【イエはてな】イエコト・ミシュラン#010

　うちは女性陣（娘とわたし）が大の小豆好き。たぶん皆さんもそうだと思いますが、あんこはいつも大量に作り冷凍庫に保存しておきます。小豆あんは、あんバタ、大福、アイスクリームにトッピング、おぜんざい、おはぎetc.などなどいろいろ活用できて食が豊かになりますね。これだけでもいろいろバリエーションが効いて楽しいな……と思っていたら、白あんの魅力も知り、ちょっと夢中になりました。

　そら豆を使う白あんは炊くときに皮がはねて大変だと聞いていたので、意識的に白あんは避け、あんこはいつも小豆でした。でもあるとき、小豆のないときに娘が「あんこが食べたい」と言い出し、仕方なく白豆で作ってみると、味はまあいいとして、その活用方法の豊富さに魅せられてしまいました。

　活用と言うと語弊があるかもしれませんね。言ってしまえば、白あんは白いので、ジャムなどと混ぜるときれいな色に早変わりし、大福でも見た目がぐんとカラフルになるのでした。ピーナツバターあん、ジャムあん（でもジャムはほんの少しだけです）、味噌あん、ゴマあん…といろいろな工夫が可能です。白という色がよかったのですね。色が豊富になると何だかますますウキウキしてきます。この種の工夫は小豆あんでは体験できないことでした。

　ひとつのタネからたくさんの工夫に広がる「白あん」は、エコノミーな贅沢食生活につながるのでは…と思いました。