環境問題、特に地球温暖化についてできるだけ正確な資料に基づいた意見が述べられている本はありますか? ロンボルグがいいかなと思ったのですが、調べてみるとけっこう偏りがあるようです。完璧に中立な資料というのはなさそうなので、できれば肯定論/否定論ともに定番のものを読んでみたいです。ちなみにIPCCの2次レポートは入手し、これから目を通そうと思っています。

回答の条件
  • 1人2回まで
  • 登録:2008/02/14 20:17:15
  • 終了:2008/02/21 20:20:02

回答(3件)

id:duket No.1

duket回答回数3ベストアンサー獲得回数02008/02/14 22:39:22

ポイント35pt

もちろんIPCCの4次報告書が一番ですが、

日本語の本では、科学者が書いた本ということで次の2冊をあげておきます。

地球温暖化の真実

rakuten:book:10807831:detail

さらに進む地球温暖化

rakuten:book:12080647:detail

英語であればRealClimateというブログで2007年のお勧め本という記事があります。

http://www.realclimate.org/index.php/archives/2007/12/books-07/

id:tenida No.2

tenida回答回数334ベストアンサー獲得回数132008/02/15 09:10:18

ポイント35pt

多少、質問の趣旨とは違いますが、参考意見程度に。

地球温暖化は明白な、観測的事実です。問題は、温暖化の原因に関してどの程度を人間活動によると推定するかという点に関する意見の相違です。その意味では、地球温暖化そのものに関する科学的な意味での「肯定論/否定論」はありません。

この点については、

http://q.hatena.ne.jp/1202114079」にトラックバックした、僕の日記(参照

を見ていただければ幸いです。

問題になるのは、今後の温暖化を予測する「シュミレーション・プログラム」ですが、専門家が集まって要素解析をして、各要素にパラメーターを割振っていくわけですが、どのような要素を取り入れるかは勿論、どんなパラメーターを割振ったらよいか、意見の一致を見ることはないし、また「完璧に中立」なプログラムを作成する事も不可能です。何故なら、問題は過去の事実ではなく、過去の事実に基づく予測的見解だからです。

【フェルマーの最終定理】という本の最初のほうに、科学理論と数学理論の違いが出てきます。数学理論は証明されれば、絶対的です。しかし科学理論は、手に入る限りの証拠にもとずいて「この理論が正しい可能性は極めて高い」と云えるだけなのだ。いわゆる科学的証明は観察と知覚をよりどころにしているが、そのどちらもが誤りをまぬがれず、そこから得られるものは真実の近似でしかないのである、と指摘した上で、B・ラッセルの言葉を引用しています。

「逆説的に見えるかもしれないが、精密科学はどれもみな近似に支配されている」

まして地球温暖化は、経験法則を扱う精密科学というより、天気予報に近いものです。根拠となる観測的事実はどんなに科学的であっても、それに基づく予測には、様々な要素が入り込む余地があります。その意味で、最初から「完璧に中立」な意見はあり得ません。

以上の点を踏まえた上で、グローバルな気候変動についての観測事実を見るには、

1.東京大学気候システム研究センターの「気候システム」(参照)、特に「グローバル気候変動」(参照)あたりを、

取敢えずお奨めします。

2.またNASAの「Global Temperature Trends: 2007 Summation」も参考になります。

そんなことは、全て承知のうえでの「肯定論/否定論」ということであれば、全部、撤回します。

id:Lady_Cinnamon No.3

Lady_Cinnamon回答回数28ベストアンサー獲得回数22008/02/18 20:43:30

ポイント10pt

 地球温暖化に関する書籍(正確な資料に基づく意見を含む)をお探しなのですね。

 

 確かにビョルン・ロンボルグ氏のように政治学の観点から見れば、彼の意見は私たちの知見から随分偏ってると感じるでしょうね(私も驚きました)。

 

 『正確な資料』は沢山ありますし、研究例も山のようにあります。ただそれらをまとめて、『中立的な意見』を述べている書籍を紹介するのは、ちょっと難しい(IPCCの報告書も優秀な研究例ばかりですが、各国の研究背景に政治的なバックボーンが多少は影響してるのではないか、という懸念もあるので。それでも今のところ1番信頼のある報告書ですが。)。

 

 また一般書籍に関しても、大概の書き手が自分の専門フィールド概念がありますから、その専門性によって偏りが若干出てしまいます(その極端な例がロンボルク氏や槌田 敦氏)。温暖化は壮大なテーマですので、意見主張する人の切り口も様々というところです。

 

 

 以下で紹介させていただく文献類ですが、概論的なものから、一応の例としてネットで見れる最近の研究例まで挙げようと思います。どの情報(文献・意見)を取捨選択されるかは、質問者さんにお任せします。

 

 具体的な話になればなるほど、どこかしらで書き手の偏りが出てしまうという事は、頭の片隅に置いといて下さい。これは中立的だと判断するのにも個人差があります。様々な情報を咀嚼して、質問者さんが地球温暖化に対する意見を、再構築してくれるといいなと思います。

 

 (マークはオススメの文献です)

 

 

 ●科学 2005年10月号 (Vol.75 No.10) 岩波書店 

  http://www.iwanami.co.jp/kagaku/index.html

  ちょっと古いですが、オススメの雑誌バックナンバーです。

  2005年辺りから温暖化・異常気象研究が急激に話題になりました。

 

 ●地球白書〈2002‐03〉ワールドウォッチ研究所

  環境問題に特化したシリーズ。図書館とかにあると思います。

  2007-08版では「都市における気候変動の影響」が書かれています。

  温暖化関連は2002年版あたりが多く書かれてたと思います。

  http://www.worldwatch-japan.org/BOOKS_SYOUKAI/HAKU_2007-2008.htm...

