http://q.hatena.ne.jp/1207568628
あれから何度かクライアントと打ち合わせをしたのですが、どうも「契約・納品後の作業も有効」だと思っているようなのです。つまり契約書に書いていない事までさせようとし、バグかどうかわからない(言い換えれば感じ方ひとつ)に対して過剰な対応を迫られています。
何度も何度も打ち合わせを求められるし、心底疲れています。完璧な契約書を作れているわけではないので、私にも落ち度はありますが、話し合っても納得してもらえないので、裁判でハッキリさせようと思っています。
そこで同じ事例の裁判を起こした方・もしくはご存じの方がいらっしゃいましたら、以下の点について教えて下さい。
1)これまで行った”契約書外”の過剰作業分を請求できるのか
2)過度な打ち合わせを求められた分の人件費を請求できるのか
3)このような裁判を起こすことのリスク(弁護士費用以外で)
ちなみに、クライアントは納品したサイト・システムを運用し、すでに利益を上げている状態です。
契約書には明記していませんが、各工程毎に仕様書作成・スケジュール送信も行っており、文章化しています。
すぐに弁護士にご相談される事をおすすめしますが、わかる範囲で回答しますと。
1)これまで行った”契約書外”の過剰作業分を請求できるのか
契約書外の作業かどうか証明(メールなど物として残っている)できれば、請求できる(裁判の際に請求額に含めることができる)可能性があります。
2)過度な打ち合わせを求められた分の人件費を請求できるのか
打ち合わせが、過度かどうかをどのように判断するかが焦点になりそうです。
一般的な事例を証拠に出せて、それと比べても明らかに多すぎるなど証明できれば、請求できる可能性もあるかもしれません。
3)このような裁判を起こすことのリスク(弁護士費用以外で)
裁判を行った場合、裁判官は通常技術的な事に関しては素人です。
弁護士の力量や、陳述書などの内容によって、k55wさん側に落ち度があると認められて、
大幅減額を言い渡される可能性もあり得ます。
それと、一度裁判となると、地方裁の判決まで2年から3年くらいはかかります。
その間、本件に関しての入金はありませんので、キャッシュフロー的に問題がないか検討する必要があります。
また、地方裁、高裁、最高裁と進んだ場合は、さらに多くの時間(弁護士費用もその都度)かかります。
また、裁判期間中に相手方の会社が潰れてしまったら、判決がどうなろうと、お金は入ってきません。
期間が長いので、これが一番のリスクかもしれません。
以上ですが、私は法律関連に携わっている人間ではありませんので、間違った事を書いてるかもしれません。
必ず、弁護士にご相談された方が良いと思います(こんなところで、相談している時間があったら弁護士に相談した方がいいですよ)。
なお、弁護士もインターネット関連に詳しい弁護士に相談する事をおすすめいたします。
ご丁寧に回答ありがとうございます。
契約書外の作業かどうか証明(メールなど物として残っている)できれば、請求できる(裁判の際に請求額に含めることができる)可能性があります。 |
はっきりと証明できるものがあります。
一般的な事例を証拠に出せて、それと比べても明らかに多すぎるなど証明できれば、請求できる可能性もあるかもしれません。 |
こちらに関しても、制作料金から算段した価格を提示できますので、労働基準法の観点からも証明できます。
弁護士の力量や、陳述書などの内容によって、k55wさん側に落ち度があると認められて、大幅減額を言い渡される可能性もあり得ます。 |
私の知っている弁護士さんは、今回のようなトラブルで勝訴したことのある人なので、その辺は上手くやってくれると思います。
ただ、裁判が数年に及ぶ可能性があるのは辛いですね…。確実な証拠があるのでこちらの訴えが棄却される事は無いと思っていますが、弁護士費用だけでだいたい50万はかかるそうなので、裁判が進む毎に費用が発生すると、正直辛いものはあります。
まだクライアントには最後通告しておらず、作業の切り分けを求めている状況です。しかしながら、様子を伺っていると改善される余地もなく、前回の質問のように何かあればこちらに質問が来て調べさせようとします。
もう少し様子を見てみますが、自衛の為にも先に調べておいた方が良いと思い、皆様に質問しました。
回答ありがとうございました。
コメントがつけられなかったので、こちらに記入します。
2回目の回答なのでポイントは不要です。
相手が、本件についてどう思っているかが気になりますね。
というのは、相手が自分自身で間違っているとわかっているけど、k55wの足下を見て強硬態度だった場合は、
弁護士から連絡をするだけで、びっくりして急に態度を改める事があります。
一方、相手が、自分は絶対に正しい。と思っているとなると、間違いなく裁判になるでしょうね。
ちなみに先ほど書き忘れましたが、裁判になると用意する書類の数が半端じゃなく、
担当弁護士が基本的には書いてくれますが、その元となる証拠書類や原案的なものは、
当事者でないとわかりませんので、作る必要があります。
また裁判を有利に進めるために(素人の裁判官でもわかる様に)、分かりやすい図や表を使った資料なども作る事もあります。
それにかかる時間も多いので、金額によっては割が合わないという皮肉な状況もあり得ます。
もしかしたら、相手は、この点を踏まえて「裁判には持ってこないだろう」と高をくくってるのかもしれません。
k55wさんとは同じ業界で仕事をしてますので、人ごととは思えず、陰ながら応援させていただきます。
再回答ありがとうございます。
揉めた時、相手は「君なら裁判に持ち込んだりしてこないでしょう」みたいな事を言ってきました。良い方に捉えると、私がそれだけ実直である、誠意を見せているからそう感じる、とも取れますが、反対に「こいつは訴える事なんて出来ない」と、舐めている節もあるかも知れません。
kidaikobayashiさんも私と同じような業界で仕事をしているそうですが、この業界の人間はとかく人に舐められたり足下を見られやすいように思います。しかし、正しい事は正しいと主張するべきだし、明らかな過剰作業の証拠もあるのですから、契約書や作成文章の送付、メール内容の送付だけでも、私は十分勝訴になる材料が揃っています。
主観的ではありますが、弁護士を付けなくても勝てるぐらいの材料があると思っています。なので、判決が出るまで数年を要さないでしょうし、おそらく示談になるのではないかと想定しています。
裁判はあくまで最終手段ですが、考えなくてはいけない時期だと思います。もちろん、こちらの主張を納得してくれれば良いのですが、なんでもかんでも「あんたが悪い」と言われている状態なので…。
すみませんが、それは前回の質問でアドバイスいただいた点で、今回の質問要件とは主旨が異なります。