「今日をちょっと楽しく、ちょっと特別にすることって何だろう?家で過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、FORTUNEバージョン。FORTUNEとは「幸運」。イエと日々に幸運を呼ぶ、幸福を招く、ちょっと幸せな気分になる、そんな暮らしのサプリを生み出していきませんか?衣食住、健康、リラックス、生活習慣…。日々の小さな幸せになることなら何でもOK!毎回のテーマをヒントに、幸せのサプリ、そこにこめた思いや由来とともにメッセージ下さいね。
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#007 THEME:「石」「生き物」「ダイニングテーブル」+「言い伝え&おなじまい」
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※今回の「いわし」ご投稿は2月25日(月)正午で終了とさせて頂きます。
危惧種ですよね・・・大切に扱ってください。
最近見ないね。
昔はそこらへんで見かけたけど
全滅危惧種なんだ?
簡単に飼えるからまた飼ってみようかな。
メダカは2003年5月に環境省のレッドデータブックに載り絶滅危惧種に指定されましたが、これは単純にメダカの数が減ったというだけでなく、メダカは地域個体群ごとの特徴の違いが大きい魚なので、もしかするとある場所のメダカは日本中でそこにしかいないメダカかもしれないという希少性があるからだそうです。
最近は、きれいな小川が減り、メダカが減ってきていますね。これは、川の水が汚れているからですね。きれいにして、メダカが戻ってくるようにしたいですね。
見た目は綺麗な川でも、田んぼに使われる農薬であるとか、川や小川をコンクリートで固めてしまうなどの影響でも、ずいぶん打撃を受けているようです。
メダカは流れのほとんどない所を好みますから、川岸のちょっと引っ込んだような所が絶好の場所なんですが、川がコンクリートで固められてしまうとどんどん水が流れて、メダカは住めなくなってしまいます。
またメダカは田んぼなどを繁殖場所に選ぶことが多かったので、田んぼの激減も大きく影響していると思います。
「蚊絶やし」と呼ばれて大正時代にボウフラの駆除目的で移入されてきた北米原産のメダカによく似た外来種が増えてきていることも、メダカが減っている原因と言われています。
メダカ飼ってました。なんだったかな、マジックか何かで黒く塗った容器にメダカを入れとくとメダカが黒くなる、みたいな、今思えばなんだったんだろう的な実験もあった気が・・・
メダカには、野生種のいわゆるクロメダカのほか、観賞用として売られているヒメダカ、シロメダカ、アオメダカなんていうのがいたりしますが、これらは全て、生物学的には同じ種類のメダカなんです。色の違いは、いわゆる突然変異から起こったものなんですね。こんなふうにメダカは、様々な条件で多様な変異を起こしやすい生き物なんです。
野生のメダカも生息水域ごとに遺伝的な特徴を持っていて、大まかにまとめると、北日本集団と南日本集団に大別されます。そして水域ごとに約10種のグループに細分され、さらに各水域の中にも、遺伝的に異なる特徴を持った個体群が見られます。
toughさんが書かれているように、こうした地域個体群の局所的な絶滅が危惧されたために、環境省はメダカを絶滅危惧II類に指定したわけですね。
絶滅の危機の原因についてはFuelさんが書かれている通りですが、さらにもう一つ、困った問題が起きています。それは「遺伝子汚染」なんです。
ペットとして飼われているメダカを飼いきれなくなって川や小川に放流してしまったり、あるいはメダカの絶滅を救おうなどとよそから勝手に別の個体群のメダカを連れてきてしまったりすると、異なる地域個体群同士の雑交が起こってしまうんです。そうすると、守らねばならない地域個体群特有の遺伝的特徴が失われてしまいます。
また、地域個体群特有の遺伝的特徴というのは、多くが環境適応のためのものですから、よその個体群の遺伝情報が混じってしまうと、その子孫たちは環境適応力が弱くなってしまいます。すると、それが個体群の絶滅にもつながりかねない危険をはらむんです。
ですから、メダカは絶対に、勝手に自然界に放流してはいけません。最近は光るメダカなんていうのも売られていますが、これなどはメダカの受精卵のDNAの一部に発光クラゲから取り出したDNAを組み込んだ遺伝子組み換え生物ですから、そんなのが自然界で繁殖を始めたら大変なことになってしまいます。
メダカは比較的繁殖が容易な魚ですから、飼っているとどんどん増えます。でも、どんなに増えても、絶対に自然界に出してしまってはいけません。野生のメダカといえども、数代繁殖を繰り返したものは、もう自然界での環境適応力を失っている可能性があります。ましてや観賞用に売られているメダカを放流なんてもってのほかです。
飼い始めたら、責任を持って家の水槽の中でずっと飼い続けてくださいね。それが自然を守るための飼い主さんの義務だと言っても過言ではないと思います。なんたって絶滅危惧種ですから。
以前、仕事で数年参加していたビオトープ活動。ある河川で、今でも上流から下流にかけて活動が続いているようです。
私が参加していた当時は、まだ河口域の方ではヘドロ問題があったくらいなんですが、今では大分綺麗になりました。
上・中流域ではメダカやホタルが返ってきたと、以前知人から聞き、とても嬉しくなったのを思い出しました(TomCatさんの危惧される遺伝子汚染はなく、野生種の個体確認もしたそうです)。
1960年代日本産業が上り調子だったころに比べ、現在は河川・海洋の汚染問題は大分解決されました。でも温暖化が目立ってきたことで、人為的以外の環境問題が生態系にも影響してきているようです。
地球温暖化や異常気象はどうしても避けられないことが分かってきている昨今。せめてようやく復活してきている、いくつかの地域のメダカたちの生活が守られることを願います。
が強烈に繁殖してなかなか住みにくい環境になって来てるのでしょうか。
守っていかなければなりませんね。
外来種の影響も少なくありませんが、今は外来種のカダヤシまで住めない川が増えています。もう環境が滅茶苦茶なんですね。水質汚染の問題もありますが、それより大きいのは川をコンクリートで固めてしまったことだと思います。
ビオトープ活動はその対策ですね。自然の川が台無しになってしまったかわりに、今度は人工的に自然の環境に似た場所を作って、そこで生態系を復活させるわけですね。
メダカにしてもホタルにしても、異なる地域から移入してきてしまうと遺伝子汚染を起こしますから、ビオトープで繁殖に取り組めるのは、まだ地域にある程度の数の群れがいるうちに限られます。急がないといけませんね。
メダカは楽しいですよ。
簡単な水槽があればだれでも飼えます。
春から夏にかけてはどんどん卵を産んで増えるので、夏休みの観察に最適。(^^)
スイレンの鉢に入れると風情があっていいですよね。