日本地図を見ていると、琵琶湖より北と南では「湖」の数にかなり差があることに気がつきます。
もちろん、北のほうが多いのですが、それは何故でしょうか? お答えください~
フィンランドやカナダなどは、侵食によって湖が多く見られるというほぼ単一の理由で説明できるようですが、日本の場合は、そう単純には行かないようです。
火山を含む幾つかの要因が重なって、北に多くなったようです。
日本の湖の成因については、以下のサイトを御参考ください。
http://www.ies.or.jp/japanese/mini/mini_hyakka/39/mini39.html
kappagold さん、ありがとうございます。
参考になりました。たしかにリストを見ても北に多いですよねー
火山そのものも北日本の方が多いのかしら?(自分でも調べてみます)
原因なのか結果なのかと言われると困りますが、日本海-太平洋、日本海-瀬戸内海-太平洋、東シナ海-瀬戸内海・太平洋の断面を取りますと、西日本はほとんど最高部地域が狭い、つまり三角形型、それに比べ東・北日本は高い部分が何箇所もある、つまり台形です。だから水が溜まり易い。
全てに当てはまるのではないが、概して西日本は背骨型地形、東・北日本はあばら骨型地形。北海道は裾野の広い山、だから裾野部分に大きな湖がある。
と、私は地図をみて感じます。
もともと西・南日本と東・北日本は別々の大陸が移動して合体したと言う説もあります。フォッサマグナあたりです。質問の内容とは少しずれているのですが。
原因の種別数ではKappagoldさんが参考に示されているサイトのように火山関係が多いようですが、実際の成因数とは必ずと関係はないと思います。むしろ、山と山の窪地の湖沼がかなりあると思うのですが。むしろ、火口湖や、溶岩流によってせき止められた湖は少数ではないでしょうか。また、三日月湖などは平地の緩やかな流れの所に出来やすいので、大きな平野は西日本より東・北日本のほうが多いようです。したがって火山の数の多さと湖沼の数とはあまり関係ないと私は思います。
詳細な分析ありがとうございます。
http://www.geocities.jp/outdoors7909/Caldera/Caldera.htm
火山湖の場合、基本的にはカルデラ湖になります。
カルデラそのものは、西日本にもあります。
阿蘇山のカルデラは有名ですし、鹿児島の錦江湾、あれも
桜島を中心としたカルデラです。
なのに例えば阿蘇はカルデラ湖にならず、東北北海道にカルデラが多いのは、
これは推測ですが、西南日本と東北日本で、降水(降雪)の降り方に
差が生じて、それが湖の生成に影響したのではないか、と推察します。
つまり、西日本の水資源は、主に梅雨・秋雨前線そして台風により
もたらされますが、東日本の水資源は積雪によりもたらされます。
梅雨等の短期的降水(集中豪雨)だと、カルデラが破壊されて
湖の形成がしにくくなり、他方で積雪(雪解け水)だと
むしろ順調に湖を形成するようになる、そういうことかもしれません。
>itarumurayama さん、
ありがとうございます。そうそう、まさに(薄々)降水量が関係しているのではないかと思い始めたところでした。個人的には凄く「腑に落ちる」感じがいたします。
pingpong8214 さん、早速のご回答ありがとうございます。
そうなのかな、という気はいたします。ただ西日本にも火山は結構ありますし……
その根拠となる資料や学説(記述)などをwebで参照できないかな、と思いまして。
引き続き情報をお願いいたします>みなさん。