高コレステロールおよび高中性脂肪血症の人の食事について
http://www2.s-site-6.com/post_14.html
1.食品からのコレステロールを1日300ミリグラム以下に抑えます。鶏卵は、確かにコレステロールが高いですが、全体的に優れた栄養食品であることから1日1個程度は食べるようにします。
2.動物性脂肪を控えて植物油や魚を多めにすること、食物繊維を充分にとることを特に心がけます。
3.アルコールは控えめにします。
4.肥満の解消と、甘い糖類のとりすぎに特に注意します
まず、質問者がどこに勤務しているかで指導方法が違ってくると思うのですが、「患者」と書いてあるので病院での栄養指導と解釈して
書かせてもらいます。
脂質異常症(高中性脂肪血症を含めて)の栄養指導は脂質異常症における食事療法の基本(pdf)に書かれてわけですが、
第1段階(総摂取エネルギー,栄養素配分およびコレステロール摂取量の適正化)
1)総摂取エネルギーの適正化
2)栄養素配分の適正化
第2段階(病型別食事療法と適正な脂肪酸摂取)
2)高TG血症が持続する場合
・高TG血症に対する栄養管理
エネルギーの過剰摂取は体内での中性脂肪合成を亢進させるため,適正なエネルギー摂取をめざす。
また低脂肪食により食事由来の脂肪量を減らすことで血中トリグリセリド値の上昇を抑える。
http://www.kagakudojin.co.jp/library/seigo/c4717-05henko/c4717-1...
http://www.kagakudojin.co.jp/library/seigo/c4717-05henko/c4717-1...
患者に話す食事内容については 「バランスのよい食事」(第1段階)と「中性脂肪を上げるものを控える」(第2段階)の2点が重要となりますとなります。
・「バランスのよい食事」というのを説明するのはいろいろな方法があるので、自分が一番わかりやすく説明できるように
をあらかじめパターンを考えておくといいでしょう(これは他の脂質異常症や高尿酸値血症や糖尿病などの生活習慣病一般の指導にも有効です)
その上で病院でしたら医者から指導するエネルギーなどを指示されると思いますので、その数値をあてはめていけばいいかと思います。
・「中性脂肪を上げるものを控える」というのは、ただ甘いものやお酒を控えるようにというのではなく、患者に今現在の食事のどこに
中性脂肪を上げる要因があるのかをわかってもらうことが重要だと思います。
そのためには食事調査が必要なときがあるでしょう(自分に食事をみつめてもらうためにも)
そして患者本人が自分からできることを見つけて宣言してもらい実践してもらいます。
指導者はそれを後押しするようなアドバイスをして、患者のやる気を引き出すようにします。
最終的に患者が自分の病気を良くするには食事がとても重要なことだということがわかって、実際にやってもらうことが指導の意味なので、
いかに患者のやる気を引き出すかというのが指導をする人の大切な仕事だと思います。
食事指導内容のエッセンスは「自分が栄養指導された時どうだったらわかりやすく、やる気をだせるか」をよく考えて、
試行錯誤を繰り繰り返していけばそのうちわかってくるのでは、と思います。(あまり答えにならなくてすみません)
コメント(0件)