現在、製品の検査にはいっているはずなんですが、検査方法と機器、それにコストはどのくらいかかるのでしょうか? はんぱな分量ではないので、検査機器も不足するのではないかと思われます。
ニュース報道では検査にはいったなどといっていますが、そんなに簡単に大量に化学分析ができるとは思われません。関連情報はないでしょうか?
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/zanryu3/2...
ここを読む限り、メタミドホス検出はガスクロマトグラフィーと質量分析で行うようです。ガスクロマトグラフィーに限らずクロマトグラフィー分析は試料を展開する時間が必要なので、一回の操作はそこまで高速化できません。
ただし高感度のシステムであれば非常の低濃度のメタミドホスでも検出できるため、検査対象のサンプルを複数混ぜ合わせて検査することも可能だと思います。混ぜ合わせたサンプル中にメタミドホスが『ない』と分かれば混ぜた製品中にメタミドホスはないですし、『ある』と分かればもう一度サンプルを混ぜずに検査し特定するといった感じです。これなら一度に多数のサンプルをこなせます。今回のように多数のサンプル中にごく少数の『あたり』がある場合には特に有効だと思います。
ただそれでもかなり検査には長い時間がかかると思います。機器の数もそこまで多いとは思えません。大学、研究所などにある機器まですべて動員するというなら話は別ですが…
なおメタミドホスと同じ有機リン系の検査を行う際の費用が以下のサイトにあります。メタミドホスも同じような値段で依頼できるかと思います。
http://www.jfrl.or.jp/modules/contents2/content/index.php?id=23
なお、自前でガスクロマトグラフィー/質量分析のシステムを作ろうとすると数千万円はかかると思います。
コメント(2件)
商品全部の中身を出して検査したら売り物にならなくなりますし
危険性のあるものをそのまま出すなんてことは、またメディアに叩かれるネタを作るだけですから。
なので、すでに売り物にならなくなっているので中身全部出そうが出すまいが変わりません。
他の製品はわかりませんけど、数百という商品が検査対象になるんじゃないでしょうか。
あと、検査内容の一部はすでにニュースでも伝えられてる通り、外装のチェックと中身の薬物反応検査ですね。