【歴史上の「陰謀論」でない陰謀】

うわ、これは圧倒的な。

ええと、一通り読んで分類してみました。

まず、陰謀の大部分は、少人数による陰謀なのですね。

＊捏造系

破壊工作があった！　　　　→開戦理由を得る

神託があった！　　　　　　→政治的優位を得る

クーデター計画があった！　→政敵の排除

叛乱計画があった！　　　　→民衆を扇動・異端者の排除

放火した！簒奪を狙った！　→政敵の追放（讒言）

＊秘密計画系

暗殺計画

王位簒奪

倒幕・クーデター（新帝の擁立を伴うことも）

　いずれにしても、自分にとって邪魔な相手を排除するのが目的ですね。

　問題を捏造して、それを口実に相手をけ落とすか、相手を排除するのは自分の力でやるんだけれど、その直前まで相手に気付かれないように隠蔽するのか。

「総裁ポストの持ち回り」というのも個人レベルではありますが……。

「陰謀」と言うより「裏切り」かなあ？

国民の立場から見ると陰謀とも言えますけど。

（江川事件は陰謀ではないような？）

次いで、国家レベルの陰謀。

非公開の同盟（参戦の約束など）

　他国の領土分割に関する協定

　とりあえずこのへんでしょうか。

（挙げられてませんが、モロトフ・リッベントロップ協定なんかもここに入るんでしょうか）

　国家や政府機関が絡むものでは、「七項目の覚え書き」とか「在日米軍裁判権放棄」とかは、分類するのも難しいですが、要するに他国政府や団体と密約を結んで、一般市民の利益をないがしろにしている、ということですね。

　あと、ポーランドにルブリン共産党政権が立った経緯なんかも、かなり陰謀めいているかも知れません。（「裏切り」に過ぎない……かな？）

　ううむ、しかしこうして見ると、国家が絡む陰謀はやっぱりスケールが大きいですね。

　陰謀論者に対して「それは陰謀論だ！」とか、むげに切り捨てるのが難しくなってきてしまいました。

（でも無根拠なのは切り捨てるけど）

　ありがとうございました。