書籍ではたくさんあるようです。
また、「企画書はパターン化できません」という回答は今回はご遠慮ください。
こんにちは。m(_ _)m
ご希望の企画書のパターンサンプルとはならないのですが、企画書を作る上での論点を整理して伝えるという手法については、2つ程、手法が確立されていると言って差し支えないと思います。
(1)帰納(きのう)的手法:
幾つか事例をとりあげて、その中の共通点を見つけて結論に結びつける商法です。経験的手法とか仮説思考と呼ぶこともあります。
調査サンプルや市場データを元にして、ニーズの共通要素抽出などを行う手法なので、一般的な提案はこのタイプである事が多いです。市場データに結びつけた文句のつけにくい論点からスタートするので、調査手法やセグメントがずれていなければ、最も安定した提案として運びやすいものです。
ただし、調査データなどに凝りすぎると都合の良い提案データとして見られかねないので、注意が必要です。
(2)演繹(えんえき)的手法 :
合理的手法なんて呼ぶこともありますが、分かりやすく言えば最初に結論や提案の完成形を決めてしまい、それを実現する為に必要なことは何か?と考えていく方法です。
クライアントの要件に対するヴィジョンをデザイナーやプランナーの感性を生かしてまとめ、多くのニーズを拾い上げてまとめる従来の手法から距離を置いたやり方です。
帰納法に比べて非常にインパクトは強いのではまれば効果抜群ですが、逆に論点が綺麗に整理されていて合理的なメリットが内包された強い魅力がないと、クライアントからは総スカンを喰らいやすい手法です。
以上の、帰納法と演繹法については、下記のURLにも解説があるので参考までにどうぞ。
「思考法-演繹法と帰納法」http://www.abysshr.com/mdklg010.html
「演繹と帰納」http://www.nn.iij4u.or.jp/~hsat/misc/math/deducinduc.html
「ウィキペディア帰納」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B0%E7%B4%8D
「ウィキペディア演繹」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%94%E7%B9%B9
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この他にも、提案の範囲が極限らせた狭い題材の場合には、ロジックツリーと呼ばれる「課題を論理的に解決する為に、やれることは何か?」という論点を整理して提案を構成する方法なんかも良く見かけます。
「ロジックツリー」http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/logictree.html
ロジックとしてはよく整理されますが、まとめ方によっては仮説的な構成になるので、提案時にはタイトルやページ構成などの運び方に注意が必要です。
一般的に情報を整理する際に気をつける「起承転結」ですが、提案書では余り向きません。
情報はよく整理されるのですが、最初から最後まで提案書に付き合わないと課題とその論点、解決策といった要素が見えてこない為、時間が限られているクライアントには避けられる傾向が強いです。
「ビジネス用文章に「起承転結」は向かない?」http://writing.mitsue.co.jp/2006/11/30_83.html
ただし、論点と情報は的確に整理されているので、要は提案の際に順序を入れ替え、更に必要な箇所を冒頭と結末で繰り返せば良いだけです。
と、つらつらと書いてしまいましたが、やはり書籍を参考にするのが一番便利です。
Webでサンプルが掲載されていたり、大学や研究機関の調査報告書や事業計画書を見かけることがあるのでそれもサンプルになりますが、やはり特定のテーマに合せて論点やページ構成がかなり整理されてしまっています。
この為、そのまま置き換えても結構不自然に感じる事も多いと思うので、必ず読みながら5W1Hと結果の繋がりが見える様に気をつけた方がいいです。
When(いつ)、Wheer(どこで)、Who(だれが)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どうやって)、結果は?
みたいな、流れです。
提案書が販売とかに関っていないと上記の要素のどれかを削る事もありますが、基本的にはその繋がりがあったほうが読みやすいです。
以上となります。
頑張ってください。
こういうサイトで良いのですかね?
