「街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!」と展開してきたイエルポタージュ・コーナー“イエ・ルポ”の続編。
“イエ・ルポ 2”では、特にマチとイエ、人と家族のドラマやものがたりを語らっていきませんか?愛するマチ、好きな風景、家族のエピソード、イエでの思い出…。あったかい、ユニークな、心に残っているお話、みなさんのマチやイエならではのお話が集まって、「イエ・ルポ」本が実現するとうれしい!毎回のテーマに沿って、あなたのイエとマチのルポ、お待ちしています!
イエ・ルポ 2 #008 THEME「次代に伝えたい!オドロキと思い出の民間療法」を教えて下さい
ルポ例はコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080307
プレゼントはコチラ
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20071028#Repo2
※今回の「いわし」ご投稿は3月13日(木)正午で終了とさせて頂きます。
もしかするとワサビで花粉症が楽になるように、カラシから気化した香りの成分にも何かの効果があるのかもしれませんね。それにしても恐ろしい荒療治です。たしかに経験者は、二度とゴメンと言いたくなってしまうでしょうね。
今「カラシ湿布」で検索してみたら、なんと2,270件もヒットしました。次世代にも受け継がれていきそうですね。
からしシップをご存知の方いらっしゃいますか?
これまた、うちの父の話題で恐縮なのですが(笑)。
戦前生まれで体の弱かった父は、風邪をひくと直ぐに肺炎になりやすい体質でした。戦前・戦後間もない頃は、病院でも抗生物質など無く、祖母は咳が酷くなる父に『からしシップ』なるものを施していたそうです。
父方の祖母は亡くなっていて、父の曖昧な記憶を頼るしかないのですが、何でも大量の粉末芥子を練って、ヘラで練り芥子をガーゼにたっぷり塗り、胸のあたりにベタッ!と貼る豪快な民間療法。かなりヒリヒリして肌も真っ赤になったそうです。ただ効果は抜群だったそうで、もの凄い勢いで汗が出たという記憶は鮮明なんです。どうも大量発汗のおかげで熱が下がるのが、からしシップの効果のようです。
私が子供の頃、からしシップの話を初めて聞かされた時は、何て荒治療なんだと驚ろき半分。もう半分は、本当にそんなの効き目あるのかしらという疑問と、逆に体(皮膚)に悪そうと考えたのを覚えています。
さて、何かしらご縁があったのか、今回のイワシのテーマ『次代に伝えたい!オドロキと思い出の民間療法』を見たときに、父の『からしシップ』談義をハッと思い出しました。
あんな荒治療は実際にあったのか?
そして今でも存続している民間療法なのか?
インターネットというのは凄いですね・・・。『からしシップ』で検索したら、今でも代替医療として治療に用いている人がいらっしゃいました。それだけではありません。からしシップ用のからし粉まで販売されています(仰天)!
父に「今でもからしシップが売ってるけど試してみる?」と尋ねてみたら、「あれは御免だ」と即答。からしシップの話は、まさにオドロキと思い出の民間療法だと思うのですが、次世代に受け継がれるかは謎です。