 

 

 ●見てわかる地球環境 (日経BPムック)  ナショナル ジオグラフィック

   ISBN-10: 4863130155  ISBN-13: 978-4863130159 発行日:2007/12/17

  温暖化は人口増加による食糧不足や水の問題からも派生した

  地球環境問題であると、多角的な視点で捉えています。

 

 ●ラジェンドラ・パチャウリ地球温暖化IPCCからの警告 (NHK未来への提言) 

  ラジェンドラ・パチャウリ (著), 原沢 英夫 (著)

   ISBN-10: 4140812249  ISBN-13: 978-4140812242 発売日:2008/01

 

  パチャウリ氏は国連IPCCの議長さんです。

   http://www.nhk.or.jp/kankyo/2007/list/interview/index.html

   http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=3309

  原沢先生は国立環境研室長でIPCC関連の権威です。

   http://www.nies.go.jp/social/kojin/harasawa/harasawa.html

 

 

 ●不都合な真実 アル・ゴア(著)  

  ISBN-10: 427000181X  ISBN-13: 978-4270001813  発売日:2007/1/6

  ロンボルク氏は徹底批判しましたけど悪くない意見だと思います。

  余談もありますが、ノーベル平和賞受賞、COP13で母国を堂々と批判した、

  ゴア氏の書は読んでおくべきかな。もう読まれてるかもしれませんね(笑)

 

 

 ●温暖化防止のために 一科学者からアル・ゴア氏への提言  清水浩 (著)

  ISBN-10: 4270002913  ISBN-13: 978-4270002919  発売日:2007/12/20

  元国立環境研究所研究員・現慶応義塾大学環境情報部教授の清水氏

  環境対策技術の面から書いているので、これはおまけです。

  ただ、日本にも優秀な技術があるというのは知っておいて損は無いですよ。

 

 

■ネットで見れる資料■

 

 ●異常気象レポート2005 (気象庁) 

  http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/climate_change/

  大概の研究者は、温暖化をテーマにする時にこの資料を引用したり、

  研究のベースにしたり、比較研究の素材にしています。

  IPCC,2001(三次報告)も加味されており、カラーで分かりやすいですよ。

 

 ●地球環境問題レポート (ワールドウォッチ:日本語版)

  http://www.worldwatch-japan.org/NEWS/index.htm

  地球白書を出版しているワールドウォッチの日本語版サイトです。

 

 ●地球温暖化問題懐疑論へのコメント

  http://www.cir.tohoku.ac.jp/~asuka/

  国立環境研の高橋さんたちが、科学的な研究例を挙げて解説。

  例のロンボルグ氏らやマスコミが『人為的なCO2排出が温暖化の

  主な要因だという考え方に、懐疑的(疑ってる)』である事に、

  懸念して研究者らが人的要因は無視できないと反論しています。

 

  最新版pdfでは温暖化の資料URLも提示されているので参考になります。

  ロンボルク氏の著書を読んだ後なら、読みやすいかもしれません。

 

  ちなみに、高橋さんは国立環境研の原沢先生のお弟子さんですが、

  現在は同研究所の温暖化リスク評価研(江守さん)の所に移動されてます。

  http://www.nies.go.jp/social/kojin/takahasi/takahasi.html

  http://www-cger.nies.go.jp/climate/person/emori/index.html

 

  そうそう、江守さんの著書も人気ですね。

 ●NHKスペシャル 気候大異変―地球シミュレータの警告  

   ISBN-10: 4140811579  ISBN-13: 978-4140811573 発売日:2006/11

 

 ●ある東大生が2007年1月に発表した温暖化関連の修士論文

  http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/759...

  (最近の研究例です。こういった研究が現在進行形で行われています。)

 

 

 長くなりましたが、温暖化はそれだけ壮大なテーマです。色々な立場の人が色々な視点で書いています。かぶる内容は中立的な意見と見れるかもしれません。でも楽観的なものや逆に警告色の強いもの、時に反発的な内容もあります。多くの文献を多角的に眺め読み、質問者さんの自分なりの解釈が最後に残ればいいのかと思います。

 

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  • 地球の温暖化 空間遊泳/tenida 2008-02-15 10:35:02
    例によって「Earth Trends」の左側欄の「Climate and Atmosphere」から Searchable Database を選択して、その中の5番目「Climate: Global mean surface temperature」を選ぶと、world と出てくるから、「world」を 選択
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