形になるはずです。

ICカードにする場合には樹脂に封入する作業と、樹脂代が別途かかるので

直接ICを刷り込んだり、フィルムに入れるのに比べるとコスト高になります。


本当にすべての野菜や本にICチップを埋め込むつもりなら、国の言う「一億個」は

現実的でないどころかあっという間に達成すると思います。

蛇足ですが個人的にはCDには出荷段階で付けてしまえば万引き防止に役立つと思いますが。

本より単価も高いし効率的だと思うのですがどうでしょうか。

id:nil55

とても丁寧に解説してくださって… ありがとうございます!!

ここまで教えて頂けるとは思いませんでした… 本当に勉強になりました!

2008/01/30 17:02:25

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