集合知をうまく機能させる為には前提条件として「意見の多様性」、「独立性」、「分散性」、「集約性」の4つの要件が必要だと言われています。
では、オープンソースプログラマー、ウィキペディアの編集者、無料Q&Aサイトの回答者のような参加者に金銭的メリットがなく、不特定多数の人間が集まり、1つの目標に向かって行動していく場合に、その目標がうまく達成される為にはどのような前提条件が必要でしょうか? 個人に求められる要件、全体に求められる要件など、いくつかあると思いますし、集合知の4つの要件と関連する所もあるかもしれません。前提条件を挙げて、それらを理論的に説明してください。(金銭的メリットがなくとも上手くいくようにするにはどうすればいいのか? というのが質問の主旨です。)
・数のレバレッジ
烏合の衆でよいわけではありませんが、つまり、必須条件ではありませんが、
有効な要素のひとつとして参加者のマンパワーを合計として効かせることが
重要です。分散性はそれを達成するためのひとつの要因でしかない。同様に
数のレバレッジを聞かせるための他の要件としてオープンネス性というもの
もあります。参加人数を増やすことについての条件がゆるいこと。数を増や
すことを妨げる要因が適切に除外されていること。そのような障害要因が
排除される仕組みが存在すること。
・インセンティブ
金のみが活動のインセンティブではありません。「名誉」「ものつくりの達
成感」「尊敬」「知名度」「PR」「趣味」「楽しみ」「快楽」など、金に
関係ないインセンティブなんていくらでもあって、どれもインセンティブで
す。「幸福」といってもいい。それらのうちの適切なインセンティブを保護
し、集団形成と活動進捗に伴ってそれらを害さない形の活動が成功するでしょ
う。強く参加者の幸福に寄与するものが成功するでしょう。
・フェアネス
不公平ではないこと。非合理的な形での収益や搾取がなされないことが必要
でしょう。「著作権を根こそぎ奪うような参加条件」などがないこと。オー
プンソースといいつつ特定企業にロックインされるような条件がこれに当たり
ます。でも、はてなの運用益とか2chの広告収入とか、莫大な収益がある
わけですが、不公平な形で参加者からそれを吸い取っているわけではない(少
なくともそのようには「感じさせない」)。
・数のレバレッジ
烏合の衆でよいわけではありませんが、つまり、必須条件ではありませんが、
有効な要素のひとつとして参加者のマンパワーを合計として効かせることが
重要です。分散性はそれを達成するためのひとつの要因でしかない。同様に
数のレバレッジを聞かせるための他の要件としてオープンネス性というもの
もあります。参加人数を増やすことについての条件がゆるいこと。数を増や
すことを妨げる要因が適切に除外されていること。そのような障害要因が
排除される仕組みが存在すること。
・インセンティブ
金のみが活動のインセンティブではありません。「名誉」「ものつくりの達
成感」「尊敬」「知名度」「PR」「趣味」「楽しみ」「快楽」など、金に
関係ないインセンティブなんていくらでもあって、どれもインセンティブで
す。「幸福」といってもいい。それらのうちの適切なインセンティブを保護
し、集団形成と活動進捗に伴ってそれらを害さない形の活動が成功するでしょ
う。強く参加者の幸福に寄与するものが成功するでしょう。
・フェアネス
不公平ではないこと。非合理的な形での収益や搾取がなされないことが必要
でしょう。「著作権を根こそぎ奪うような参加条件」などがないこと。オー
プンソースといいつつ特定企業にロックインされるような条件がこれに当たり
ます。でも、はてなの運用益とか2chの広告収入とか、莫大な収益がある
わけですが、不公平な形で参加者からそれを吸い取っているわけではない(少
なくともそのようには「感じさせない」)。
回答ありがとうございます。
まず、人数を集めること、フェアであることという所でしょうか。そして参加者のモチベーションを高めるものを適切に提供できるようになっていなければならないということでしょうか。
良い貢献者に正しく「名声」ないし「評判」を与える仕組みです.
まさにご質問の点に関しては「ノウアスフィアの開墾 (http://cruel.org/freeware/noosphere.html)」という文書で詳しく述べられていますが,要点を簡単に.
人間は社会的地位を求める動物(悪く言えばサル山のサルと同じ)ですので,コミュニティでは自分の社会的地位を高めようという欲求が働きます.交換経済社会では希少価値を持つ財(たとえばお金)をコントロールする人が高い地位を持ちますが,そのような財がない社会(たとえばネットコミュニティ)では,仲間うちでの「評判」がほぼ唯一の競争的成功の尺度になります.したがって,何をあげるか,どのような貢献をしたか,が社会的地位を向上させるための有力な手段になります.このような経済社会ないし文化を,贈与経済社会,ないし贈与の文化と呼びます.
すなわち,貢献者に対してよい評判を与えるための手段,たとえば成果物に対する貢献者としてのクレジットとか,いるかとか,を提供することが重要になります.また,その延長として,それらの評判資産が不当に失われないようにすること,誹謗中傷の排除(正しい批判もまた貢献ですので,線引きは難しいですが)や成果物からのクレジットの不当削除の防止なども,また重要になります.
回答ありがとうございます。
「評判」ですか、なるほどです。参加者の他者からの自己承認欲求のようなものを満たせるようにしておくことが大事ということでしょうか。山形氏のサイトをじっくり読んでみたいと思います。
新規性
ネットでのアクセス数はべき数の法則が成立します。
そのため既にあるサイトと同じものを公開しても誰も集まりません。
これまでにないものを公開することが重要です。
回答ありがとうございます。
>「新規性」
確かにWebでそういった活動をしている人達というのは新しい物好きで、エキサイティングであり、興奮できるものを求めていることが多いのかもしれないですね。
回答ありがとうございます。
まず、人数を集めること、フェアであることという所でしょうか。そして参加者のモチベーションを高めるものを適切に提供できるようになっていなければならないということでしょうか。