「今日をちょっと楽しく、ちょっと特別にすることって何だろう?家で過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、SEASONバージョン。季節をもっと楽しみ、もっと彩り豊かな日々を愛したい!四季の歳時記や衣食住のこと、季節のしつらいや植物たち、日本文化や外国文化、新しいシーズンライフ…ここでいろいろ語らっていきませんか?毎回3つのテーマに沿って、あなたの日々の中にある季節の暮らしのサプリ、そのサプリにこめた思いや願い、由来などとともにメッセージ下さいね!
#008 THEME:「桃の節句に」「閏年2月29日に」「ホットドリンク」
サプリ例はコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080227
プレゼントはコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20071028#SapriS
※今回の「いわし」ご投稿は3月3日(月)正午で終了とさせて頂きます。
娘に流し雛のことを話したら、自分も流したい~と俄然乗り気。腕を広げた形が天使のような紙の形代を十枚近く作り、その内の一枚を葉っぱの上に括り付けました。描き込んだ着物の柄は、青海波文あり、梅文あり……といろいろ凝った様子です。
近くに小川が流れているのですが、ゴミに間違われないかと心配。でも、三日には出かけて厄除けとして流してこようと思います。
たとえば台東区の隅田川に流す江戸流し雛。
http://www.mapple.net/news/news.asp?NewsID=48471
でも、河岸をコンクリで固めてしまった隅田川では、なんと滑り台みたいな物をかけて、そこからお雛様を滑り落とすんですね。まるでウオーターシュートです(笑)。自然の川岸から、情緒豊かに流したいと思うのは私だけでしょうか…。
灯篭流しもいいですが、流しびなもいいですね。
本当に、滑り台のような物の上から落としてますね。びっくりです。歌にも歌われた隅田川が、今は川岸に立つことも出来ない人工水路になってしまったということなのでしょうか。ちょっと淋しいなぁ。伝統行事とともに、伝統の自然風景の復活も図れるといいのですが。
桃の節句というと、うちでもやはり雛人形を飾るわけですが、地域によっては『流し雛』の行事がありますね。人形をそのまま流すというのもあれば、形代(かたしろ)といって紙や木で作られたものもあります。藁で作った桟俵(さんだわら)で流すのが最近では多いのですが、昔は船に乗せて流していたとか。
今の雛祭りはもともと平安時代などにはやった雛遊びから、徐々に庶民に広まって一般行事となりました。雛祭りは女の子のすこやかな成長を祈る行事です。
一方、流し雛のほうは、『厄除け』といった穢(けが)れを落とすための行事。形代などに厄や穢れを移し、川や海に流して災厄を祓う祭礼なんだそうです。
紫式部の源氏物語でも、須磨に流されてしまった光源氏が厄落としに形代を流した場面もありました。その後、光源氏は美しい才女「須磨の君」と出会い子供をもうけ、無事に都にも返り咲きました。光源氏も厄除けに流し雛をしたくらいですから、厄払いに流し雛に参加するというのも、いいかもしれません。
皆さんのお住まいの地域にも、流し雛の行事、ありますか?
●京都:下鴨神社
>http://www.kyoto-kodawari.com/saijiki/sah_shimogamo.shtml
●鳥取:もちがせ流しびな
>http://www.z-tic.or.jp/site/page/motigase/hina/event/
●兵庫:龍野の流しびな
>http://www.city.tatsuno.hyogo.jp/rekishi/hinamatsuri/hinamatsuri...