http://oota.pepo.jp/kikakusyo/0/index.htm
左のリンクに
業務改善企画書、業務提携企画書、売上向上企画書、新商品企画書、セミナー企画書、現状分析企画書、社内ベンチャー企画書等載っています。
実用的で大変助かります。
ありがとうございました。
こんにちは。m(_ _)m
ご希望の企画書のパターンサンプルとはならないのですが、企画書を作る上での論点を整理して伝えるという手法については、2つ程、手法が確立されていると言って差し支えないと思います。
(1)帰納(きのう)的手法:
幾つか事例をとりあげて、その中の共通点を見つけて結論に結びつける商法です。経験的手法とか仮説思考と呼ぶこともあります。
調査サンプルや市場データを元にして、ニーズの共通要素抽出などを行う手法なので、一般的な提案はこのタイプである事が多いです。市場データに結びつけた文句のつけにくい論点からスタートするので、調査手法やセグメントがずれていなければ、最も安定した提案として運びやすいものです。
ただし、調査データなどに凝りすぎると都合の良い提案データとして見られかねないので、注意が必要です。
(2)演繹(えんえき)的手法 :
合理的手法なんて呼ぶこともありますが、分かりやすく言えば最初に結論や提案の完成形を決めてしまい、それを実現する為に必要なことは何か?と考えていく方法です。
クライアントの要件に対するヴィジョンをデザイナーやプランナーの感性を生かしてまとめ、多くのニーズを拾い上げてまとめる従来の手法から距離を置いたやり方です。
帰納法に比べて非常にインパクトは強いのではまれば効果抜群ですが、逆に論点が綺麗に整理されていて合理的なメリットが内包された強い魅力がないと、クライアントからは総スカンを喰らいやすい手法です。
以上の、帰納法と演繹法については、下記のURLにも解説があるので参考までにどうぞ。
「思考法-演繹法と帰納法」http://www.abysshr.com/mdklg010.html
「演繹と帰納」http://www.nn.iij4u.or.jp/~hsat/misc/math/deducinduc.html
「ウィキペディア帰納」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B0%E7%B4%8D
「ウィキペディア演繹」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%94%E7%B9%B9
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この他にも、提案の範囲が極限らせた狭い題材の場合には、ロジックツリーと呼ばれる「課題を論理的に解決する為に、やれることは何か?」という論点を整理して提案を構成する方法なんかも良く見かけます。
「ロジックツリー」http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/logictree.html
ロジックとしてはよく整理されますが、まとめ方によっては仮説的な構成になるので、提案時にはタイトルやページ構成などの運び方に注意が必要です。
一般的に情報を整理する際に気をつける「起承転結」ですが、提案書では余り向きません。
情報はよく整理されるのですが、最初から最後まで提案書に付き合わないと課題とその論点、解決策といった要素が見えてこない為、時間が限られているクライアントには避けられる傾向が強いです。
「ビジネス用文章に「起承転結」は向かない?」http://writing.mitsue.co.jp/2006/11/30_83.html
ただし、論点と情報は的確に整理されているので、要は提案の際に順序を入れ替え、更に必要な箇所を冒頭と結末で繰り返せば良いだけです。
と、つらつらと書いてしまいましたが、やはり書籍を参考にするのが一番便利です。
Webでサンプルが掲載されていたり、大学や研究機関の調査報告書や事業計画書を見かけることがあるのでそれもサンプルになりますが、やはり特定のテーマに合せて論点やページ構成がかなり整理されてしまっています。
この為、そのまま置き換えても結構不自然に感じる事も多いと思うので、必ず読みながら5W1Hと結果の繋がりが見える様に気をつけた方がいいです。
When(いつ)、Wheer(どこで)、Who(だれが)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どうやって)、結果は?
みたいな、流れです。
提案書が販売とかに関っていないと上記の要素のどれかを削る事もありますが、基本的にはその繋がりがあったほうが読みやすいです。
以上となります。
頑張ってください。
非常に参考になりました。
大学時代の卒業論文書いている時の気分になりましたよ。
根本的なところから頭を整理するきっかけにできそうです。
ありがとうございました。
企画をしたいのか? 企画書を書きたいのか?など目的にもよりますが、
「企画書は、まず答えを書いちゃうこと。」 http://fpoblog.seesaa.net/article/6938023.html
はどうでしょうか?
起業、ビジネスなどなら
「ビジネスプラン作成Tips」 http://gc.sfc.keio.ac.jp/class/2003_18031/slides/10/
ありがとうございます。
ただ、前者は具体性という点で1の回答者のサイトに及ばず、理論的な部分で2の回答者の方のコメント文に及ばずというのが正直な感想です。
あ、念のため付け加えますが、回答して下さったatsushifxのことを言っているわけじゃないですよ。
後者参考にさせていただきます。
追記です。
企画系の書籍を多数出版している会社のHPも、意外と参考になります。
企画塾
サンプル数としては多くありませんが、何処から手をつけよう?という際のカンフル剤になると思います。
それと企画書と言う直接の趣旨から外れてしまうかもしれませんが、企画を説明する上でのコミュニケーションや編集、情報の組立という部分で、下記の書籍で僕はずいぶん勉強しました。
企画書をまとめている時には頭が整理されていても、いざ人前で会話していると口頭で説明をした方が良い事を失念してしまったり、質疑応答であらぬ方向に意識が向いてしまう事があります。
そういう意味でも、大変勉強になった本です。
ちょっと難しい言葉の多い本なんですが、難解で情報量の多い文章をどうやって編集を通して分かりやすくするか?という論点を自分の中で整理するに、非常に勉強になった本です。
マーケティング戦略策定シナリオ―コンセプトは「市場志向」「統合志向」「利益志向」 (かんきビジネス道場)
企画の内容に限らず、必ずマーケティングに関る情報や論点の整理を含める事って多いと思います。
その際、自分自身が把握しやすい形で、どう情報を整理するのか?という点で役に立った本です。
お時間がある際に、是非どうぞ。
いろいろありがとうございます。
最後の本はすぐ買ってみようかなと思いました。
非常に参考になりました。
大学時代の卒業論文書いている時の気分になりましたよ。
根本的なところから頭を整理するきっかけにできそうです。
ありがとうございました。