すると、またメールが来て、文章は自分で書くことにしたけれど、写真を借りてもいいですかと言われました。わたしはこれにも断りのメールを出そうと思っています。貸してあげるのは簡単なのですが、見た目だけ体裁をととのえた文集なんか作っても卒業制作にならないだろうと思うので。写真がほしければ自分の足で(もちろんご両親と相談するなりして)撮影に行くか、それができないなら絵をかく方法もあると思うんです。
みなさんなら、こういう小学生に文章や写真を貸してと言われたらどうしますか? いわしなので、自由に使ってください。横レス、ネタ、なんでもかまいません(^-^)
なお、メールの文面はとても丁寧で、失礼なところはまったくありませんでした。
感動のあまりなんと返信していいかわからないほど。
>キミは引用するときは、引用してきたもともとの場所を表示しなければいけないし、
>もしかしてなにか報酬を得られそうなことになれば受け取る前にいちいち僕に相談しなければいけなくなる。
このあたりの感覚は大人ですらわかっていない人が多いですねえ。
わたしにサイト用の写真を提供してくれようとする方がいらっしゃるのですが、
その写真でわたしがお金をもうけてもこの人文句言わないかしらって常に思います。
だから全部断ってしまう。
最初から「こういうことに使うので提供してください」と言ってあればいいでしょうが、
資料は頼んでも集まらず、集まる時は不意に来るのですよね…
「僕のサイトを探し当ててくれてありがとう。
**地区に興味ある人にも見て欲しいとおもって
つくったサイトだからうれしいよ。
卒業制作に使いたいんだね。
見てくれるのはどんな人?先生と友達?友達の親も?
もしかして先生はコンクールに応募するというのかい?
君の知らない人にまで僕のサイトの内容の写しが見られるとなると
僕には少し心配だ。
「君が僕(もう大人だ)の手柄を横取りして、
友達を出し抜いたことになる」というだけの心配ではない。
たとえば、僕の取った写真に誰かにとって都合の悪いものがうつっていないだろうか?とかそういったことだ。
僕がサイトを開くときは、大人だから、そんなこともいろいろ考えて、責任をとれるような体制を考えたんだよ。
そもそも、誰の作ったサイトでも著作権という法律で
きめられた権利で守られている。
キミは引用するときは、引用してきたもともとの場所を表示しなければいけないし、
もしかしてなにか報酬を得られそうなことになれば受け取る前にいちいち僕に相談しなければいけなくなる。
そんなごたごたを避けるのであれば、
自分で写真を撮ったほうが絶対にてっとり早いと思うよ。
どうしても時期が悪いなどの理由で僕の写真を使用したいのであれば、この卒業制作に関してだけ、引用することに許可をあたえるという契約書を結ぶことにしようと思う。
そのときは、
1.提出のまえに、君ではなくお父さんかお母さんと僕が直接話すこと
2.僕の写真の下に小さく「撮影者:***」と書いておく
3.君の小学校へ提出するだけのために使うと決めて、小学校から他の団体などに手渡すときは撮影者***の写真を公表してはならないと最後のページにしっかり書いておくこと。
4.僕のを使用して完成した形の作品コピーをくれること(もちろん僕はコピーを見たからといって、君の書いた部分を横取りして公開なんかはしないと約束する)
という条件であればよいと思うよ。
よい機会だから著作権法についてもじっくり勉強してくれるとうれしい。大人になっても役に立つと思う。ではまた。」