クフ王ピラミッドの大回廊に使われている「持ち出し構造」に関してです。

この構造によって天井の重さが分散される(?)らしいのですが、この意味がよく分かりません。

どうしてこの構造で重さを分散させることが出来るのが説明しているページを教えて下さい。

説明しているページがない場合、これと同じ原理を利用している分かりやすい例など教えて頂きたいです。
最悪、分かる方どういうことなのか分かりすく説明して頂くだけでも構いません。
宜しくお願いします。

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  • 登録:2008/03/22 20:23:05
  • 終了:2008/03/25 17:18:47

回答(2件)

id:chinjuh No.1

chinjuh回答回数1599ベストアンサー獲得回数1842008/03/22 21:18:45

ポイント100pt

http://www.tamabi.ac.jp/IDD/shiro/muqarnas/ward/ward.html

Corbelled Structure

持ち出し構造 レンガや石を水平に積んで、上部を両側から少しずつずらしながらアーチやドームに見えるように作る方法。初期のインドのイスラーム建築に見られる。 構造上弱いので大きなスパンには適さない。

http://www.ne.jp/asahi/arc/ind/information/indoislam/indisl.htm

たとえばこういうやつ。


http://www.ne.jp/asahi/arc/ind/information/talking/talk.htm

中里 デリー・サルタナット時代にイスラムが入ってきてモスクを建てますが、最初のころのドームは、石を少しずつ持ち出してドームを作る 「持ち出し構造」 だったんですか。

神谷 そうです。本当のアーチやドームは、放射状に石を積まなければ力学的に力が働きません。 さっきのアーブ山の寺院のドームは 「持ち出し構造」でできているので、直径 6、7メートルぐらいが限界なんです。 その構造で 10メートル以上のドームを造ったら、ドームが落っこちてしまう。「持ち出し構造」 で当時造られたドームで壊れてしまっている例はたくさんありますよ。



持ち出し構造というのは、ドームというか、アーチを作るための工法で、天井をアーチ状にすると上からの力に強くなるなずなんだけれど、石を放射状に積む(コンビーフの缶を逆さにして並べるとアーチになりますが、ああいう感じ)正しいアーチ構造と違って、持ち出し構造はあんまり強くはないらしいです。

が、単純にまっ四角に石を積んで部屋を作るよりは力を分散させる、ということではないかと。答えになっていなかったらごめんなさい。

id:ryota11

いえ、とても参考になります。


>本当のアーチやドームは、放射状に石を積まなければ力学的に力が働きません。

これがコンビーフを逆さにして・・・ってやつですよね??

放射状に積むってのがよく分からないのですが・・・持ち出しと何が違うのでしょう・・?



>持ち出し構造というのは、ドームというか、アーチを作るための工法で、天井をアーチ状にすると上からの力に強くなるなず

そのはずだと思うのですが、

>構造上弱いので大きなスパンには適さない。

>水平に積みながら少しずつ上を持ち出して、形だけをまねした擬似アーチや擬似ドームで建てたのである。 そのために、このモスクのほとんどのアーチやドームは崩れ去り、

とか書かれてて、逆に持ち出し構造にすると弱くなっちゃうんじゃないか??と思ってしまうのですが。。


これはどういうことなんでしょう??

逆に持ち出し構造で作られているお陰で頑丈だといえるものってないですかね?

誰か教えて~(((ノ`ェヾ)))

2008/03/22 21:43:14
id:pochi82 No.2

pochi82回答回数6ベストアンサー獲得回数02008/03/23 21:34:11

ポイント80pt

http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/isibasi/achensen.html

クフ王ピラミッドの頃、エジプトではまだアーチ構造が知られていなかったので、強度に劣る擬似アーチ構造を用いたのだと思います。

前の回答者の方が上げているリンク先を見ると、インドでも初めはアーチ構造を知らなかったために擬似アーチ構造でモスクを作っていたようです。

id:ryota11

ふぬふぬ、ありがとうございます。

2008/03/25 17:10:01
  • id:chinjuh
    イスラム建築の例でいうと、
    http://www.ne.jp/asahi/arc/ind/unesco/11_qutub/qutub.htm
    ここの写真のほうが構造がわかりやすかもしれないです。
    持ち出し構造でドームを作ってあります。

    ピラミッドはこのドームの上に、さらに石積みがあるわけで、
    ええと、なんかてこの原理とかも働いていそうな感じ。
    だめだ、わたしには説明できない……orz

      ↓
     ======
    □□ □□
    □□ □□
     ↑ ↑この二個の石で上からの力をダイレクトに受けてしまうので弱い。


      ↓
    ■==■
    □□ □□
     ↑ ↑
    この状態なら、↑の石は、天井を構成する石に半分押されているけど、■の石にも押されているからー、

