担当する路線、種別(特急、各駅停車など)によって運転の難易度が異なると思い、どういうものが難易度が比較的低く、どういうものが高いのか疑問を持ちました。
私の勝手な想像ですと、各駅停車は頻繁に停車があり、運転技術の巧拙でダイヤを守れるかどうかにけっこうばらつきが出るように思います。
特急は止まる駅が少ないので、ただ走らせていればよい(という言い方もどうかと思いますが(笑))ので、難易度は比較的低いのでしょうか。特急と言っても新幹線はまた別物でしょうか。
そのあたり鉄道会社ごとでももしかしたら考え方のちがいがあるかもしれませんが、詳しい方に回答をいただければと存じます。
よろしくお願い申し上げます。
あまり知識はないのですが、参考までに。
(僕の想像も含まれていますので、過信しないでください・・・間違っていることがありましたら、ポイント要りません)
JR職員の親戚の話を聞いていると、新人運転士は基本的に普通列車を乗務し、経験を積んでから特急などの優等列車を乗務するようです。
以外に思われるかもしれませんが、特急や急行は、特急券など、別途料金が必要な優等列車です。
運転に慣れない新人運転士が、衝撃を何度も与えて乗客を不快にさせるわけにはいかないのです。
また、特急は停車駅が少ないです。
それは、停車駅間を走る区間が多いということになります。
たとえば、A駅からB駅までの距離が10kmだとします。
すると、その間を80km/hで走るのと90km/hで走るのでは、かかる時間に違いが出ます。
なので、指導運転士がいるとはいえ、下手すると、ダイヤどおりに走れなくなります。
(単線区間だと、対向列車を待たせるときがあるので、1分の遅れでも、ほかの列車に影響が出る可能性もあるのです)
あと、日常的に100km/hといった早い速度で走るので、ブレーキをかけるタイミングが少し遅れただけで、オーバーランしてしまいます。
一方、普通列車は、停車駅が多いので、難しい停車技術を覚えるいい練習にもなり、多少衝撃があっても問題ないのでしょう。
速度も速くないので(関西の快速・新快速(最高速度120km/hまたは130km/h)といった例外はありますが)、停車も特急よりは多少簡単です。
新幹線はほとんど保安装置に従うだけなので、一見簡単に見えますが、空気抵抗ですぐに速度が落ちるので、マスコン(車でいうアクセル)をうまく調節したりする必要があります。
下手すると、すぐにダイヤどおりに走れなくなりますし。
ちなみに、入線速度は70km/h以下。停車位置手前で保安装置により強制的に30km/h以下まで減速されます。
ちなみに、運転で難しいのは、
以外に思われるかもしれませんが、単純に全速で加速し始めると、衝撃がすごいですので、うまく強くしていかないといけないのです。
いつもより高速で走るので、快適性・安心性・回復のバランスをうまく取る必要があります。
頻繁に強くしたり緩めたりすると揺れますし、時間と停車位置の優先バランスを取るのが難しいです。
(実際には、ダイヤは分単位ではなく、秒単位で決められていますので)
あたりだと思います。(たぶん)
基本的な技術は運転するまでに練習するので、そんなに技術差はないと思います。
その中で一つ挙げるとすれば都市部の電車では停車位置が厳しく決められているので
それに合わせることですが、慣れればたいしたことないとのことです。
路線毎に難易度が違うといわれる主なものは速度規制です。
JR西日本の事故でもありましたが、カーブや駅周辺では速度規制値が変わり、
それに対応する必要があります。これは上限だけでなく、ダイヤの関係上下限もあるわけです。
最も難しい路線として新幹線の新横浜-東京間が
ありますが、この区間だけで何十回も速度調節をしないといけません。ずれると
自らの編成だけでなく、後続の編成にもATSが作動してしまいます。
楽なのは複線の地方線特急(例えば東北本線)などが気楽でいいらしいです。
ありがとうございます。
各駅停車のが簡単で、特急のが難しいです。
駅毎に○○分に通過というのが定められていますしね。
ちなみに、山手線などは比較的簡単です。ATCが付いてますから。
ありがとうございます。
大体の答えが書かれているので、違う観点から。
どれくらいの路線数、距離を担当するかで変わるものもあると思います。
たとえば、小田急電鉄の運転士は、どの運転区に所属しても小田原本線も江ノ島線も多摩線も運転士しますし、VSEを除き、普通から特急まで運転します。
JR西日本の運転士さんのブログを見る(なくなってますが)と、大阪あたりの運転士さんは西明石から米原の山陽本線・東海道本線、大阪環状線、宝塚線、関西本線などあらゆる路線の優等列車を除くあらゆる種別の電車を運転しています。
阪急電鉄では、神戸、京都、宝塚のどれかしか運転していません。
運転士は、このカーブのスピードはいくつ、次のポイント通過のときはこう、という具合に線路の先にあるものをイメージしながら運転しているので、それを複数覚えるのは大変かと思います。かといって、変化が余りないのも困るものです。社員運用(人員確保)の観点から、JR西は広い範囲を運転させていると思いますが、それが路線の習熟度を弱め先の事故の遠因になっていたとしても不思議ではないと思います。担当する路線が短いとミスが少ないか?とまでは言いませんが。
ありがとうございます。
ちがう観点からありがとうございます。
私がいただきたかった回答のイメージに近いと感じました。
ご回答ありがとうございます。
ご回答ありがとうございます。
かなり具体的にお書きいただき自分でよくわかった気がします。
引き続き他の方からのご回答をお待ちいたします。
よろしくお願い申し上げます。