a)取引の主体となる業者、又は組合
b)取引の主導権や、既得権などの有無
まずは一般的な流れについて
漁師
→組合(組合は市場へ出荷)
→卸売業者(セリを行う)
→仲卸業者/売買参加者(競った魚を市場内で卸売り)
→小売業者[魚屋/料理屋](購入した魚を消費者に小売り)
→消費者
次に、より具体的に「どのような業態の業者が関わるのか」「その間の取引の主導権、既得権」などの力関係はどのようなものか、についてですが、こちらの書籍が参考になるかと思います。時代的にはやや古く、戦後の漁業をめぐる業界の力関係を背景にしたフィクションですが、その業界の流れを知るには格好の書ではないかと。
ちなみに以下で読めるようですので、一部を知りたいだけであれば購入の必要はないかと思います。
http://homepage3.nifty.com/tokyoworks/Japanese/Genso/Jcontents.h...
内容を一部紹介(16章「水産界のバブル」より引用)
まず、水産業界で大きな力を持つ業態はつぎの5つに代表されるのだ。すなわち①総合商社の水産部、あるいはその子会社。②荷受会社。③母船会社。④有力水産加工会社。⑤道漁連や全国水産加工協同組合連合会(全水加工連)などの団体、である。
……
先程の①~⑤の業態と比べて、かなり水を開けられた形で、有力仲卸人、水産専門商社、水産ブロ-カ-などが力を持っている。
これらのなかのいずれかの特定企業や団体が、魚種と時代に応じて、相場のリ-ダ-として、激しく入れ替わりながら、栄枯盛衰の構図をなしているのが水産業界なのだ。では、構図内での具体的な力関係はどうなのだろう。……(以下実名を含むこともあり省略)……
小説として読めるとはありがたいですね。
なんだか何年も前の流通形態を紹介されているようで。
昔は#a1、#a2で良かったのですが、現在はかなり違ってきているようですね。小売が変わったことの影響が大きいようです。
確かに現在もいわゆる魚屋さんという存在がなくなったわけではありませんが、スーパーなどの大手流通業者が仕入れるのには向いていないというのが実際で、4定(定量・定質・定価(低価)・定時)を実現できませんからね。
大体マグロですらEDIで取引されるのが現状ですから。
ありがとうございます。
熟読してみます。
水産物の流通システム
http://kaiseki.ori.u-tokyo.ac.jp/~katukawa/blog/2008/06/post_359...
水産物流通
http://www.shinkokai.co.jp/uogashi/ryutu.html
水産物流通
http://209.85.175.104/search?q=cache:qSSlGms57v4J:kagoshima.suig...
以上はいかがでしょうか。
ありがとうございます。
ありがとうございます。