    えーと、えーと、う、ううむ。やっぱり無理。ごめん(汗)
  • id:chinjuh
    ああああ、ここは半角スペースが無視されるんだった。
    黒い■の左に半角スペースが入ってると思って下さい。
    とにかく持ち出し構造にしたおかげで弱いっていうのとはちょっと違うんだと思うんですよ。
    放射状に積んだ状態のアーチほど強くないけど、
    そういうアーチの工法が考え出される前の最先端的なー、むにゃむにゃ。
    わたしも教えてほしい、エロイ人。
  • id:ryota11
    ああああ、なるほど。なんとなく分かりました。
    だから、「重さを分散」という言葉が出てきてたわけですね。


    これってその世界では常識なんでしょうかねー。
    具体的にどうとかっていうのは置いておいて、とにかく「持ち出し構造は強くなりますよ(重さが分散されますよ)」とバギンと一言説明している信頼できるところ(ページ)があればそれでいいのですが。


    なかなかないんですよねー。
    ありがとうございます!!
  • id:chinjuh
    http://www.geocities.jp/womb_archi/hkk/Greece/text_greece/greece02.htm
    >>
    この建物の安定性は、ドームの外に積み上げられ、そして、それを完全に覆う、多量の材料から生じている。その建物は徐々に持ち上がったので、埋設材は全て、その周囲に置かれた。墳墓の下へ埋められたドームは、このように、その外表面全体に均等に分配された圧力を得、これが、それをその結束作用と強度の双方に役立てた。
    <<


    このページによると、アトレウスの宝物庫というのが持ち出し構造のドームになっていて、持ち出しで作ったドームの上に、さらにものが乗ってるせいで強度を増してると書いてあるみたいです。


    ちなみに、ミケーネのアトレウスの宝物庫ってのはこれ。
    http://www5a.biglobe.ne.jp/~gustav/globalwalker/report/grcy_0603_4.htm
    すごくピラミッド的。入り口の上に三角の切れ目があるのも持ち出し構造で強度を増すためかもしれないです。

    その下の「獅子が向かい合った門」の、獅子部分も、単なる装飾ではなくて、
    入り口がつぶれないように持ち出し構造を作るための三角のパーツに獅子を掘ってあるだけなのかもしれないです。



    こんなことを書いて一晩寝ると、
    建築関係のエロイ人が現れて華麗に謎を解いてくれたりしないかな☆
  • id:pochi82
    コメントで説明されていることを回答にしてしまったようなので、

    >具体的にどうとかっていうのは置いておいて、とにかく「持ち出し構造は強くなりますよ(重さが分散されますよ)」とバギンと一言説明している信頼できるところ(ページ)があればそれでいいのですが。

    それらしいところを探してみました。

    http://www7.mapse.eng.osaka-u.ac.jp/member/Toyoda/essay/MisMatch/MisMatch.html#0303

     "仏教建築は,仏教とともに中国北部,朝鮮半島を経て入ってきた.寺院建築は比較的太い骨組を持ち大屋根を支えている.この大屋根は瓦葺であり,そのため軒垂る木に大きな荷重がかかり歪が生じやすいことが欠点である.それを解決するために,「持送り」や「てこの原理」を応用して荷重のバランスと分散によって変形を防いでいる.
     屋根の重みを支え,荷重の分散を図っているのが,斗(マス)や肘木である.桁や梁の下にすぐに柱がつくと,材木は繊維と直角方向の集中荷重に弱いため潰れてしまう.そのため,斗や肘木によって一点に荷重がかかるのを分散するようにしてある.斗も二斗,三斗と数を増して分散化が図られ,かつ,それが外観上の美的形状をもたらしている.この組み物で大空間,大スパン構造が可能となっている."

    お役に立てば良いのですが…
  • id:chinjuh
    なるほど、仏教寺院の屋根の張り出し下についてる組物も持ち出し構造と同じ理屈なのですね。
    pochi82さんが紹介してるサイトを読んで、持ち出しではなく、「持ち送り工法」とかで検索したら
    すっごくいろんな例が見られましたよ。
    http://homepage2.nifty.com/mononoke-kofun-room/HP/sekisitu1.htm
    これなんか、日本の古墳の石室ですが、クフ王ピラミッドのミニチュアみたいですよね。
    マヤ文明なんかでも同じ工法が使われているらしく、マヤアーチなんて名前までついてるみたいです。

    そういえば、前にインカの質問をしてたのもryota11さんでしたっけ?
    その時の質問に、
    http://wadaphoto.jp/kikou/inka4.htm
    このページを紹介してる人がいたような気がするんですけど(音が出ます)
    インカの遺跡の台形の窓っていうのも、持ち出し構造で潰れにくくしてあるんじゃないですかね。

    なんかわたしが勝手に面白がってて申し訳ないです。
  • id:ryota11
    へへへ。
    みなさんありがとうございます。
    持ち出し構造に関してはおかげさまでなんとなく分かりました。

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